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2006.07.23

ガガガでポン!!

それは昨年のこと。

某公共事業が、配管の交換の為に僕の会社のあるビルの一階を工事させてほしいとやってきた。

話自体は1ヶ月くらい前からあったのだけれども、一階は店舗になっている為に、工事は店舗の休日の日に。

内容は店舗の入り口の30センチ四方の床を削って、中に埋まっている配管を交換するという単純なもの。

時間通りにやってきた工事のおにーちゃんは、坊主頭で、高校球児がそのまま就職して4~5年経験を積んだって感じの、なかなか精悍な雰囲気。

床を掘り返した時の粉塵が、店舗の奥深くにはいりこまないように、おっきなビニールを張りだす。

オイオイ。会社から出られねーよ(^_^;)

ビニール張りを終えたおにーちゃんは、「じゃあ電源おかりしま~す」といって掘削機を動かしはじめ、ガガガガガ!!と掘削をはじめた。

見ていた僕も、あまりにうるさいので三階のデスクに戻ったのだが、しばらくして天井の電気が一瞬、本当に気がつかないほどの間消えた。

それから数秒後。

下で工事のおにーちゃんの、怒鳴る声がする。

うっせ~な!!怒鳴ってないで、ちゃんと相手のとこいって話せ!!とか思っていると、その怒鳴り声は三階までやってきて、「すいません!!すいません!!」と。

「なんですか?」

「すいません!!掘削してたら、なんか電気使いすぎたみたいで、メーターから煙でてるんですけど、ブレーカー落としてくれませんかっ!!」

はあ~?

タコ足配線している電源じゃなく、壁のコンセント貸したんだぞ?

おにーちゃんの動揺した顔を見ながら一階に下りると、確かに強烈なゴムの焼ける匂いと、ほのかな煙が・・・・

でも、中ではないみたい。

外に出ると、外壁にとりつけてある、電柱からビルへの引き込み線の電気メーターが、思いっきり煙を吐いていた。

うわっ!!会社が萌えてる!!じゃなくて燃えてるっ!!

「早くブレーカーを!!」

といわれても、電柱から引き込みのメーターまでのブレーカーなんて、ビルの中にあるのか?いや、あるわけないだろっ!!

そう思いながら燃えている電気メーターを見ていると、今度はメーターから電線までのぶっといケーブルがブスブスブスッっという音とともに溶けていくではないかっ!!

「消防署に連絡しろ!!」

「中の人間に出てもらえ!!建物に引火するぞ!!」

他の工事の人達が、恐ろしいことをいいだしますヽ(> <)ノ

とりあえず溶けてきている電線側は当然の如くコンクリートなんで延焼はないと思ったのだけれど、店内のブレーカー落として、消火器を持ち出し、再度ビルの外に。

メーターの煙はおさまりつつあるものの、ケーブルはどんどん上へと溶けていっており周辺にはゴムのやけるヤバイ匂いが充満しています。

これは一体どうなるんだろ?このまま電柱のてっぺんまで焼けて、さらに左右に拡がったら、このあたり一帯が停電しちゃって大顰蹙だなあ・・・・・

とりあえず消火器を工事のにーちゃんに渡して(いや、とりあえず会社の方には延焼せず、電柱に向かって延焼しているので、責任は彼だろ?)自分は階段を戻り、二階、三階のブレーカーの場所をチェック。四階のオヤジに「メーター燃えてるから外に出てっ!!」と内線電話でいいましたが、あれ?電気の大元がやけているのに、何故内線電話が通じるの????

そう思ってビルの外に出ると、無数のサイレンが四方から聞こえてきて、うちの会社の前にも消防車がとまりました!!

あわてて下におりると、どうやら電線のメラメラブスブスも消えた模様。

消防車からはホースが出され、若い消防隊員が近くの消火栓に接続。

「いつでも放水できます!!」

ってあなた。放水なんかしないでいいですから・・・・

火は消えてますから・・・・・

とりあえず火は消えたし、まるで人間を発見したゾンビの群れのように野次馬もあつまってきはじめたので、二階に退却。

すると女性消防官が消防車のマイクつかって「ただいまXXX丁目で火災が発生いたしました。」と絶叫。

いや、あなた見てもわかるとおり、もう鎮火してるし、火災でなくボヤですから!(>_<)!

