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2007.12.17

円海VS人民解放軍(2)

体調がもどりません(-_-;)

でも来週は更新する予定(01/06)

年末までお仕事です。更新は年明けになります<(_ _)>(12/25)

めっちゃぼろいクラウンのタクシーは迷いながら山道を登っていく。

目指す射撃場は植物園の中にあるのだが、植物園自体が一つの山になっているという訳のわからん場所で、ある意味流石中国・・・その気になれば貴重な植物は盗み放題。

もっとも僕は植物に関してはなんの関心もなかったので、貴重か貴重じゃないか以前の、これはなんという植物なのかがわからないから意味がない。

植物園内を掃除しているおじさんにきいたりして、ようやく山道を登り切ると、そこには確かに射撃場らしきものがあった。

うん。これは射撃場だ。間違いなく、僕のイメージにある射撃場だ。

統計員とタクシーを降りる前に、僕はタクシーの運転手にきいた。

「1時間50元でまっててくれない?最長2時間で。1時間過ぎたら10分でも20分でも追加の50元払うから」

運転手は気前よくいいよと返事をした。

この街にはタクシーが多いし、街のはじから端までいっても15元とれるかとれないかだからガソリン使わないで2時間100元かせげるのは悪い取引ではない。

それに迷いながらきたので、僕等は帰り道がわからなくなっていた。

帰り道を歩いていくことになったら軽く1時間はかかりそうだし、電話でタクシーをよべるかどうかもわからない。

タクシーをまたせて、建物の中に入ると、入り口の右側にカウンターがあり、そこに3人の兵隊がすわっていた。

彼らの背後にはAK47や、競技用の拳銃、そして銀色に輝くモスバーグのM500ショットガンが大事そうに飾られていた。

う~ん。やっぱ非共産圏の銃があると射撃場らしくなってくるね。

「とりあえず中見せてもらっていい?何撃つかはそのあと決めるから」

そういって中を見学させてもらうと、エントランスを抜けて正面が200m以上はある屋外の広いライフル射撃場で、右は屋内の25m拳銃射撃場になってた。

この拳銃射撃場の先は屋外のアーチェリー場だ。

うんうん。これが射撃場だな。やった!!

カウンターに戻り、とりあえずAK47のライセンスモノの56式と弾丸を50発もらいレンジに出た。

二人の兵士が銃と弾丸の持ち運びについてくれるが、レンジ内では自由で、もちろん鎖で銃をつないだりはしない。

とりあえず僕は、撃ちたそうな顔をしている統計員にうたせてあげることにした。

ずっと先に人型のシルエットがでてきて、胸の位置に標的紙がついているのがわかった。

どうやら地下にシルエットを出し入れする通路みたいなのがあるらしい。

距離をきくと100mだという。

ちっせ~なあ~。

僕の視力じゃ標的は狙えるけど、中心はあてずっぽうで狙うしかない。

兵隊さんがマガジンを押し込み、統計員にわたすと、彼がセミオートで打ち出した。

今回もフルオートはできないようになっている。

まあ、一発いくらなので、ありがたいっていえばありがたい。

一生懸命狙ってうつ統計員だが、ターゲットには全然あたらず、ターゲットの背後にある崖のとんでもないところに土煙があがっている。

反動で銃口があがってしまっているらしい。

「ダメだ!!全然あたらない・・・」

10発ほど撃ったところであきらめた。

兵隊さんが銃を僕に渡した。

100m先のターゲットを慎重に狙い撃つ。

「あたった」

双眼鏡でターゲットを見ていた兵隊が言った。

僕は続けて打ち続けた。

マガジンの中の弾をすべて撃ち終えると、人型のシルエットがひっこみ、やがてモーター音がして、僕の横にいきなり標的紙がでてきた。

「おおっ!!」

ほぼ全弾が標的に命中していた。

中央にも5発くらい当たっている

すごいぜ!!オレ!!

中央の黒丸なんて見えてないのに!!

残りの20発に10発追加して、次のマガジンを一杯にして装着し、新たなシルエットが出てくるのを待っていると、なにやらきちんとした制服を着た軍人さんがやってきて僕の背後に立った。

肩には星が三つついている。

まだ若いけどえらいのかな?

