2004.04.12

みのちゃんのココログ妖怪ハンター(ーその6ー)

ついに真の姿を現したみのちゃんの野望!!おそるべきみのちゃんワールドの最後の扉が今、開く!!

「この“完全に攻性の組織”を仮にオメガと名付けます」

みのちゃんのメガネがキラリと光った気がした。

「目的は、プロファイリングの結果、B級及びA級妖怪(系管理人)の被害が、甚大であるという場合に、彼らに対してあらゆる手段をつかって、心理攻撃を加え、被害を、それ以上拡大しないようにする。場合によっては、彼らのココログを閉鎖に追い込みます」

みのちゃんは静かに語り続ける。

「まず、スタッフですが、これは普通のスタッフではダメだと思います。妖怪(系管理人)に同情してしまうかもしれないからです。従い、オメガのスタッフは、妖怪プロファイリングの結果、妖怪(系管理人)により、自分のココログを閉鎖したくなるくらいの被害を受けている被害者から、選ぼうと思うのです。被害を受けている管理人を、トラックバックでオメガチーム独自のダミーブログに誘導する。或いはメールアドレスがあれば、それを通じて、妖怪ハンター機関から直接コンタクトをとってもいいです。」

「なるほど。妖怪系管理人に恨みがあるから、協力してくれやすいし、妖怪系管理人への攻撃もためらわないってことだね」僕は、思わず乗り気になって言った。

「そうです。僕はこの方式を“妖怪ハンター一本釣り”と名付けようと思います」


君は日本赤軍か?


「さらに、オメガチームは積極的に妖怪(系管理人)をかり出します。まず、オメガチームのダミーブログにメールボックスを設置して、一般の人から、妖怪(系管理人)情報を集めます」

なるほど。情報収集するわけだ。


「僕はこれを“妖怪ポスト”と名付けようかと思っています」


みのちゃんの鬼太郎姿を僕は想像した。うっ・・・妖怪が妖怪を・・・・

「それだけではありません。プロファイリングセクションと協力すれば、ネコに対するマタタビみたいに妖怪(系管理人)が寄って来やすいココログのパターンがわかるはずです。たとえば、弱った感じの女性管理人が運営しているココログとかです。オメガチームは、このデーターをもとに妖怪をおびきよせるココログサイトを立ち上げます」

もしやそれは・・・・

「妖怪囮捜査です」

やっぱり・・・・・


「でもさあ、肝心の攻撃方法はどうするのさ」僕は聞いてみた。

「大丈夫。ちゃんと考えてあります。まず、B級妖怪は打たれ弱いので、コメント欄から、彼のコメントだけ、スッパリ削除してやれば、状況を理解して引きこもり、一件落着となるはずです」

なるほど。それは一理あるな。

「あと、最近ココログにはアクセス解析機能がつきましたよね。それを利用してウイルスサイトや、スパイウエアサイトから、彼らのココログに出撃するのは?彼らのパソコンに物理的に攻撃をかける事が可能です」

「でもさ、ココログのアクセス解析は、3件以上ないとリンク元が表示されないって書いてあったよ」

「三件・・・・」みのちゃんのメガネがキラリとひかった

「きめましたよ円さん。まず、あのヒトをオメガチームに引き抜きましょう。そう、真夜中の暴君、“魔人ケンチ”さんです」


いや・・・それは・・・


「そして、ケンチさんと、僕と円さんで、同じウイルスサイトから、目標となる妖怪(系管理人)のココログに出撃するんです!!だいたい妖怪(系管理人)のココログは閲覧者が少ないのが普通ですから、必ず「どんなサイトだ?」と見ますよ!!そしたらウイルスでイチコロです!!」


まあ、ウイルス対策に疎ければだけど・・・


「決めました!!僕はこの攻撃をジェット・ストリーム・アタックと名付けます!!」

(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)

「あとね、円さんにだけ教えておきたい、必殺の攻撃技があるんです」

「な、なに?」僕はみのちゃんの半端でない迫力に正直気圧されていた。

「ききたいですか?」

「・・・・・・」

「ロード・オブ・ザ・リングですよ。しかも3。死霊戦士軍団の召還です」

まさか・・・あれじゃないよね?みのちゃん

「さすがですね。そうXXXXXXX、XXXXXXXX、XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX、XXXXXXX、XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX、XXXXXXXXXXXX」(文字化けではありません。この技は禁断の為表記できません)

「ダメだって!!その技は、私が知る範囲でも召還率100%なんだから!!しかも誰でもできる上、同じ技で返される危険もあるし、そんな技の使用が知られたら、ココログ全体が、とんでもない混乱に巻き込まれるぞ!!」

僕は「滝沢」にいることも一瞬忘れて大きな声を出してしまった。

「だから円さんだけです。僕だって常識ありますから。これはオメガチームの秘奥義とします」
みのちゃんは冷静に言った。

「まあ、ここまでの事は全部このフロッピーにテキストで入れてあります。で、僕たちのココログ妖怪ハンターが、順調に機能できるよう、円さんにお願いがあるんです」

「なにさ」僕は結構不機嫌になっていた。

「このフロッピーの内容を、円さんのB型悪魔系にupして欲しいんです。それで、このココログにトラックバックかけて欲しいんですよ」

furukawa.cocolog-nifty.com/blog/

「?」

「どうです?」


「あのね、みのちゃん」


「はい?」


「このココログは、誰のブログだか、知ってて言ってるわけ?」

「さすがですね。知ってましたか円さん」

「知ってるよ!!ニフティの社長の古河さんのココログだろっ!!こんなところに、なんでトラックバックかけるんだよ!!」


「円さんともあろうものが何を臆しているんですか。ココログ妖怪ハンターはココログの平和を守る為のものなんですよ?ココログサービスやってるニフティの社長に企画みてもらって、どこが悪いんです。古河さんが気に入って、ココログ妖怪ハンター機関をニフティ直属の機関にしてくれるかもしれないじゃないですか。そうしたら、運営費用もニフティからでるし、ヒーリングセクションも優秀なカウンセラー雇えますよ。オメガチームも優秀なハッカーやとって、スパイウエアの開発すればジェット・ストリーム・アタックで、完璧に妖怪(系管理人)の監視ができます。今や、PCは、“第二の心”なんです。いや、“心の物理的コピー”といってもいいくらいです。うまくいけば我々にとっても、ココログにとっても、ニフティにとっても、将来犯罪を起こしてしまうかもしれない妖怪(系管理人)にとっても、最高じゃないですか!!うまくいかなくても、古河さんに笑われるか、無視されるだけですよ。いいじゃないですか。知らないヒトにさげすまれようが笑われようが、関係ないですよ!!」


