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2010.07.25

諸々の事情により

更新は水曜くらいになる予定です。

ではでは


2010.07.19

アクマのピグマリオン(7)

 

当日・・・・

僕を除いた三人は、午後三時過ぎに秋葉原に集合すると、買い出しをはじめた。

「電化製品でも買うの?」

僕は若き友人にメールできいた。

「いえ、姐さんはなんかとんでもないものあちこち見ています。」

「なんですか?」

「いや、円海さんにもお土産をもっていくから内緒だそうです。」

「私エロゲーとかやらないよ?」

「流石にエロゲーは・・・・でも似たり寄ったりのものがおいてあります。」

「そうなんだ。」

僕が子供の頃、電気製品の街だった秋葉原は、このころエロゲーの街と化していた。そこらじゅうにエロゲーのポスターと看板が普通にはられている。

それがおさまり、メイドさんがビラくばるようになるのは、この三年後くらいだ。

そんな秋葉原の街で、中学生つれた主婦がいったい何をあさっているのか?

「お買い物はすみました。これから神田明神にいき、御神籤ひきます。」

若き友人からそう連絡がきたのは四時過ぎだった。

僕は仕事すらおわっていない。

「円海さんに母がおみやげを買いました。楽しみにしていてくださいね(^-^)」

ひかりちゃんからもメールが入った。

五時すぎ。僕は仕事を終え会社を出るところだった。

「これからタクシーで新宿までいきます。」

「タクシー?神田明神から?」

「姐さんが御神籤ひいたら小吉で、それみた途端、お買い物でつかれたからタクシーで新宿までいきたいと。ここからだと、秋葉原に戻っても、六時には新宿につけないからと。」

渋滞にあったら、タクシーのほうが新宿六時には難しいのではないか?

「大丈夫大丈夫だって。あっ!!もう勝手にタクシーとめてる(>_<)じゃ直接お店で!!」

どうやら三人はそのままタクシーで叙々苑に向かったようだ。

僕が会社を出て電車にのった時間から計算すると、10分ほどおくれそうだった。

どうせ土曜の夕方に渋滞してないなんてありえないだろうと思った僕は、まあ丁度いい頃か若干またないといけないなと思いつつ、若き友人に「10分ほどおくれます」とメールした。

「多分こちらのほうが早い。道路すいてて流れています。」

なんと!!でも10分だからな。丁度オーダーおわったころだろう。

 

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

 

予定より15分おくれて僕はお店に到着した。

若き友人の名前をつげると、店員さんがテーブルに案内してくれた。

「こ、こんにちは。」

ひかりちゃんが恥ずかしそうな顔で挨拶をした。

テーブルの上には、すでに空になった皿が三つと、思いっきり焼き終わった感じの網がおいてあった。

僕は携帯を確認すると同時に時刻をチェックした。

確かに15分遅れだ。

だが、オーダーがおわったばかりどころか、すでに第一ラウンドが終わってしまっている・・・

僕の上機嫌とはいえない表情を見て、姐さんがひかりちゃんにバックを取るよう指示しながら言った。

「わ、私たち、円海さまとは逆に10分前についてしまいましたの。やはり円海さまをお待たせしてはいけないと思いまして。私は円海さまが来るまで待ちましょうといったのですが、食べ盛りってこわいですわね。ひかりがもうおなかペコペコでとかいうので、兄さまが気を使ってオーダーしてくれましたのよ(^o^)」

ひかりちゃんと若き友人が同時に姐さんを見て「はあ?」っという顔をした。

「ささ、これをどうぞ。ひかりが選びましたのよ。アキバ土産です。」

またひかりちゃんが「えっ?」という顔をした。

「え~ あけてもいいんですか?」

「もちろんですわ。ささ、あけてくださいまし。」

僕が袋をあけると、なかからバラバラ死体の上半身が出てきた。

いや、まるでバラバラ死体のように、美少女フィギュアの上半身だけがごろんごろんと三体出てきた。

「な、なんですか?」

「いえ、円海さまはうつくしい物がお好きときいていましたので美少女を選んでみました。」

「いや、でもこんなバラバラ死体みたいなもんもらっても。」

「そんなあ~ よく見てくださいまし。どれもかわいいばかりじゃなくて巨乳ちゃんですのよ?円海さまはいつも兄さまと一緒になって、私のことを貧乳呼ばわりしていらっしゃるから、きっと巨乳ちゃんが好きだと思って買ってきましたの。」

「いや、私はお尻星人ではあっても、おっぱい星人じゃないんで。」

「いくら有名焼肉店内ではずかしいからといってそんなウソを言わなくても。それによく見てくださいまし。ほら胸のところが別構造になっていてスプリングで固定されてますの。ですからこうしてゆらすと・・・・」

フィギュアのおっぱいが揺れた・・・・

フィギュアなのにおっぱいが揺れたというべきか?