大尉クラスなんだろうか?ここの責任者なのかも知れない。

シルエットが出てきたので、こんどはテンポ良く撃っていった。

すでになれてきていたので、結構楽しい。

AK47は反動がきついとどこかで読んだ気がするのだが、そんな事は全然なく、とても扱い易い感じだ。

他の銃撃ったことないのでわからないけど。

マガジンがカラになり、再度標的が出てきた

今度もきわめて優秀な成績で、流石に中央には2発しか入ってなかったが、ほとんどの弾が当たっている。

「まだ続けますか?」と兵隊さんが聞いたが、僕は「いや、別の試して見る」といって、とりあえずレンジを離れた。

すると後ろでずっと僕が撃つのをみていた三つ星の軍人さんが声をかけてきた。

「失礼ですが、どちらの部隊でしょうか?」

  

To be continue.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)


2007.12.10

円海VS人民解放軍(1)

90年代に入って、中国では人民解放軍がビジネスに進出してきた。

まあ、その辺の事情はよくわからないのだけれども、人民解放軍が養殖したエビとか、製造したインスタントラーメンとかの話があちこちから出だした訳で。

っていうことは、人民解放軍って自給自足?なんか昔日本にあった屯田兵みたいなもんなの?などと思っていたのだけれども、もちろん僕はその辺の事を詳細に尋ねたりはしなかった。

今とは違って、天安門事件の記憶もさめやらぬ頃だったし、僕のような、どちらかといえば右寄りといわれる大学を出て(まあそれは世間的なイメージで、実際は90%がノンポリなわけだけど)20代で中国にきて管理職やっているような人間が、人民解放軍に関して色々聞いているなんて話が上にまわったら、余計なトラブルを招きかねない。

まあ、それはともかく。

僕はいつものように、一階の工場事務所の来客用藤椅子にすわり、チョビがめずらしくサービスでいれてくれたお茶をすすりながら、地元紙の「検討」欄を読んでいた。

中国語で「検討」というのは、日本語の「反省」にあたる。

つまり地元の新聞における「検討」欄とは、刑務所にぶち込むほど悪い事をしたわけではない軽犯罪者が、署名入りで反省宣言をしている欄だ。

「検討。私はXX通りでナンバープレートのないバイクを走らせ、注意した公安局員を殴りました。以後決してこのようなことがないよう誓います」

「検討。私はXX通りで、泥酔して、通りすがりの人を殴りました。以後決してこのようなことがないよう誓います」

そんなことが毎日5~6軒かかれているだけの、どおってことのない欄なのだが、僕はこれがお気に入りで毎日熱心にみていた。

それ自体はどおってことないのだが、いい年をした大人が反省文をかかされたあげく「これは明日の新聞にのせるからな」などといわれているところを想像するとなんとなくおかしかったからだ。

その日の「検討」欄を読み終え、紙面をめくると、1/4面の広告が出ていた。

「射撃場」

そこには確かに「射撃場」と書いてあった。

ま、まさか・・・・

この娯楽のない街に射撃場がオープンするのかっ!?

その時丁度、中国人というよりも、額にビンディをつけたら、誰しもがインド人としか思わない通訳のダックちゃんが工場からでてきたので、僕は彼女に聞いた。

「ねえねえ。これって射撃場の事?民間人というか外国人もいっていいの?」

ダックちゃんは広告を熱心に読むと、いつものハイテンションで言った。

「あ~。そうですよ~っ。これは銃を撃てるところですね~。島のところです~」

「外国人が行っても撃たせてもらえるの?」

「あ~っ それはちょっと~っ でも大丈夫だとおもいますよ~。」

なんと!!ついに遊技砂漠ともいえるこの街にも、大人の遊び場ができるのかっ!!

「ここに電話して確認しろ!!今すぐしろ!!どんな銃があるか?外国人でも撃てるか?いったいいくらなのか?大至急だ!!」

そういうと僕は受話器をダックちゃんにわたした。

電話はすぐにつながり、ダックちゃんが色々と質問をする。どうも大丈夫そうだ。

「え~と 外国人も大丈夫ですよ~ 54式拳銃と56式歩槍が撃てるそうです。」

「歩槍?なんだそれ?小銃か?ライフル?」

ダックちゃんが日中辞典をひいて、確認すると自動小銃だということがわかった。

さて。

僕は中国向けの仕事をする前に、ちょっとだけ中東の仕事をしていたので、中東でつかわれる銃器に関しては、アメリカ製、ソビエト製、イスラエル製とそこそこの知識はあったが、中国に関しては全然しらなかった。