真っ白だよ。みのちゃん。


僕の頭の中は真っ白だ。


何も考えられないくらい真っ白だよ。

あまりに壮大すぎるプランだった。なんたって「ニフティ直属機関 ココログ妖怪ハンター」なのだ。しかも、みのちゃんの理屈はそれなりに正しいような気もする。

いつしかみのちゃんは「滝沢」のテーブルに肘をつき、手を口の前で組んでいた。メガネのフチがキラリとひかった

「円さん。やりましょうよ。妖怪ハンターシステムが完成すれば、需要は世界中に存在します。僕と一緒に電脳ワールドの新しい歴史をつくりましょう。伝説の傭兵部隊、ワイルドギースを越える伝説を、僕たちの力で、電脳世界に築きあげましょう!!」


「考えさせてくれ・・・・」

僕はそれだけ言うのが精一杯だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから3週間。僕はあえてこの問題を無視していた。僕にも個人的に、いろいろと頭を悩ます事があるわけで。だが、こうしてこのブログを書いていると、携帯がふるえた。みのちゃんからだ。


「円さん。例の計画は検討してもらえましたか?まあ、古河さんにトラックバックをかけるというのは、当面やらなくていいですよ。やっぱ実績つけてからでないと。とりあえず出来るところからはじめましょう。」

まだ、あきらめていなかったのかっ!!みのちゃん!!


「僕、ダミーブログの名前考えたんです。「ココログ妖怪ハンター 鬼武者が往く!!」っていうんです。僕はジャックで、ジャン=レノですが、円さんは明智左馬介=金城武でいいですよ。中国語話せるし。ケンチさんが参加表明してきたら松田優作の役あげましょうよ。どうです?とりあえず二人ではじめましょう。ココログ妖怪ハンター」

(-_-;)


あのね。みのちゃん。この場を借りて言っておく。やらないから。ココログ妖怪ハンター。


とってもおもしろい企画だと思うけど、僕はやらないんで。僕は明日から入院なんで、やりたければ君だけでやるように。じゃあねっ!!


「みのちゃんのココログ妖怪ハンター」END

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みのちゃんのココログ妖怪ハンター(ーその5ー)

ココログ世界を動乱に巻き込む恐怖の秘密結社誕生?!水が流れ、未亡人のウエイトレス(「滝沢」都市伝説による)がひっそり佇む、都会のオアシス「談話室 滝沢」でみのちゃんの野望が、今、明らかに!!

書類の束は二部あった。みのちゃんは、一部をフロッピーディスクごと僕にわたすと、もう一部を自分でひらいた。僕は、自分の目の前におかれた書類の表紙を見ていた。おどろおどろしい字で「秘密結社 ココログ妖怪ハンター機関組織図」とかかれている。

「どうしたんですか?円さん。1ページ目から説明します」
そう言うみのちゃんの目は真剣だ。こんな書類をいったい、いつ?っていうか、なんでこんなことの為に、みのちゃんは真剣そのものなのだろうか?

「いいですか?ココログ妖怪ハンター機関は、ココログ妖怪(系管理人)管理委員会を頂点として、下に、二つの部門を設置します。一つはココログ妖怪プロファイラー。これには一級、二級、三級。そして特級があります。ココログの新着情報などから、気になるココログに調査に向かい、そこの管理人のプロファイリングをおこないます。」

なるほど。

「人間の場合は、サイト名と人間であることを、妖怪(系管理人)管理委員会に報告をして終了です。しかし、妖怪であると考えられる場合、管理委員会は、上位のプロファイラーを派遣することとなります。そしてこの妖怪(系管理人)をプロファイリングするだけではなく、この妖怪(系管理人)のトラックバックや、コメントをたどり、周辺に妖怪(系管理人)や、被害者がいないか確認をとります。そうして収集された妖怪(系管理人)情報、被害者情報は管理委員会に送られ、ココログ妖怪(系管理人)相関図が作成されるのです

そっか。でも、一体なんの為に・・・・・

「円さんらしくないですね。某巨大掲示板を出発点としておこった、数々の事件は知っているでしょう?あの場合、匿名掲示板なので、現実におこりうる犯罪を止めるのは、現実問題として不可能です。書き込んだ人物の、背景がわかりませんから、冗談なのか?本気か?すらわかりません」

そりゃそうだ。

「しかし、ココログをはじめ、ブログワールドでは、コメントをつける人間自体が、管理人でありうる可能性が大です。つまり妖怪(系管理人)プロファイリングにより、対象者の背景が、明確にできるんです。これは、犯罪予備軍を事前に察知する唯一の手段です。みんなの平和なココログから、犯罪者を出さない為にも必要なんです。もちろんここでいう、犯罪とは、殺人や暴行といった事に限りません。近年増えているドメスティック・バイオレンス。これは家庭内でおこり、密かに処理できるだけに、妖怪プロファイリングが、事件を察知する数少ない方法の一つになりえます」

まあ、そういう人が、ブログ書いていればだけど。

「そしてココログ妖怪プロファイラーにつづく、もう一つのセクション。それがココログ妖怪ヒーラーです」

ココログ妖怪ヒーラー!!なんだっ!!それはっ!!