「ちょ、ちょちょっと。いらないですよこんなもの。100歩ゆずっても、くれるなら一人でいいから全身そろってるのくださいよ。なんで上半身だけなんですかっ!!」

「それは揺れるおっぱいで下半身分の原材料費がでなくなってしまったんですわね。きっと。」

そういうと、姐さんは若き友人に無理矢理僕の鞄にこの揺れ乳フィギュアを押し込ませた。

「さあ、お土産もお渡ししたとこだし、では円海さまご注文してくださいまし。」

「でももう食べたんでしょ?」

「そうでした。タンは頼んでいませんでした。タン塩たのまなければいけませんはね。」

「いったい何頼んだんですか?」

「カルビ、上カルビ、特選カルビです。」

若き友人がすかさず答えた。

僕はひかりちゃんの顔を見た。

ひかりちゃんは顔をブンブンとふると、「母が注文を・・・」と小さな声で言った。

「なんでカルビばっかり?」

僕は姐さんの顔を見て言った。

「はははは。いえ、円海さまは焼き肉いくとお肉はタン塩とカルビしか食べないと友人から伺っておりましたので、先に円海さまにおすすめできるのは上か特選かただのカルビか、確認しておこうと思いましたの(^_^;)」

「そうですか。因みに私は塩ウルテとかもくいますし、レバ刺も食べますよ。う~ん。叙々苑は高級だってきいたけど、そんな高くないじゃん。せっかくキミを泣かしてあげようと思ったのに、これでは泣かすほど喰えないな。」

僕はメニューを見ながら、とりあえず大嘘つきな姐さんを無視して、若き友人にいった。

「なんで僕が泣くまで食べないといけないんですか?大食い大会じゃないんですよ。なんならこれから牛角いきますか?」

「いってもいいけど、そのまえに」

僕はウエイターを呼んで叙々苑サラダと上タン塩、それに壺焼きカルビを注文した。

壺焼きカルビってなんだ?

すると間髪をいれず姐さんが「特選カルビも一つおねがいします!!」と注文を入れた。

「特選?」

「はい。先ほど三人で食べましたが、とてもおいしゅうございました。円海さまに残しておこうと思ったのですが、うちの食いしん坊お姫様が円海さまの分も食べてしまったので、是非円海さまに召し上がっていただきたいと。」