大体言葉もわからず、扱う商品に関しても、すべてO・J・Tというすばらしい状況だったので、とてもそういうことまで調べる時間がない。

多分ソビエト製のライセンスものだと思うのだが。

価格に関してはアメリカの射撃場に比べると高い気がしたが、5000円もあればそこそこ遊べそうな金額だった。

しかし、5000円といえば、当時の一般工員の1ヶ月分の給料だ。

会社の人間とそんなところにいったら、あっという間に「円海が射撃場にいって湯水の如き金をつかった」なんて噂が社内中にとびかってしまう。

会社を定時であがると、僕はオヤジの現地事務所へ行った。

ここにはここで、合弁会社とは関係ない、うちの会社の現地秘書がいる。

日本語はあまり話せないが頭の良い子で、非常に使いやすい。

僕は彼女に今日の現地新聞をもってこさせると、射撃場の広告を見せた。

「今度の休みの日の水曜日にここに行きたい。予約が必要かどうか確認して、つれていってくれ。」

もちろん秘書は了解するとすぐ電話をして、いく時間をその場できめた。

  

 

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

 
 

水曜日。

射撃場は意外なことに山をくりぬいた地下の洞窟の中にあった。

昔聞いた噂では、この街のいくつかの小山は中に縦横無尽に洞窟がほってあり、昔は核シェルターだったが、今は一部がカタツムリの養殖やマッシュルームの栽培に利用されているということだったが、どうやらそれは本当らしい。

でも洞窟の中に射撃場っていうのは、射撃場というよりも秘密基地って気がする。

大体耳がおかしくならないか?こんなとこで銃うったら?

とりあえず最初は射撃レンジを見せてもらった。

拳銃用のレンジが3つでライフル用が2つ。

いずれも銃は射撃台と鎖でつながれていた。

ぱっとみるに、AK47とトカレフみたいだったが、当然中国製のコピーだろう。

でも鎖でつながれていると、なんか射撃って気分じゃないよなあ・・・

どちらもターゲットは人型の紙で、それぞれの距離をきくと、ライフルが50m拳銃が25mという事だった。 
 

だらしのない軍服を着た係員が「どうしますか?」と聞くので、とりあえず拳銃から撃つ事にした。

はじめて持ったトカレフ(のコピー)は特に重いということもなかった。

うん。これなら大丈夫だ。

なんの説明もなく銃とイヤープロテクターをわたされたので、仕方なく、万が一の時に備えて読んでおいた、『テッド・新井のコンバットシューティング』という本の内容を思い出し、拳銃を構え、「柱にのったカボチャ」の位置にターゲットをおくと引き金をひいた。

反動もどうこういうレベルではなく、人型の紙がかすかに揺れたので、あたったのはわかったが、どこにあたったのかまでは見えない。

ちょっとどこにあたったか見たいというと、ターゲットをスルスルとひきよせてくれた。

ちゃんと円の中にははいっていて、最初にしては上出来な感じだ。

もとにもどして、20発ほど撃った。

再びターゲットをひきよせてもらうと、どれも綺麗に円の中におさまり、3発が中心に入っていた。

「すごい・・・一発も外れてませんよ。」

一緒に来た秘書が言った。

「フフフ。これが日本人というものなのだよ。生まれてはじめて撃ってもこの成績!!日本人の射撃能力は世界いち~っ」

とりあえずそんなことをいいながら、調子にのった僕はライフルレンジの方へ行った。

う~ん。流石に僕の視力だと50m先は見えずらいなあ~。

しかし、ライフルレンジの方には、射撃台の所に一脚があり、銃を支えられるようになっていた。

僕はそれを使い、慎重に狙いを定めて、まず20発撃った。

ターゲットを引き寄せると、全員が「おお~っ」と言った。

どの弾痕も10,9,8の中央部にあったからだ。

す、すごいぞ!!オレ!!

射撃に関しては意味もなく自信ががあったのだが、ここまですごいとは!!

僕はもう20発を弾倉につめてもらうと、今度は一脚からはずして、普通に肩打ちで、セミオート射撃をした。

フルオートはできないようになっていたからだが、これも見事に円のなかに全弾おさまった。

「う~ん。生まれて初めてなのに、ここまで見事にあたると自分でも怖くなるな。」

「本当にはじめてなんですか?」

秘書がいや~な顔をして言った。

「日本じゃ自衛隊にでも入らないと射撃なんてできないよ。」

「私もやってみていいですか?」

「どうぞ」

僕は射撃レンジを出て、レンジ内が見えるガラス張りの休憩室で、出してもらったお茶を飲んで秘書の射撃を見ていた。

秘書の身長は160センチあるかないかで、流石にそんな秘書がAK47なんかもつとミスマッチな感じがする。

つ~か、撃てるのか?