「円さんは、まさか僕が悪趣味に、気の毒な管理人を“妖怪”よばわりして楽しむだけの人間と思っていた訳ではないでしょうね?」

みのちゃんは、真剣な目で、僕をにらんだ。

「ココログ妖怪ハンター機関は、そこいらのいじめっ子達の、ネット版とは違うんです。21世紀における、社会の病巣はまずネット上に現れる。それがココログ妖怪ハンター機関の基本となる考えです。そして、その社会的病巣が、現実に移ってくる前に、その病巣をたたく。妖怪がバーチャル世界から、現実の世界にうつってくる直前で、たたくことにより、現実世界の平和を守る。これがココログ妖怪ハンター機関の存在意義なのです。」

なんか凄いかも。マジなんだね みのちゃん。

「妖怪プロファイラーによりピックアップされた妖怪(系管理人)は彼等自身のブログを通じて、我々ココログ妖怪ハンター機関の監視下におかれます。しかし、妖怪(系管理人)といえども、生まれた時から妖怪(系管理人)ではなかったはずです。僕の会社の同僚のように、C級妖怪でも、暖かい人間の心に触れることにより、ヒトの心を取り戻し、半妖になることだってあるんです」

お姉さんの会社のヒトじゃなかったっけなあ?C級妖怪系管理人の彼女は・・・それに半妖って・・・犬夜叉かっ?

「そのために創設されたのが、妖怪ヒーラーセクションです。このセクションでは、妖怪(系管理人)に襲撃されたココログの管理人さんをトラックバック機能やコメント欄を通じて、励まし、癒すと同時に、妖怪そのものに対しても、同様の手口でヒーリングをおこないます。危険な、心のすさんだ、妖怪(系管理人)を見つけ出すだけが妖怪ハンター機関ではなく、妖怪を癒し、まっとうな人間に戻すのも妖怪ハンター機関の役割なのです

そうか。なんかとってもいい秘密結社に思えてきたぞ。ココログ妖怪ハンター機関!!

「さすがですね。」

みのちゃんは、ちょっと嬉しそうな顔になった。

「円さんならわかってくれると思いましたよ。でもね、ココログ妖怪ハンター機関には、実はもう一つセクションをつくろうと思っているんです」

はあ・・・・

「ヒーリング、とりわけ妖怪(系管理人)のヒーリングには、多大な時間がかかると思うんです。プロのカウンセラーなんかがいれば、多少の短縮はできるでしょうが、おそらく当初は、どっかの大学の心理学科の協力を頼み、カウンセラー志願者の援助を求める程度しかできないでしょうから。」

大学の協力まで求めるのかっ?ココログ妖怪ハンター機関!!

「それに一回のカウンセリングで、まっとうになることなんてありえないのに、トラックバックや、コメント欄でのアドバイスで人間に戻れる訳がありません。そこで円さんに相談なんです。やはりココログ妖怪ハンター機関は、プロファイリングセクションと、ヒーリングセクションだけでなく、当面のB級、A級妖怪(系管理人)の動きを止めるために、“完全に攻性の組織”をもつ必要があると思うんです。真のココログ妖怪ハンター機関とも言える、CIAの「黒組」のようなセクションです。円さん好きでしょう?“完全に攻性の組織”」

結局それかいっ!!

(To be continue.Uploads soon!!)

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2004.04.05

みのちゃんのココログ妖怪ハンター(その3)

緑の魔境といわれるアマゾンのジャングルを思わせる、B級妖怪(系管理人)ラオウ”のココログ・・・
そこで僕等が見たものとは・・・・


「すっごいサイトだな」PCの音量をミュートに切り替えて、緑の魔境を思わせる画面を見て、僕はつぶやいた。緑の木の葉がぎっちりつまった背景に、黒で「裸体の王国」。本文部分では、文字が見にくくて、何が書いてあるのか、判断に苦しみそうだ。

というか、この中に、例の句読点なしの文章が、ひたすら書き込まれていたら、それは密林の木々の声なきつぶやきのような気もする。

「ブウウ~ブウウ~」携帯のバイブレーションが机の上で音をたてた。

『これが“ラオウ”の潜む「裸体の王国」です。緑の魔境みたいでしょ?』

確かに・・・
C級妖怪系管理人の女の子は、自分のココログにつけられたコメントからこの「裸体の王国」に跳んだのだろうか?きっと呆然としたに違いない。

僕でも背筋にゾゾッと来る物を感じる。はっきりいって、電車のなかで、訳のわからないことを、ずっとつぶやいている人みたいに怖い。

「じゃあ、これから、なんでラオウがB級妖怪(系管理人)なのか説明します。あ、PCの音声はミュートにした方がいいですよ。このサイトには、催眠効果があります。円さんなら、諸星大二郎の『暗黒神話』は知ってますよね?あのなかの福岡の古墳にしかけられていた自動催眠装置とおなじようなシステムが隠されているんです。注意して、本文のプロファイリングにかかってください」

いや、いくらなんでも、それはないだろ?まあ、雰囲気を盛り上げたいのはわかるけど・・・・

恐ろしく字が読みづらい本文を読んで、まず、気が付いたのは、意外にも句読点をちゃんと打っているということだった。

「句読点をちゃんと打ってるね」僕はみのちゃんにメールした。

「円さん。それこそが、普段ヤツが人の姿をして隠れている証です。普段は普通の人のように振るまえるが、獲物を見いだすと理性がふっとび、句読点が打てなくなるのです。」

そうか・・・・凄いな みのちゃん。君の想像力は・・・

本文を読むと、ラオウに関してはかなりの事がわかった。ラオウは芸術家である。いや、芸術家を目指している。でもけっこういい年らしい。つまり本人的には芸術家を目指して苦悩する高尚な人間という位置づけだが、世間一般の常識では、いい年ぶっこいて、定職にもつかず、フリーターでもなく「アーティストになりたいなあ~」とひたすら思っている、おっさんのプーである。

内容は、見る人を一切意識してない、ひたすら心の内面をつづるような内容だ。
文章は長く、きっちり自分の考えができて書いている訳ではないので、文の途中で何がいいたいのか、読んでいる方はまったくわからなくなる。これでは句読点がついていても、あまり意味はないかも。っていうか、意味がない。はっきりいって。

「この本文からわかるのはそれくらいでしょう。ではコメントにうつってください」

みのちゃんの要請にしたがい、僕はコメントをさがした。でも一つもついてないんだけど?

「ありますよ。ちゃんとみてください」

あ、あった。コメント2。僕はコメント欄を開いた。

そこにはラオウが通っていると思われるココログの女性管理人からのコメントがあった。

彼女がA級妖怪系管理人なのか?