「ちょっと~ 特選カルビ全部くったのはあんたでしょ!!ひかりちゃんも僕も一切れしか食べてないじゃないですか!!」

若き友人がおもいっきりむくれて言った。

「大体ひかりちゃんと円さんはいいんですよ。でもあなたはオマケなんですよ。高校うかったひかりちゃんのオマケです。なんでオマケが一番高い物頼んでるんですかっ!!」

一皿で五千円する特選を頼まれて、若き友人は相当腹がたったらしい。

まあ二皿で1万円。それだけあれば上カルビが四皿だからな。

「ひ、ひどい兄さま。妹をオマケだなんて・・・・」

「いや、前からいってるけど、あんたの方が年上でしょ。妹じゃないでしょ。」

若き友人のS魂に火がついた。

「それに妹なら兄の財布を考えて一番安いの食べててくださいよ。高いのは円海さんとひかりちゃん。オマケのあなたは安いヤツ。いいですね?」

「そ、そんなあ~」

「いやなら牛角に移動します。」

「え~ 円海さまこんな酷い仕打ちを赦してもいいのでしょうか?」

そのとき上タン塩と壺焼きカルビとサラダがとどいた。

なんだ、壺カルビってツボにカルビと大量の野菜が入っているだけか。

「じゃあとりあえずサラダ食べて下さいよ」

僕は姐さんにサラダをとりわけた。

その間ひかりちやんにタン塩を焼かせる。

姐さんはサラダに手をつけず、タン塩をじっと見つめていた。

僕はやきあがったと思うと、すばやくタン塩をすべて僕とひかりちゃん、若き友人にわけた。

「え~!!あたしには?」

「オマケはサラダ食べてからです。」

若き友人が二枚のタン塩を一度に口にいれながら嬉しそうな顔をして言った。

「え~!!」

「そんなこと言ってると壺カルビも食べちゃいますよ。」

僕はそういうと、ツボカルビのなかのカルビをすべて網の上にのせた。

その上で若き友人に頼んでツボを姐さんの前においた。

「サラダ食べたらこの壺のなかの野菜を全部食べるのがノルマです。食べ終わったらお肉頼んでいいですよ。」

「え~っ!!」

「それはいい考えですね。あ、もう焼けてますよ。円海さん食べましょう。ほらひかりちゃんも。」

ひかりちゃんは遠慮勝ちだったが、壺カルビのカルビはまたたくまになくなった。

姐さんはすさまじい形相でぼくらの事を見ていた。

「ほら早くしないと。まだ、サラダも食べてないじゃないですか。壺カルビの野菜は焼かないと食べられませんよ?いいんですか?」

若き友人がドS心満開で姐さんをあおった。

「コノウラミ・・・」

「え」

「コノウラミハラサデオクベキカ・・・・」

「姐さん?なんかいいました?」

若き友人が尋ねたとき、特選カルビが運ばれてきた。

その瞬間、猛然と姐さんは箸を握り、サラダをたべはじめた。

箸を握り?

そう、姐さんは箸を持つのではなく、まるでドラえもんのように箸を握って食べ始めたのだった!!

僕はひかりちゃんの顔を見た。

ひかりちゃんは恥ずかしそうに下を向きいった。

 

「すいません。母はドラえもん箸なんです。」

 

To be continue.
Uploads on coming monday!!
see you (^_-)


2010.07.13

アクマのピグマリオン(6)

「では焼肉での奢られ上手ポイントを説明しましょう。」

「はいっ。」

「まず焼肉で一番大事な事。それは注文の仕方です。」

「はいっ!!」

「でも難しくはありません。簡単。女子なら絶対サラダは注文しましょう。食べたくなくてもサラダ。もちろんキムチもいいのですが、人によっては口がニンニク臭くなってもいいのか?とか思う人がいるので、男子に注文させた方が無難です。大事なのは肉を食いにいっていても野菜もちゃんと食べる、健康に気をつかっている女であることをアピールすることです。」

「なるほど。食欲だけで行動してはいけないということですね?」

「はい。ダメです。常に何を周囲に対してアピールするかを忘れない。それが奢られ上手な女への第一歩です。まずサラダを注文。次に軽めのタン塩などを頼みます。たれものはそのあとです。」

「なるほど」

「これはオーダーの基本です。お寿司でも中華でも一緒。基本は味付けの軽いものから、しっかりした味付けのものへ。脂の軽いものから、重いモノへ。最初に味付けの濃いものや脂の強いものを注文するとお腹が一杯になってしまうし、脂で口がぎとぎとして、軽いものの繊細な味わいがわからなくなってしまいますからね。」

「いきなり特上カルビとか大トロとかを頼んではいけないわけですね?」

『一緒に食事する相手にもよりますが、避けたほうが無難です。忘れてはいけないのは、アピールは奢ってくれる人だけにするのではないと言うことです。店員さんや小さな店ではオーナーさんとかにも「この子またきてくれないかな?」と思われるようにならなければ。』

「む、難しいですね・・・・」

「ひかりちゃんはまだ15ですから、そこまで考えなくてよいのです。でも頭にはいれておきましょう。」

「はい!!先生!!」

「では次に焼く順序です。」

「はい。」

「焼き肉の場合、タレと塩の二種類にわかれます。」

「はい。」

『焼いて網がよごれないのは塩。網が汚れるのは醤油や味噌タレ。したがってタン塩などの塩ものから先にやきます。従いオーダーも塩ものを先にします。醤油タレのものが先にでてしまったとき、まあ普通はそういうことはありませんが、その時は「塩がくるまで焼くの待ちますか?」ときいたほうが無難です。もし待てないといわれた時は、塩を焼くスペースをとっておいて、そこは醤油タレや味噌タレで汚さないようにしてやきはじめましょう。』

「もし塩を先に食べて、醤油や味噌タレを食べた後、また塩を食べたくなったらどうしましょう?」

「気にならなければそのまま使ってもいいし、気になるなら網の交換を頼めばいいのです。」

「そっか!!網交換してもらうという手がありました!!」

「はい。でもすごい量のお肉を食べるのでない限り、交換は一回にしましょうね。使った網は洗わなければなりません。お店の下働きの人への気遣いも、忘れることのない客になりたいものです。」