10分ほどすると秘書が標的用紙をもって、射撃レンジからでてきた。

「三発しかあたらなかったです。」

「ふ~ん」

「中国人は人殺しには向かないんです。」

「銃が向かないだけじゃない?剣とか槍とか矢では中国人同士何百万も殺してるじゃん。」

「・・・・(-_-;)」

「ま、君はライフル扱うには小さすぎるから。もっと大きくなってから練習しなさい。」

「もう24なんだから、これ以上おっきくならないですよっ!!」

「じゃあ、射撃はあきらめてお金儲けにでも励みなさい。日本人も戦後そうしたんだから」

 

 

折角できた射撃場だったが、僕はそのあと一回行っただけだった。

というのはその射撃場には、船にのっていかなければならないのだった。

で、その船着き場は僕の行きつけのホテルのレストランの前にあったので、帰りにそこのレストランで食事をすれば丁度よかったのだが、しばらくして、船着き場が離れたところに移動してしまったのだった。

ついでに言うと、銃が鎖でつながれているのが煩わしい。

そんな射撃は僕的には射撃っぽくないのだった。

  
  

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

 
  
それから1年後。

いつものように僕が一階の工場事務所の藤椅子にすわりながら、チョビをからかっていると、生産の統計担当者が工場内からでてくるなり言った。

「今日の新聞見ました?人民解放軍が、植物園の中に、新しい露天の射撃場をつくったんです。」
 

 

To be continue.
Uploads on coming monday!!
see you (^_-)


2007.12.03

ゆんたくアクマちゃん(63)悪魔系心霊対策?

「美人バイセクシャル作家、グレイブ・グラインダーの話によれば、B型の血は、濃厚で極上のワインを越えた味だそうです」(『電脳コイル』風)

日本のアニメ作品で、個人的に「お前よくやった!!」と手放しで誉めてあげたい作品を三つあげるとすれば、『機動戦士ガンダム(ファースト)』『新世紀エヴァンゲリオン』『電脳コイル』としたい円海です。

因みに上述のグレイブ・グラインダーの話は、テレビブロスの巻頭インタビューにのってました。

世の中には血をなめると性的な充足感が得られるっていう人がいるんですね~

でもこの人、私の昔の知り合いに似ていて非常に微妙な気分になるんですが(^_^;)

全然話はかわりますが、先日某友人と私としては珍しくお酒などを飲んでいると。

「あのさ~ お前オカルト体験多くね?」と言われました。

そっかな~?台湾旅行したときにかなりすごい目にあったくらいじゃん?と思ったのですが。

「でもさ~去年は呪怨館事件があったろ?」

ああ、そういえば。これは都内某所の古い昭和30年代風の一軒家?に住んだ友達の友達が妙な事になって、それが私の方まで飛び火したというとんでもない事件です。

一応経過のメモはとってありますが、ラストが微妙にバッドエンディングな感じなんで、多分書かないと思います。

「その前はみゆみゆ稲荷事件があったろ?」

いや、それは今回またおこって、これから君に話してあげようと思っているところだよ。

「で、今度は、傘男事件かよっ!!」

そうでした。

友人がいきなり「オカルト体験多くね?」と言いだしたのは、私が「傘男」の話をしたからなのです。

傘男は去年の終わりくらいからおこっている話なんですが。

私の部屋は三階なので、帰りは大抵エレベーターでのぼってきますが、出かけるときは階段を下りていきます。

で、朝の薄ぼんやりした頭で、当然の如く二階を経由していくわけですが、去年の末くらいに、二階に降りた所の20X号の部屋の前に、誰か立っていた気がして、びっくりしたんですね。

「うおっ!!」と思わず口にして立ち止まってしまったんですが、誰もいない。

ありゃりゃ?

そこにはドアの脇のアルミ格子に傘がかかっているだけなんです。

こりゃ、寝ぼけまなこで、傘を見間違えたかな?と。

で、そんなことが何回かあった訳です。

そしてその度に、そこには男物の黒い傘がかかっている。

で、傘がないときに、人が立っているような気がした事はないので、錯覚だとばかり思っていたわけです。

で、9月になって。

いつものように階段を下りて二階に出たとき。

思わず「おわっ!!」とか叫んじゃった訳です。

だって20X号のアルミ格子の前に、スーツにノーネクタイやせ形の男が床にケツをつけて膝をたてて、「オレは真っ白に燃え尽きたぜ」とでも言うようにうなだれているのが確かに見えたんです。

朝の8時に部屋の前でよいつぶれているような人みたら普通は驚きます。

でも気を取り直してみると、そこには例の男物の黒い傘があるだけ。

え?え?