「スゴいサイトですね。芸術家を目指しているんですね。お元気で」

ん?

なんか、素っ気ないというか、ラオウ嫌われているんでは?(当然だけど)

だが、ラオウはそんなことは、まったく感じていないようだった。

「おおっ!!遊びに来てくれてありがとう。僕も頑張っているよ!!また遊びにいくからね!!」

(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)

「今コメント欄見たけど、この女性のココログに跳んでみていいかな?」

僕はみのちゃんに聞いた。

「やはりそう来ましたか(ニヤリ)跳んで下さい。そして彼女もプロファイリングしてください」

僕は彼女のココログへと跳んだ。ラオウのサイトとは違い、すっきりとした、やや憂鬱な感じのサイトだった。読んでみるとお父さんが死んでココログをはじめたらしい。だが僕のセンサーは何も反応しない。

人間だ。彼女は人間だ!!

「その通りです円さん。彼女は人間です。多少鬱が入ってますが、妖怪(系管理人)ではありません。次にコメント欄を見てくれますか?ラオウのコメントがはいってますから。そこに僕が、ラオウをB級妖怪(系管理人)と断定した理由があります

僕はコメント欄を見た。ラオウが例のごとく毎日のようにコメントを入れている。初回だけ彼女は「はじめまして。コメントありがとう」とつけているが、そのあとはずっとノーコメントだ。するとラオウのコメントが数日とぎれていた。

どうしたんだ?ラオウ?

と、突然「久しぶり!!元気?しばらくコメントなくてびっくりした?それとも懐かしい?」とラオウのコメントが!!

「全然懐かしくないです(>_<)」

それが彼女のコメントだった。当然だけど。そのあと、ラオウのコメントはなかった。これか?

『その通りです。ラオウは自分がコメントつけないでいたら、彼女が自分のココログに来て、コメント入れてくれたので、大喜びで、彼女のココログにいって「懐かしい?」とやったら「全然!!」と言われた。当然ですけど。その数日後、ラオウは「自分はダメだ」という内容の日記をつけています。つまりですね、ラオウは打たれ弱いんです。ココログをさまよい歩いて、低位の妖怪系管理人や、弱っている人間のココログにコメントをつけて、喰らおうとしますが、反撃されるとしっぽを巻いて逃げてしまう。それがB級妖怪(系管理人)の証です

ってことはA級となると・・・・

「まだ存在を確認されていませんが、当然、人間や、低位の妖怪系管理人が反撃すると、負けずに反撃してくるはずです。羅生門の鬼のように、腕を切り落とされると取り戻しにやってくる妖怪(系管理人)。それがA級妖怪(系管理人)です!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「円さん。僕の考えているココログ妖怪ハンター機関がどういうものか、大体わかったでしょう?」

「はあ・・・・」

「ココログには、コメントやトラックバックという機能があります。B級や、A級の妖怪(系管理人)は、これを利用して、弱った人間やC級妖怪(系管理人)に攻撃を仕掛けてきます。ココログ妖怪ハンターはこれを利用して、妖怪(系管理人)をつきとめます。ココログ妖怪法則が正しければ、芋づる式に妖怪をキャッチすることができるはずです。そしてココログ内の“妖怪(系管理人)相関図”を作成するのです。どう思います?」

ココログ妖怪(系管理人)相関図・・・・・・

まあ、そういう楽しみ方(?)も・・・・・・あるかな?

「楽しみ方でもあるんですが、これは日記ブログ流行の時代のインフラなんです。誰もが安心して日記ブログをやれるようにするには、ココログ妖怪ハンターが絶対必要なんです!!」

でもねえ、みのちゃん。相関図を作成するだけじゃ、安全は守れないと思うよ。

「そこで円さんに見せたいものがあるんですよ。見てくれますよね?」

えっ?えっ?

「僕は寝ないでこれを作ったんです。いつ見てくれますか?円さん。いつなら時間とってくれますか!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
数日後。

僕たちは、僕のお気に入りの喫茶店「談話室 滝沢」にいた。
ドリンク類は一杯千円なのだが、都会の地下に広がるゆったりした大人の空間を味わえる。話が長引いても、気にする必要がない談話空間。それが「談話室 滝沢」。

ウエイトレスのお姉さんが僕の注文した紅茶と、ケーキセットをもってきてくれた。
このお姉さんも、滝沢の都市伝説のごとく、未亡人なのだろうか?
ああ、大好きだ滝沢。一度でいいから滝沢のウエイトレスさんと付き合ってみたい。

久しぶりの滝沢ドリームにひたりきる僕の前にいるのは、当然のごとくみのちゃんだ。久しぶりにあうのだが、相変わらず肌は白く唇が赤い。

みのちゃんと滝沢。限りなくミスマッチかも。多分一生忘れないな。みのちゃんと二人で滝沢いったっていうのは。

でも、ここなら、みのちゃんと二人でいるところを知り合いに見られることはないはず。滝沢には、周囲の客を気にするような客もこないし。

「なんですか?」カリマーのザックをガサゴソとやりはじめたみのちゃんを見て、思わずザックの中身をのぞこうとした僕に、みのちゃんがいった。

「いや、ははは。最近はどんなものがはいってるかなあ~と思って」

みのちゃんはムッとした

「それカリマーのARだよね。さすがみのちゃん。いいよねそれ」
僕は、とりあえずみのちゃんのザックを誉めた

「さすがですね。わかりますか?」

「うん。俺ももってるよ。古いモデルだけど。それは2003モデルでしょ?」

「そうです。僕のお気に入りです」

機嫌がよくなったようだ。僕はちょっとだけ安心した。

だが、安心なんかしてはいけなかったのだ。


「今日、円さんに見て欲しいのはこれです」

みのちゃんが僕に渡したのは、ホチキスでとじられた書類と、一枚のフロッピーディスクだった。

そしてその書類の表紙に書いてあったのは・・・・

「秘密結社 ココログ妖怪ハンター機関 組織図」

都会のオアシス空間「滝沢」での、僕の悪夢がはじまった瞬間だった・・・・

(To be continue)

NEXT 「みのちゃんのココログ妖怪ハンター(最終回)」
Uploads on coming monday!!
see you (^_-)


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前回、今回には、固有のサイト名及びニックネーム
がでてきます。しかし、これらの固有名詞は現時点
(2004年3月29日午前9時30分)でココログ内に
確認されておらず、完全に架空のものです。
以後同名のサイト及びニックネームが使用されても、
当方及び、この記事には、一切関係ないことを、ここ
に明記させていただきます。          円海

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2004.03.29

みのちゃんのココログ妖怪ハンター(その2)

みんなの平和なココログに潜む巨大な闇(?)ココログ妖怪系管理人。
21世紀の病める日本の縮図が、このバーチャルワールドにも?
不思議系友人みのちゃんの追撃はつづく!!