「見えない人への思いやりですね。」

「そうですよ。縁の下の力持ちには常に敬意をはらわねばなりません。では、次は焼き方です。」

「焼き方まで!!」

「お肉はなんどもひっくり返すものではありません。片面をじっくり焼き一回だけ返して食べる。何回も何回も焼け具合確認するようにひっくりかえしたら肉汁もどんどんでてしまうし、何よりも焼くのにせわしなくて、食べにきたのだか、焼きにきたのだかわからなくなります。そういう焼肉は美しくないです。」

「焼肉にも美学があるんですね!!」

「そう。せわしないと言えば、網一面にお肉を並べるのも問題です。一人あたり最大二枚を目処に時間差をつけて網におくのがよいです。時間がたちすぎるとお肉はこげてしまいますからね。まず一枚目の片面がやきあがったところで二枚目を乗せる。一枚目をとるときに二枚目をひっくりかえせば、一枚目を食べ終わるころには二枚目がやけている。これをワンセットとして、間にキムチやサラダ、焼き野菜などを楽しみながら焼いていけばいいのです。食べている人数やペースを見て火力を弱めたり強めたりするのも忘れずに。そういうことをかんがえずに網全体に肉をおくと、わんこそばならぬわんこ焼肉になり、これも美しくないです。」

「はあ~ 焼肉道もふかいですねえ。」

「最後にご飯物やスープ物のスペースも、おなかにしっかりとっておきましょう。」

「デザートの分もとっておいていいでしょうか?」

「もちろんですよ。」

 

こうしてひかりちゃんへの焼肉講習は終わった。

 

丁度その時

「姐さんが、新宿あたりがいいというので、小田急ハルク店に予約しましたから。各自節度ある注文をお願いします。」

若き友人から僕、姐さん、ひかりちゃんに一斉メールが来た。

「ひかりちゃんの教育は無事修了しました。当日は立派な焼肉レディぶりをお見せいたしましょう。」

僕は迷わず若き友人に返事をした。

 

To be continue.
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2010.07.12

更新は水曜日ですm(_ _)m

近所の食料品店の閉店セールであれこれと買い込んでしまい、昨日は選挙速報とか見てしまったこともあり、更新は水曜日(多分)にさせていただきます。

だって今週のメニュー考えて食料品を冷凍するなりなんなりしないと全滅というハメに・・・・・・

  

とりあえず今日は明日のビーフカレーの準備をして、夕食用のタルタル空揚げの下ごしらえをして、タマネギ、キュウリ、ナスをぐずぐずに煮てつくる我が家の味噌汁の準備を。

 

ゴーヤ地獄はすでにはじまっているし、よっぽど考えてメニューつくらなければ、折角栽培した野菜まで全滅さ!!

 

冷凍庫には豚、鶏とあり、土曜日買った牛もいれるとすでに月末までのメインをつくるに十分な肉が(-_-;)

 

全然関係ない話ですが、10年以上前(かなあ?)アニメの『ブギーポップ』見た我が友が面白いよとすすめてくれたので見て、そのまま原作までよみはじめてしまいました。

 

シリーズはまだ終わらず、今も読み続けているのですが、本編は一年に一冊くらいのペース。『ヴァルプルギスの後悔』は来月あたり新刊が出るんじゃないかと思いますが、前の巻の内容をすっかり忘れてしまっています。

歳だなあ・・・・・

 

アクマのピグマリオンはあと三回の予定です。

昔なら二回分一気に書いて一回でUPしたよねえ~

歳だなあ~

 


2010.07.05

アクマのピグマリオン(5)

これまでのあらすじ

若き友人がまきこまれた「呪怨館事件」をなんとか解決した円海は、お礼に叙々苑での焼肉をご馳走になることになった。しかしその場にいあわせた若き友人の自称妹の姐さんも、娘の高校受験合格祝いだと、娘のひかりちゃん共々一緒に叙々苑にいくことに。

数年前、明菜ちゃん焼肉会でこりている円海は事前にひかりちゃんをメール教育することにしたのだった。

 

 

「女には二種類の女がいます。奢られ上手な女と、奢られ下手な女の二種類です。」

僕はひかりちゃん15歳に向けてメールした。

「そうなんですか。」

「はい。奢られ上手な女になると、自分にお金がなくても、あるいは自分のお金を使わないで、いろいろなご馳走を食べることができます。でも、奢られ下手な女になってしまったら、いつでも自分の財布からお金をださなければならないのです。」