何?これ?

錯覚?

錯覚だよね?

でも、出勤途中に考えこんでしまったわけです。

確かに私は台湾では幽霊にボディスラムくらったし、みゆみゆ稲荷の時も発端は真っ暗な庭を見て、「あの方向に何かあるでしょ?気があそこだけ違う」と言ったのが発端でしたよ。

でもね、いずれもそのなんというか、霊的なモノの姿は見てない訳です。

夢の中では別として。

気配を感じるのは、若い頃、高藤総一郎の本読んで気功の練習やってたからで、当時は街中歩いて「なんだ!!これは!!」と思うと、必ずPHSのアンテナがバリバリに電磁波とばしていたり、ソケットや、電灯のスイッチから手をあてていけば、壁の中にどう配線が通っているかとかわかったもんです。

まあ、気功の練習始める前ですが、横断歩道の向こう側に何かもの凄い気配がするので、これは一体なんだろう?とおもっていて、信号が青になったので渡りはじめたら、向こう側からガッツ石松が歩いて来たこともあります。

でもこういう事は、ちょっと気功の練習をすれば誰でもできるんです。多分。

でも幽霊がみえちゃうというのはね(^_^;)

しかし、これまではなんとなく気配みたいなのがしただけというか、まあ、影みたいなのが見えていたくらいなんですよ20X号室の前には。

でも今朝は違うぞと。

確かに人間が見えたぞと。

一瞬だけど。

なんかやばいかも。

気配を感じる程度なら日常生活にはなんも問題ないわけですよ。

でも姿が見えると問題ありだからね。

それが幽霊の類なら、人には見えてないものが見えるんだから誰もいないのに「うぉっ!!」とかいきなり言い出す困ったちゃんになる訳だし、幽霊でなければ幻覚なわけで、精神病の類ですよ。

ん~ と考えて数日。

階段を下りると、また!!

しかも今度は立ってうなだれているしっ!(>_<)!

やっぱノーネクタイの痩せたリーマン風の男だしっ!!

で、やっぱり見えたのは一瞬で、そこには男物の黒い傘が。

でも、今度は錯覚ではないですよ。

同じ傘が、同じ場所にかかっていたのに、こないだは床に酔いつぶれたように座り込んでいて、今回は立ってたもの。

立っていたら傘は腰くらいまでしかないからね。

傘が錯覚を招いた訳ではない。

で、常にあの傘があるということは・・・・

つまりあの痩せたリーマン幽霊が、あの傘に取り憑いているってことではっ!?

これは「傘男事件」と名付けなければっ!!

で、その数日後、また彼は立っていたんですよ。

しかも今度はちらっと私を見たんです(>_<)

ヤバイよヤバイよ・・・・

出川哲朗になって目が合わないように通り過ぎながら横目で見ると、そこにはやっぱり男の姿ではなく、例の傘があるんです。

で、その晩、キッチンでガシャン!!と音がしたので、なんだっ?と思いみてみると、普通にガスレンジの上においておいたはずのヤカンが床に落ちていて、持ち手やぴゅーぴゅーなる口のところがバラバラに壊れてました(-_-;)

ヤバイよヤバイよ・・・・

仮に変な置き方をしてたから落ちたとして。

口の所はともかく、持ち手はリベットかなんかでとめてあるんだから、普通もげないだろ?ステンだし・・・・

傘男の呪い?!

・・・・・・・・・・・

「で、続きは?」

「いや、その次の雨の夜の翌朝は土曜日でさあ。また傘男がいたらイヤだなあ~と思いながら階段下りた訳さ。」

「あのさあ、そこまでイヤなら、エレベーター使えばよくない?」

「イヤ、オレにとっては会社つくまでは個人の時間だから。エレベーターで他の階の人と顔合わせて、朝の挨拶とかするのがイヤなんだよ。」

「・・・・・・・」

「で、階段降りたら、傘男は・・」

「いたのか?目があったんだろ?ばっちし目があったんだろ?」

「いや、いなかった。」

「はあ・・・」

「傘もなかった・・・」

「なんだ。傘がないんじゃ見える訳ないじゃん。」

「いや、20X号室はさあ、エレベーターの隣だから、確か2DKとかの間取りで、子供のいないカップルか独身向けなんだよね。うちのマンションはエレベーターの両脇は元々の土地所有者の持ち物で、賃貸になってるからさ。」