僕はみのちゃんの言うところの、C級妖怪系管理人のコメント欄を、新しいところから開いていった。

毎回4~5件のコメントがあり、どれも友達からのたわいのないコメントのようだ。
「風邪、早くなおしてくださいね」
「ありがとう」

「指を切ったんですか。そそっかしいですね」
「テヘッ!!気をつけま~す」(なんかかわいいかも)

だがその中に、毎回一件、なが~いコメントがあった。

「指をきったんですかいや~いたそうだなあ~ぼくがゆびを最後にきったのは13年前ですあのときもやっぱいたかったもんなあ(以下8行省略)」

こんな調子だが、まあ、友達同士、別に気にする事はない。
僕はどんどん日付をさかのぼり読んでいった。
そしてココログ開始から二日目の日記にたどり着いた。

すると・・・・・

「こんにちははじめましてびっくりした?ステキなサイト名
なのでコメントしてみました」

?????????

友達じゃないのか?

それは例の、長いコメントの主だった。

その名も「裸体に扇のお調子者」

ピピピピピ!!ピピピピピ!!

痛い!!痛いよお~!!僕の松果体がうずきまくっているよお~!!

僕はみのちゃんに、メールを送った。

『最初友達からのコメントってことで、別にかわった事ないと思ってたけれども、この「裸体に扇のお調子者」ってニックネームの人。この女の子の友達でも、なんでもないみたいですね。そう考えると、文章はそんな雰囲気でもないけど、ニックネームそのものが、セクハラチックな気がします。』

皆さんが女性なら考えてほしい。ある日、自分の日記ブログに「裸体に扇のお調子者」とか「ふんどし一丁男の証」とかいうペンネームの見も知らぬ男性がコメントつけてきたら?

男性なら、「血まみれタンポン」とか「赤いはんぺん」とかいうペンネームの人がコメントつけてきたら?

僕ならイヤだっ!!絶対イヤ!!

ブ~ッ ブ~ッ

いつもバイブレーションにしている、僕の携帯が、机の上でうなりをあげた。

みのちゃんからだ!!

「さすがは円さんです。やっぱり気が付きましたか・・・やっぱり僕が見込んだ一級プロファイラーだけの事はある!!彼が我々妖怪ハンターが最初に見つけた、危険度の高い妖怪(系管理人)。B級妖怪(系管理人)コードネーム「ラオウ」ですっ!!」

YOU ARE SHOCK!!

クリスタル・キングが歌う「北斗の拳」の主題歌が、僕の頭の中にいきなり響いた!!

「B級妖怪系管理人 ラオウ!!」

それは「体にのお調子者」というニックネームだからか?

「その通りです。「裸体のお調子者」略してラオウ。これ以外のコードネームありますか?」

僕は「北斗の拳」では、雲のジュウザの次にラオウが好きなのだが、そういわれると、確かにコードネームをつけるとしたら「ラオウ」かもしれない・・・・・

「このラオウの場合、書いていることはギリギリまともです。でもニックネームがセクハラチックなのと、何よりも、コイツ(みのちゃんの分際で他人をコイツ?)の文章には句読点がないっ!!これが妖怪(系管理人)の証です!!

た、たしかに・・・・正常な知性をもっているなら句点を省略しても、読点くらいは・・・・漢字はかけてるし・・・

「でも、なんでB級?この女の子のココログ、10日分書いたきりで、二週間前から、更新されてないよね?これって“ラオウ”に立て続けにコメント入れられて、怖くなっちゃったんで、やめちゃったんじゃないの?立派に人様の迷惑になってると思うけど・・・」

『くうっ!!。円さん!!あなたは本当に素晴らしいプロファイラーだ!!僕も最初は「来たぜ!!A級ど真ん中!!」って思ってたんです。でも、一応姉に「この裸体に扇のお調子者ってセクハラチックじゃない?」って言ってみたんですよ。そうしたら姉が「気にならなかったけど、そういわれてみれば、そうねえ~。」っていうので、円さん同様「このコメントがイヤでやめちゃったんじゃないかなあ?」って聞いたら、「そうかもねえ」っていうんです。で、「姉さん、この子に聞いてみてよ」って頼んだんですよ。もちろん最初姉は「ええっ!!」って言って嫌がりました。なんたって会社の問題児だし、C級といえども妖怪(系管理人)ですからね。僕たち特殊能力を持った妖怪ハンターならともかく、パンピーの人間にとっては、接触するだけでも危険なんです』

そんな、接触するだけで、危険だなんて・・・・

それよりも、僕達って・・・・しかも妖怪ハンター?

『でも、僕が必死に頼んだので姉も渋々引き受けてくれました。その為に僕、姉が買ってる「LALA」と「花とゆめ」を三ヶ月分払ってあげることになったんですけど。で、姉は彼女に「ねえ、最近インターネットの日記やめちゃったみたいだけど、どうしたの?うちの弟がなんか、“裸体に扇のお調子者”っていう人のコメントが怖いからじゃないかな?って言っていたんだけど」って聞いてくれたんです』

LALA?花とゆめ?