ますます集まる野次馬。

そりゃそうです。

私だって立場が逆なら、間違いなく野次馬する!!

ともかく外には出られない感じなので、二階で携帯だして、友達にメールすることに

件名:ナイスネタ?
今日は某局が配管とりかえるっていうんで、コンクリート掘り返すガガガって機械でウチの電源使ってほりかえしたのですが、始めた途端に電柱から引き込んでいる電線が燃え始めました(--)私がわたした消火器を工事の人がぶっかけたのか、事なきをえましたが、今、消防車が来て大変です。会社の外は野次馬でいっぱいさっ!!

 

自分でもこんなことやってていいのか?と思いながら、友人数名に送信(^_^;)

すると消防士さんが二人階段をあがってきて、壁に手をあてて、壁のなかで漏電、発火していないか確認してブレーカーをみつけ落としていきます

「4階までですか?」

「屋上にも倉庫があります。」

「いくぞ!!」

「あのお~」

「なんですかっ!!」

とりあえず会社は燃えなかったし、火をつけたのも工事会社なので、のほほんとした僕に比べ、消防士さんはマジです。怖いです。

「電柱から電気を引き込んでいる所のメーターが焼けたんですよね?なのになんで各階のブレーカー落とすまで電気ついているんでしょうか?このビルに給電してるケーブルが焼けたならこのビルの電気は皆消えちゃうと思うのですが・・・」

「あっ・・・」と消防士の一人。

「そういえば、そうだな・・・」ともう一人。

一瞬妙な顔をしましたが、二人は三階に向かいました。

すると今度は女性消防官がやってきました。

「こちらのビルの方?」

「はい。そうです」

「消火器出したのは?」

「自分です」

「こちらには何名がお住まいですか?」

「住んでいません。一階は店舗だけど、それ以外は事務所ですから。」

「状況を話していただけますか?」

「えっと工事がはじまったので、三階にいたら、電気が一瞬消えたようになって、しばらくしたら工事の人が電気使いすぎたらしく、煙が出てきたのでブレーカー切って下さいと。」

「それで?」

「一階に行ったら煙とゴムがやける匂いがして、外に出たら壁のメーターから煙が出ていました。そのうちケーブルがブスブスと溶け始めたので消火器をもっていって工事の人に渡して、社内の人に外に出るようにいいました。」

「わかりました。お名前と住所お願いできますか?」

下におりると消防隊の隊長さんが、「東電は来るんだろうな?」と部下に確認中。

もう、周辺一帯が消防車とやじうまで一杯です(>_<)

あちこちで赤い回転灯がまわってるし、さらに遠方から消防車が近づいて来る音がするし、火事なんかより、うちのビルを取り囲む消防車とやじうまの威圧感の方がはるかに怖いですっ!!

屋上までチェックしたさっきの二人組みの報告によると、とりあえずうちの会社は燃え出す心配はないようで一安心。

そこに大人になったのび太君のような東京電力の人が来て、電柱からのケーブルを閉鎖して、調査をはじめました。

「え~結論からいうと、燃えているメーターはこちらの会社ではなく、となりの会社です」

「あ?じゃあどうしてここの会社のコンセントから電気引いて工事してて、となりの会社のメーターが燃えるんだ?」と消防隊長。

「もうちょっと調べてみないとわかりませんが、掘削機の配線以外に原因があるかと。」

「おい!!となりのビルに誰かいないか確認しろっ!!。燃えたのは隣のビルの配線だ。中の状況チェック!!」

となりはお休みです。消防士さんがうちの屋上からとなりの屋上へうつり開けようとしますが、ダメだったようで。

テキパキと報告が隊長の所におくってこられます。

「他の車両は帰せ。うちらは隣のビルの内部確認するまで帰れないぞ!!まず連絡つかないか確認。連絡つかない場合は一階のシャッターか屋上のドアかどちらかを選んでこじ開けて入る。以上!!」

おおっ!!日本の消防隊ってなかなか優秀だぞ!!しかもカッコイイッ!!