「え~と円海さん。私の意見というか質問をしてもよろしいでしょうか?」

ひかりちゃんはなかなか礼儀正しい子である。

「そういうのってやはりビジュアルできまってしまうんではないでしょうか?」

「なかなかよい質問です。回答するにあたって多少大人回答になってしまいますがいいですか?」

「え~ 多分(^_^;)」

『確かにかわいい女の子、巨乳、すぐにやらせてくれそうな女の子は奢ってもらいやすいという事はあります。でも今から教えるのは、なんらかのきっかけで奢ってもらったあと、いかにして二回目、三回目と奢ってもらうかということなのです。因みにかわいい女の子は最初ご馳走してもらったときに、この女は奢られ上手な女メソッドがマスターできてないなとばれると、男の中では「ヤラせてくれないなら奢りたくない女」に格下げされてしまいます。そして、女の子がビジュアル的にそれほどかわいくない場合や貧乳、お堅い女の場合は、それよりさらにしたのランク「やらせてくれても奢りたくない女」に格下げされてしまいます。この場合はもう・・・・・』

そのときBCCで盗聴(?)していた姐さんから割り込みメールがはいってきた。

「ヤラせるとかは、とりあえずNGワードでお願いいたします(`◇´*)」

う~ん やっぱりひっかかったか。やはり「エッチさせてくれないなら」とした方がよかったかな?時代は平成だし。

『なるほどわかりました。わたしは将来男の子から「やらせてくれないなら奢りたくない女」とか思われたくないので、講習を続けて下さい(^_^;)』

平成の女子中学生には、やらせるもエッチさせるもあまりかわらないらしい。まあ昭和生まれのおっさんだからしかたないと思っているだけかもしれないが。

「わかりました。では基本の基本の部分。お箸はちゃんともてますか?」

「あっ はい。保育園でちゃんと習いました!!」

「それは宜しい。実は私もちゃんともてないのですが、お仕事の接待や、あまり親しくない方達とお食事するときはちゃんともつようにしています。奢られ上手な女になるための第一段階は、必要最低限のマナーをわきまえていることです。奢ってくれる人に恥をかかせないということですね。」

「そうですね。お箸の持ち方以外に具体的に注意することはありますか?」

ひかりちゃんはなかなか筋が良い生徒だな。

「まあ、最大の事は、口をくちゃくちゃさせながら食べないということでしょうか。これは奢られ上手になるどころか、ワリカンでも一緒に食事してくれる友達がいなくなる可能性がある大罪です。」

「だ、大丈夫です。それも保育園で習いました!!」

今や人生に必要な事は、なにもかも保育園で教えてもらえるらしい。

「イタリアンを食べるときはパスタをズルズル食べないなども大事です。」

「ちゃんとフォークで巻いて食べられます!!」

「それも保育園で?」

「いえ、それは中学校のマナー教室で学びました。」

マナー教室なんてのが今はあるんだ!!

「なるほど。ということは基礎編は合格ですね。いただきますとごちそうさまは忘れないように。家でおかあさんがご飯をつくってくれる事のありがたさを忘れる生活していると、ついつい忘れてしまいますが、これを言えるだけで、ちゃんとした家の子だなと印象つけることができますから。」

「あ ええ、そうですね。」

「あ、ひかりちゃんとこは、おかあさんじゃなくて、ひかりちゃんがご飯つくってるんでしたね。毎日ご飯をつくってくれるありがたさをひかりちゃんに説くなど釈迦に説法でした。失礼。」

「い、いえ、そんなこと。」

「因みに姐さんは、ちゃんといただきますとごちそうさまを家で言いますかね?」

「えっ・・・・それは・・・」

「やはり。感謝のたりない母ですね。」

「そ、そんな事はないですよ(^_^;)」

「一人っ子だから、毎日親にご飯つくってもらっていて、自分ではつくれないんでしょうね?」

「はは・・・・はははは」

その時。

「ちゃんとつくってますよ(○`ε´○)旦那の胃も息子の胃もがっちり私は掴んでおりますのよ。」

また姐さんから割り込みメールが入った。

「それは腹がすいたといわないように、胃に隙間ができないよう思いっきり握りつぶしているということですよね?」

僕は姐さんだけに返事をおくった。

「ちがうわっ(`Д´)!!」

 

「では、焼き肉をご馳走してもらう際の、奢られ上手ポイントに関して話しましょう。」

僕は姐さんからのメールを無視して、ひかりちゃんの講習を続けた。

 

To be continue.
Uploads on coming monday!!
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