『そうしたら、彼女、いきなり目をウルウルさせたと思ったら、泣き出しちゃったそうなんですよ!!「そうなんです!!せっかく自分のHPもてたと思ったらいきなり変な名前の人がやってきて毎回コメントいれるし。しかも句読点がまったくないんですよ?村上龍の小説に出てくるちょっと頭のおかしい人みたいじゃないですか!!私、もうこわくてこわくて・・・」いきなり泣き出したので周囲の人が、姉が彼女の事いじめてるのか?って顔で見たそうです。「私、すっごい恥かいちゃったんだからね」って言われて、僕、結局、4ヶ月分のLALAと花ゆめ代払わさせられる事になったんですけど。』

はあ・・・

「あ、すいません。それでですね、何故ラオウがA級妖怪でなくてB級なのか説明する前に、我々妖怪ハンターの間で確認しておきたいことがあるんです。」

「何?」

このさい、「我々」と「妖怪ハンター」に関しては、先送りにすることにした。

「それは、この一件からみて、二つの法則が導かれると言うことです。」

法則・・・・

「ココログ妖怪(系管理人)法則その1!!」

ココログ妖怪法則?!

「妖怪(系管理人)のココログは、妖怪(系管理人)を呼ぶ!!」

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

「ココログ妖怪(系管理人)法則その2!!」

まだあるのかっ!!

「上級妖怪(系管理人)は下級妖怪(系管理人)をコメント欄を利用して喰らう!!」

(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)

「どうですかっ!!円さん!!凄いでしょ?ヤツ等の行動には法則性があるんです!!これは僕たち妖怪ハンターにとっては、極めて重要な事です!!それではこれから、ラオウがどうしてB級なのかを説明します!!ラオウのコメントのところの“裸体に扇のお調子者”ってところをクリックして下さい!!そうしたら、ラオウのココログに跳ぶ事ができます!!」

僕は「裸体に扇のお調子者」をクリックした。

するといきなり部屋中に「パオ~ン(ゾウ?!)ウキキキキ(サル?)ギャ~(恐竜?)」などという動物の鳴き声のようなものが響いた!!

何事かっ?!

そして僕の目の前に現れたのは・・・・・


『裸体の王国』!!


それこそが、コッポラの『地獄の黙示録』を思わせる、深い緑を基調にしながらも、何故か毒々しさを感じさせる、妙にショッキング且つカラフルな“ラオウ”のココログなのだった!!

みのちゃん!!これでもヤツは、B級妖怪なのかあ~っ?!

(To be continue)

NEXT 「みのちゃんの妖怪ココログハンター(その3)」
Uploads on coming monday!!
see you (^_-)

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今回、次回には、固有のサイト名及びニックネーム
がでてきます。しかし、これらの固有名詞は現時点
(2004年3月29日午前9時30分)でココログ内に
確認されておらず、完全に架空のものです。
以後同名のサイト及びニックネームが使用されても、
当方及び、この記事には、一切関係ないことを、ここ
に明記させていただきます。          円海


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2004.03.22

みのちゃんのココログ妖怪ハンター(その1)

時は流れ今。不思議君なみのちゃんの、ココログの平和を守る為(?)の独断と偏見に満ちた不思議ワールドが花開く!!

時は流れ、サトシ君は結婚し、真夜中の暴君も以前のような
破天荒さはなくなった。

今では、みのちゃんとも、年末の忘年会の時に顔を合わせる
くらいだが、月に一度くらいはメールをくれる。

あまり話すのが得意ではないみのちゃんだが、メール
ではなかなか饒舌だ。みのちゃんは、サバイバリスト
にあこがれ、格闘技マニアで、ミリタリーマニアなのだ
そうだ。

言うことも微妙にきつい。

「武蔵ダメですね。あんな武術の武の字も知らないような、
でかいだけの素人にやられちゃって。ルール違反だから、
K-1ファイターとしては、あとで怒ってもいいんでしょうが、
武蔵はK-1ファイターである以前に、武人であるべきだと
おもいます。怒る前に、素人にぶちのめされてしまう、武人
としての自分の至らなさを反省できないと、ダメでしょう」

K-1で武蔵がモンターニャ・シウバに反則でやられた
時のメールだ。まあ、確かに一理あると思うが、武蔵に
デコピンされただけでノックアウト確実な、みのちゃんに、
そんなこと言われたのを知ったら、武蔵も怒ると思うぞ。

「円さんまた入院ですか?一昨年は十二指腸潰瘍に
心臓カテーテル検査。去年は耳下腺腫瘍の手術。
今度は膵炎ですか?どの病気も関連性がまったくなくて、
呪われてるとしか思えないですね。でも、そんな自覚が
まったくなく、自分の不幸をネタにして世の中の笑いを取る
のは流石です。でも呪ってる人は救われませんね。
きっとこれからも、ますます激しい呪いをかけてくるんで
しょうね」

自覚がまったくない?あるよ!!最近は、毎日伊吹薬草堂の
御祈祷済み薬草湯はいってるんだいっ!!

そんなみのちゃんが、ある日携帯にメールをしてきた。
ヒマならネットに接続したPCの前でまってて欲しいという。
「円さん。ぼくは凄いこと考えましたよ。でもその話する
前に、円さんのパートナーとしての適正を試させて
もらいたいんです。いや、円さんなら、絶対大丈夫だと
思うんですが。念の為」

パートナー?みのちゃんの?僕は妙な事をいうなと
思いながら、準備ができたことを、みのちゃんの携帯に
メールした。

「まず、このココログのサイトを開いてください」

それは10日ぶんくらいの日記ブログだった。

「女の子の日記ブログじゃないの?」
「ええ、とりあえず、その日記を全部読んで欲しいんです。
そして、その人物に関して、プロファイリングをしてください
それが適正試験です。プロファイリングの結果は、僕のPC
にメールして下さい。じゃあ」

だったら、PCと携帯の二刀流なんてしなくても、最初から
このアドレス見て感想おくってくれって、いえばいいじゃん!!