僕も消防士さんになればよかった!!

女性消防官に「向かいのお店のおばさんが、隣の社長さんの自宅の電話番号知ってるかも。お互い古いから」というと、女性消防官は向かいへ。

そんなこんなしているうちに、東京電力の人が隊長に「わかりましたよ」と。

掘削していたとこを指さし、

「取り替える配管の上に、となりへの電気ケーブルが通っていたんですよ。で、掘削機で穴ぶちあけちゃって、ショートしたと。」

「なんで隣のビルのケーブルがこのビルの地下とおっているんだ?」

「このビルは構造上は一つで、縦に三軒にわってあるんです。このビルが建てられた頃は一つのビルには一つの引き込み口という決まりがあったんで、引き込みはこちらのビルの壁からして、ケーブルを埋設してとなりに持って行ってたんです」

そうしているうちに隣のビルの人もやってきて、消防隊が中を確認。

「え~。電話でお宅が燃えてるっていわれてふざけんな!!と思ってきたけど燃えてないじゃん?」

「いや、燃えていたのはそちらだそうです。」

「マジ!?なんでっ?」

シャッターを開けると、案の定電気はつかず、消防隊員二名ライトをつけ突入!!

結局特に異常もなく、発生から2時間くらいで消防隊は帰っていきました。

「いや~。お前大活躍だったな。」とオヤジ。

そう。こいつは、私に言われてビルを出た後、何喰わぬ顔で、野次馬に紛れて、この騒ぎを楽しそうに眺めていたのでした。

コノウラミハラサズオクベキカ・・・・・・・

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

 

「申し訳ありませんでしたっ!!」

消防車が帰った後、工事のおにーちゃんがやってきました。

もちろん某局の工事責任者も一緒です。

「いや、まあ配管の上に電気配管があるなんて知らなかったんだからしょうがないですよ。でも隣のビルは電気つかないでしょ?早く工事してやらないと大変だよ。隣のオーナーは私みたいに優しくないから。明日の営業ができなくなったりしたら、小一時間じゃすまないくらいグチグチ言われるよきっと。」

「はい。それは今、東電の方にお願いしていますっ。」

「うちの前に仮設ケーブルとか通すなら、商売の邪魔にならない限り、うちの許可はいらないから。今夜中にやってあげて。」

「わかりましたっ。」

「あと、今確認したら、ショートしたときにうちの館内交換機が初期化されちゃったのか、電話通じないからこの修理の費用は負担して下さい。修理の人はこちらで呼ぶ?」

「はい。お願いします。費用は保険がありますので大丈夫です。」

今度は工事責任者。

「特に実害はないので、慰謝料の類はいりませんから。工事の方は、応急処置だけしてもらい、できるだけ早く、工事をすますなり、中止して現状に戻すなりしてください」

「今日は砂をつめて、元にもどさせます。明日中にどうするかと言うことをご連絡さしあげるということでよろしいでしょうか?」

「はい。まあ、おにーさんもあんまり気をおとさないでね。」

二人は深々と頭を下げて出て行った。

そう。僕はすごくいい人なのだ。相手にもよるけど。

責任者にグチグチ文句いえば、あとでそれだけこのおにーちゃんが責任者から文句言われるだけだからなあ~。

 

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

え~ 今回はオチも何もありません。

ただ一言。

建物が燃えているからと言って、その建物の持ち主や使用者が火を出したとは限りません。

逆に被害者って事もあるんで。

そこんとこ夜露死苦!!

see you (^_-)

(来週はお休みします。次回は「今時の女子(おなご)」)

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2006.07.16

めざせ!!ムシ成金!!(エピローグ)

注:弟のキャラは大幅にいじってあります。そして当然ですが、実在するかどうかは神のみぞ知る事です(^_^;)

弟からのメール

5月21日
無事中国に到着。今夜一泊して、明日の朝、車で新工場予定地に向かいます。

5月22日
8時間かかってようやくつきました。市政府の連中と食事。プリントアウトしたクワガタの写真を見せ、このムシを集めて欲しいというと、何でだ?と聞くので、ムシ好きなんだと答えました。

「こんなのたくさんいる。まかせておけ」との話。

期待できるか?