「それと傘男は関係ないだろ?」

「関係あるじゃん。金曜の夜、その部屋には帰ってくるべき男が帰ってこなかったってことだよ?傘の持ち主が旦那さんなら浮気してお泊まりなのかとか、彼氏なら別れてしまったんだろうか?とか、色々気になるじゃん。」

「それは幽霊に関する問題ではなく、その部屋に住んでる女性に関する好奇心だろ?」

「まあ、そうともいうけどね。」

「バカかお前!!死ね!!死んでしまえ!!そしてお前が傘男になれ!!」

「いや~なれっていわれてもねえ。でもオイラ、気がついた事があるんだよ。」

「なんだよ。」

「あのさ~ 普通の人が死んであの世にいけなくて幽霊になっちゃうとするじゃん?で、本人的にはいろんな人に話しかけてみたりするけど、全然気付いてもらえない訳じゃん。そうするとさ~ほとんどのそういう幽霊は鬱状態だと思うんだよね。」

「幽霊が鬱か?」

「うん、クラスである日突然シカトとかされて誰も口きいてくれないと鬱になっちゃうじゃん。それと同じ。」

「なるほど。」

「だからさ~。そういう幽霊は例え見えたとしても無視してればいいわけだよ。どうせ傘男みたいに、街の片隅でうなだれてるだけだから、こっちが見えない振りしてればOK。」

「お前みたいに『うひゃ』とかいったらダメだろうけどな。」

「で、私が思うにさ~。騒音おばさんみたいな人いるじゃん?ああいうちょっと頭のヤバい人とか、普段から自分の過ちを絶対認めないタイプの人が、死んでこの世で幽霊になっちゃうと、きっと鬱にならないで、『てめえらなんであたしに気がつかねえんだ!!なんであたしの言うこときかないで無視してやがるんだ』とか、いって、迷惑な幽霊になっちゃうんじゃないかなあって思うんだよね。」

「う~ん。それはアリかもな。」

「でしょ?すげえよオレ。傘男見ただけで、無害な幽霊になる人と、迷惑な幽霊になるひとの区別がつくようになったよっ!!」

「それがわかっても、迷惑な幽霊の除霊の仕方とかわからなければダメだろ?」

「いや、この理論からいくと、無害な幽霊とたまたま目があって取り憑かれた場合には、相手の話をきいてあげて、説得すれば離れてくれると思うのだな。」

「なるほど。」

「でも迷惑な幽霊になるような人につきまとわれたら無理。だって生きている時からまわりの人のいうこときかないんだもん。そういうのに取り憑かれたら、説得型の霊能者とかじゃ無理でしょ。やっぱ密教の秘法とか攻撃型の呪法マスターしたひとでないと。あ、もしかしたらさ、そういう霊に取り憑かれた人のところいって、その霊の悪口おもいっきり言う。もうこれ以上ないくらいの罵詈雑言。そしたらその霊は怒って、それまで取り憑いていた人から悪口言った人に乗り換えるよきっと。確か映画の『エクソシスト』もラストはリーガンに取り憑いていた悪魔を神父が挑発して自分に憑依させて窓から身を投げるんじゃなかったっけ?」

「う~ん。確かに。でもそれをやる人いるのかっ?」

「どっかのテレビ局がこの円海幽霊理論に基づいて番組つくってくれないかなあ。題して『大槻教授の心霊十番勝負』。宿敵の韮沢さんが立ち会い人してさあ、日本でもとびっきりやばい心霊地帯を10カ所選んで、そこで大槻教授がそこに巣くっているであろう霊の悪口をおもいっきり言うの。それで1年間大槻教授に何もおこらなければ、大槻教授の勝ち。韮沢さんは二度とテレビに出てオカルト関係の話をしない。でも大槻教授が祟られれば韮沢さんの勝ちで、大槻教授は二度とテレビに出てオカルト関係の話をしないと。とりあえず私は大槻教授にXXX(なんとなく怖いので伏せ字)いって、やってほしい。だってクXXX・XXXXウッドの映画見た時、XX島のXXXXXXXXX最高に怖かったもん。」

「それ番組にならないだろ?」

「なんで?」

「帰りの飛行機が落ちるか、船が沈没して、フィルムごとすべて消失するから。」

「(-_-;)」

 

 

おあとが宜しいようで<(_ _)>


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