僕はブログを読み始めた。
「ピピピピピッ」

僕の心のなかの、センサーが鳴った。

「ピピピピピピピピッ」

みのちゃんが言いたいのがこのことかどうかわからない。

だが、ずっと以前、僕はこのパターン認識を示す女の子と
関わったことがある。だからすぐわかった。僕はみのちゃん
にメールを書いた。

「この子は多分、周りの人からは迷惑な子だと思われて
いると思います。ある意味、非常に鋭い感性をもっていて
ズバリと核心をつく能力があり、単純に知性だけをとれば
かなり高いレベルにあります。だけど、言い回しや、この
相手にそれを言っていいかどうか?という事をまったく
考えずにズバリと誰にでも切り込んでしまうので、周囲は
この人のことを単純に、困ったちゃんだと思っているかと。
そのためこのタイプの人の周囲には人間関係でのトラブル
が絶えず、本人は常に自分は能力があるのに、周囲は
どうしてそれを認めず、自分を冷遇するのだろう?と
悩んでいると思います。まあ、単純にコミュニケーション
能力だけが極端に不足してるってことなんですが、それが
わからない人が最近は多いんで。僕は関わりたくないです。
合コンしようとかいわれても、僕はお断りですよ(^^;)」

10分もしないうちにみのちゃんから返事が来た。

「やっぱり僕の目に狂いはありませんでした!!円さんは間違いなくA級プロファイラーです!!」

はあ?なんだ?A級プロファイラーって?
僕の心中の疑問を知る由もなく、みのちゃんは続ける。

「流石は円さんです。僕は友達5人に同じ質問をしましたが、
円さんのように的確なプロファイリングを成し遂げた人は
いなかったです。僕も彼女のブログを読んだとき、ピピピピと
来るモノがあったんです。僕の心の中の、妖怪センサーが
反応したんです。実は彼女、僕の姉の会社の同僚なんです。
会社でも凄い問題になってるそうです。ブログ見ても、それは
感じますよね?円さんは悪魔系管理人を自称していますが、
僕は彼女みたいなのを、妖怪系管理人と名付ける
事にしたんです。」

妖怪系管理人!!いいのか?そんなこと決めつけて?!

「でもね、円さん。彼女は妖怪系管理人としてはまだまだ小物。
いってみれば3級妖怪管理人です。因みに3級というのは僕が
独自に考えた妖怪系管理人ランクで、基本的に自閉していて、
ほかの管理人に迷惑をかける可能性のない妖怪(系管理人)です。
ココログにはもっと凄いのがいるんです!!彼女のココログの
コメント欄を開いて、最新のものから順にコメントを見ていって下さい。
そうしたら、僕の凄い企画を、全部円さんにお話します!!」

A級プロファイラー?3級妖怪系管理人?みんなの平和な
ココログに、いったい何が起こっているんだ!!

僕は彼女へのココログのコメントを開くことにした。
まるで、原作デビルマンで、飛鳥了にデーモンの歴史が埋め込まれ
た石像をかぶることを要請された、不動明のような気分で・・・・

To be continue

NEXT 「みのちゃんのココログ妖怪ハンター(その2)」
Uploads on coming monday!!
see you (^_-)


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みのちゃんのココログ妖怪ハンター(プロローグ)

不思議系?それともアブナイ奴?なんとも奇妙な友人
“みのちゃん”の世界

みのちゃんは小さい。太ってはいないが、色白で
ぽっちゃりした感じだ。そして唇が赤い。

いつも緑色のモトクロスバイクにのってやってくる。
中学時代のあだ名は「とり」だったそうだ。

そういえば小鳥のヒナ(羽毛が生えそろう前の)
に似ているような気がする。無口というほどではないけど
僕等の仲間うちでは、おとなしい部類に属する。まあ、
年齢的にもまだ若いし、しょうがないかもなのだが。

数年前のある日、僕は、当時「真夜中の暴君」と呼ばれて
いた魔人ケンチとサトシ君とでお茶をしていた。

「真夜中の暴君」は、みのちゃんとは正反対で背が高く、
無精ヒゲが似合うなかなかの男だ。しかし、夜の10時を
すぎると、まず「極悪モード」にはいる。この時点で、すでに
一般の人なら「暴走」に近い状態だ。だが彼にとっては
それは単なる肩慣らしで、本当の「暴走」は、11時をすぎた
頃に始まる。人はその彼を、「真夜中の暴君」と呼ぶ。

前に僕の家で鍋パーティをやったときには、席をはずした
ので、トイレにいったのかと思ったら、戻ってきたときには、
全裸にキッチンにあったエプロンだけを纏って戻ってきた。

そして女の子もいる前で、怪しい踊りを披露した。もちろん
後ろを向けばおしりは丸見えだし、そのまま股を開けば
イチモツの先っぽも見えてしまう。鍋パーティは異常な
盛り上がりを見せ、伝説の鍋パーティと言われるまでに
なったが、まだ若かった魔人ケンチは常にそのテンションで
飲む。毎回となると、周りにいる方はつかれてしまう

だから夜の飲会は危険だ。太陽があるうちは、魔人ケンチ
も、ロシア文学を愛し、「自分を愛せないヤツに他人を愛せる
はずがない」という立場から、「I LOVE ME」哲学を訴える
すばらしい青年なのだ(多分)

3人が話すネタにつまり、沈黙が訪れたとき、サトシくんが
思い出したように言った。

「みのちゃんて、いっつもデイバックしょってきますよね?
しかもぺったんこではなくて、微妙にガサばってるじゃ
ないですか?あの中身って何がはいってるか円さん
知ってますか?」

「知らない。男のバックの中身なんて興味ないし」
僕は言った。

「昔の宅八郎みたいに、人形でも入れてるんじゃない?
まあ、みのちゃんなら、森高人形じゃなくて綾波人形だろうけど」
と魔神ケンチ。

みのちゃんに、綾波人形。なかなかありそうな選択だ。

「みのちゃんなら、綾波人形に森高人形の衣装きせてるかもよ」

僕がいうと、魔神ケンチが「ブッ!!」とコーヒーを吹いた。
僕の服に、もろにかかった。最悪だ。真夜中にならなくとも
十分迷惑な人間なのがはっきりした。僕が手ふきで服を拭いて
いると、サトシ君が外を見ていった「あ、みのちゃんだ」

「どうもどうも」外見に似合わず、みのちゃんの声は低い。
しかも大抵、無表情だ。口を開けて笑ったところは見たことがない。
笑うときはニヤリと笑う。肩にはいつものようにデイバックが下がって
いた。

