円海VS人民解放軍(3)
100m先のターゲットをびしばし撃ち抜く僕に三つ星の軍人さんがはなしかけてきた。
「え~っと。日本人ですよ。」
僕は軍人さんの問いに答えた。
「日本人?」
「そう。日本の民間人です。」
「あなたも?」
軍人さんは僕と一緒の統計員に聞いた。
「いや、俺は中国人。」
とりあえず僕は財布から名刺を一枚取り出すと軍人さんに渡した。
とりあえず偉そうだし、この先、日本からの客がきたがるかも知れない。
そういう場所ではとりあえず偉い人に名刺をわたしておく。
それに変に怪しまれるのも面倒だ。
軍人さんは名刺の会社名と役職を読むと、僕の顔を見た。
日本人なんてはじめてみるよっていう表情をしている。
「なるほど。ゆっくり楽しんでいってください。」
軍人さんにしては如才ない感じだな。
とりあえず軍人さんはどっかにいってしまったので、僕等は拳銃をみせてもらった。
ところがここの拳銃は、どれも競技用の拳銃で面白くない。
僕は拳銃射撃はやめにすることにして、入り口のカウンターに戻ると、銀色に輝くモスバーグを指さした。
「あのショットガンを撃ちたい」
「え~っ あれはダメだ!!反動が強すぎる!!」
二人いた兵隊さんが同時に反対した。
「そりゃ反動が弱いって事はないだろうけど、撃てない程強くはないだろ?」
「いや、これは強い!!」
んな事言ったって、ショットガンなんて誰でも撃っているじゃね~か。
AK撃ててショットガン撃てない訳ない。
「もしかして弾がないの?」
「ある!!」
「整備してなくて、暴発するとか?」
「ちゃんとしてあるって!!」
「じゃあ飾り物で、撃たせるものじゃないのか?」
「撃たせますよ」
「じゃあ出して。弾は50ね。」
何をケチケチしてんだか?もしかするとこの銃は中国製じゃないから撃ったことなくて、銃口のでかさだけみて、反動がどうこうといっているのかもしれない。
飾ってあったモスバーグが外され、弾丸50発とともに射撃レンジに運ばれた。
今度はAKの時のような、マンターゲットを狙うのではなく、兵隊さんが昔懐かしいコーラの小瓶を三本横に並べてくれたのを撃つらしい。
「50mです。」
弾を込めて、コーラの小瓶を狙って見た。
この距離なら十分見える。
うん。良い感じだ。
とりあえず一番左のビンを狙って引き金を絞った。
心地よい反動がきて、コーラのビンが割れた。
「おおっ!!」
兵隊さん達が驚きの声をあげた。
やっぱこいつら撃ったことないんだな。
僕はスライドを動かし、2発目を撃った。
これも見事命中する。
三発目も命中。
するとビンを三本抱えた兵隊さんがレンジにかけ出してきて、また横に並べてくれた。
そこからはガンガンうちまくったが、一発も外れない。
いっくら散弾とはいえ、これ凄くね?
40発目を撃ち終わったとき、熱くなった銃身からかげろうが立ち、狙いがつけずらくなった。
おおっ!!
昔見たアニメのルパン三世で、ワルサーP38のルパンと、コルトパイソンをもった敵がサシで打ち合う話があった。
その時に、ルパンのワルサーは銃身が熱くなってかげろうがたってしまい、狙いがつけずらくなるのだが、敵のコルトパイソンはベンチレーターがついているので、それがなく、ルパンがピンチになるという・・・・
本当に40発撃っただけで、銃身からかげろうが立つんだね!!
44発目と45発目をつづけて外したので、僕は銃身を少しさますことにした。
2、3分待つと、かげろうもそれほど酷くはなくなり、僕は残りの五発を命中させて、ショットガンの射撃を終えた。
50発で2発外したとなると、命中率は96%!!
我ながらあっぱれな記録だ。
フロントに銃を返しにいくと、そこにはさっきの軍人さんが待っていた。
「今度はこれを試してみませんか?」
彼がフロントのテーブルにおいたのは、恐ろしく不格好なサブマシンガンだった。
「え~これってM3?グリースガン?」
To be continue.
Uploads on coming monday!!
see you (^_-)