瞬間、僕等は素早く視線を交わし、お互いの意志を確かめ
あった。

「あのさあ、みのちゃんいつもそのバッグもってるよね。
何はいってるのさ」サトシ君がみのちゃんに尋ねた。

「いえ、別に。特別なものははいってませんよ」
いつもと変わらない表情でみのちゃんが答えた。

話がつなぎにくい。すると、みのちゃんの隣に座っていた
魔人ケンチが、いきなり、みのちゃんのデイバックをひったくると
「みせてよ」とジッパーを開けて中身を引っ張り出した。

「あっ・・・・・」

僕等は魔神ケンチの引きずり出したものを見て言葉を失った。

それは8ミリくらいの太さのロープを束ねたものと、
ぶっといロウソクだったからだ。


「みのちゃん・・・・・・・」

それはどう考えてもSMチックな代物で・・・


「真夜中の暴君」と恐れられた魔人ケンチも、さすがにおとなし
そうなみのちゃんのバックからでてきた、太いロープの束と
ぶっといローソクには度肝を抜かれたようだった。

「これは・・・・・」
魔人といえども言葉をなくした。

アルバイトで、某清涼飲料水のCMにも出ているサトシ君だけが
楽しそうな顔をしていった「で、みのちゃんはどっち?縛る方?
縛られる方?」

僕は絶対、縛られる方だと思いながらみのちゃんの顔を見た。

雛鳥っぽく見えるみのちゃんが、マゾだったとしても僕的には
許容範囲だ。だが、Sだとしたら、それは倒錯している。
僕は友達が、同性愛者でも変態でもかまわないが(但し同性愛者の
場合、僕をターゲットにしなければだが)倒錯者は苦手だ。

「ち、ち、ちがいますよ!!」流石にみのちゃんはあわてたように
言った「僕はSMなんかじゃないです。ノーマルです!!」

「じゃあ、なんでこんなぶっといローソクやロープを持ち歩いて
るんだよ!!」気を取り直した魔人が、鋭く追求した。

「鞭も入ってるんじゃないですか?先の割れたヤツ?それとも
乗馬用のヤツ?全部引きずりだしてください!!」

サトシ君がそういうと、魔人ケンチがバッグを逆さにして、中身を
テーブルの上にぶちまけた。「あっ!!」みのちゃんが叫んだ。

僕は鞭だけでなく、ローターやら、極太バイブやら首輪やら
の怪しいものが、どどどっと真っ昼間からあふれ出すシーン
を想像して目をそらした。だが・・・・

「??????」
「??????」

二人の不可思議な沈黙を不審に思い、僕が視線を戻したテーブルの
上にあったのは・・・・・

8字環、携帯用のクッカー、SASサバイバルキット、小型ラジオ・・・

「この銀のは通販のカタログとかにあるNASAのブランケット
ですよね?」とサトシ君

「サバイバルグッズかよっ!!」魔神ケンチが怒ったような声でいった。

「だから言ったじゃないですか!!僕はSMなんかじゃないです。普通の人間です!!」

普通の人間ですって。サディストもマゾヒストも一応普通の人間
の枠内だと思うぞ。まあ、程度にもよるけど。

「これ、なんですか?」サトシ君が緑色の茶筒くらいある円筒形
のプラスティックを手にとっていった。

「EVAC。あけるとガスマスクになるんだよ。使い捨てだけど」
僕が言った。

みのちゃんの目がキラリと光った。
「円さん、やけにくわしいですねえ」

「いや、まあね。海外で仕事してると、安全対策は頭の隅に
おいてあるから。インターネットで、定期的にアメリカの
サバイバル用品の店とかもチェックしてるし。それよりなんで
こんなものを?いつも持ってるわけ?」

「日本だって、いつ、何が起こるかわかりませんよ。僕は
その時に備えているんです。これだけあれば、どこで
大地震にあっても大丈夫ですから」そういいながら、
みのちゃんはバッグにサバイバルグッズをしまいはじめた。
たしかに保存用の安倍川餅や、カロリーメイトまである。
2日間くらいは生きて行けそうだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

みのちゃんは、流石にちょっと怒ったのか、すぐに帰ってしまった。

「でも、ロウソクとロープが出てきた時にはびっくりしましたよ。
オレ、思わず縛られたみのちゃんが、アナルに、あのぶっといロウソク火をつけて突き立てられて、歯をくいしばってるとこ想像しちゃいました」と魔神ケンチがいった。

「サトシ君が「どっち?」ってきいたときさあ、頼むからMって言って
くれっておもっちゃった。みのちゃんが、Sっぽい女性に縛られてる
ところは、なんとなく想像できるけど、弱そうなみのちゃんが、もっと
弱そうな女の子縛ってロウソク垂らしてるとこなんて想像したら、
まさに地獄絵図だもんなあ」と僕

「みのちゃんより弱そうな女の子っていったら小学校の低学年に
なっちゃいますよ。それはSMでなくて、児童虐待です。単なる」
サトシ君がめずらしくまともな事をいった

「でもさあ、円さん。みのちゃんがサバイバルグッズ持ち歩いている
理由はわかったけど、あれってサバイバルになるんですかねえ?
もし、東京に大地震がおきて、自分が何も持たずに避難所について、
となりに座った、みのちゃんみたいなヤツのデイバックに、いろんな
もんがはいってるのわかったら、オレなら殴り飛ばして、デイバック
ごと奪うな。あれもってることで、いざというとき、みのちゃんは襲撃
される確率が高くなって、危険になるんじゃないですかね?
そこまで考えてないとサバイバルにならないと思うけど」魔神ケンチ
が言った

たしかに・・・・・・

「あ、もうこんな時間だ。飲みにいきましょうよ!!」
僕もサトシ君もやばっ!!っと思った。

「いや、僕は、今日これから友達と会う約束してるんで。
サトシ君といってきなよ」サトシ君が断る前に、僕は、素早く
答えた。サトシ君が僕の顔を見た。僕は視線をそらした。

「しょうがないなあ~。じゃあ、サトシ!!いくぞ!!」
サトシ君をひきつれて魔神ケンチは出て行った。

夜のとばりが静かに降りてこようとしていた。

(To be continue.Uploads soon!!)


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