5月25日
あれから三日。夕方に市政府の連中から電話があり、つかまえたので明日持っていくといってました。愛国的昆虫王計画、ついにスタート ̄m ̄?

5月26日午前
工場は今日から地ならしをはじめています。周囲は田んぼと畑と山ばかりの田舎です。でも、あの緑の山のなかに、数年後は何十億となるクワガタが今も飛び回っていると思うと胸が高鳴ります。そして20年後には、この地に僕の銅像がたっているかもしれません。

でっかいクワガタにのった姿で。

5月27日午後
信じられません。彼らが大事そうにもってきたのは、単なる糞転がしのようなムシでした。カブトムシの雌を探すならともかく、クワガタを探して、なぜ糞転がしをもってくるのでしょうか?うちの幼稚園の娘だってそんなことはしません・・・・

本業の工場の方は大丈夫なのだろうか・・・

5月28日
昨日糞転がしを見て、機嫌が悪くなったと伝わったのか、政府の責任者がやってきて、山中にある農民のところ行って、農民にクワガタの話を尋ねたらよいのではないかといってきました。

ランクルも出してくれるそうです。やった!!

5月29日
帰ってきました。怖すぎる・・・・詳しくは明日。

5月30日
昨日はあまりの怖さに帰ってすぐ寝ました。山は伊豆あたりの山中みたいで、しかも壁になんか不思議な落書きがあるなと思ったら、それは絵ではなく蛾だったのです!!

信じられますか?A4サイズの蛾ですよ?飛び立って鱗粉を浴びたら、その場で自分が蛾に変身してしまいそうな気がして、そっと離れました。

でも流石に農民は詳しかったです。以下農民との会話。

「うむ。これは木にいる虫だな?」
「そう!!いる?」
「うんいる。でも今はいない。」
「どっちだよ!!」
「2週間ぐらいすると、いっぱいみかけるようになる。でも今はいない。」
「そうそう!!間違いない。それだよそれ。つかまえられる?」
「全然問題ない。」
(やった!!)
「じゃあ宜しく。」

そういって別れようとすると、農民が市政府の役人に小声で話すのが聞こえました。

「あんな虫、何につかうんだ?この辺では誰も喰わんぞ?日本人ってあんな虫喰うのか?」

誰がくうかっ!!

帰る前にトイレにいくと、タランチュラのように毛が一杯生えた巨大なクモが!!

チャックからアレを出したら喰われそうなので、トイレでおしっこするのはやめて、立ちションしました。

この虫たちも愛国的昆虫王に出そう。

5月31日
とりあえずこちらの仕事が終わったので、沿海部に戻ります。

内陸は新鮮な魚貝類がまったくありません。ここいらの連中は、主に山菜みたいなのを食べています。こっちもつきあっているので便の出はいいです。

6月1日
戻ってきました。昼に海鮮料理を満腹になるまで食べました。昨日車のなかで携帯がなり、「すでに七匹つかまえた。いつ戻ってくる?」というので一週間後といっておきました。

6月7日
また車で八時間かけて、山菜王国にやってきました。沿海部にはマックもケンタッキーもあるのに、ここにはお粥と山菜料理しかありません。今回は、あらかじめスーパーで、イチゴ味とチョコレート味のポッキーを一箱ずつ買って持ち込みました。

明日、捕まえたクワガタを持ってくるそうです。

6月8日
言葉をなくしました。

もってきたのは確かにクワガタですが、ビニール袋に入れられ、凍っていました。
捕まえたはいいけど、死んでしまったのでとりあえず冷凍しておいたそうです。
で、「何喰わしたの?」と聞くと、「何を食べさせたらいいのかわからないので、とりあえず米を入れておいた」と。

米ですよ?米。

ウソじゃないんです。本当に米をクワガタにあげたのです。そりゃ死ぬよ。喰わないしっ!!

スイカはいっぱいあるので、とりあえずスイカあげておけ!!といったら、こんな牙の生えた虫がスイカなんか食べるわけない!!スイカ畑で見たこともないし、肉あげたほうがいいんじゃないか?と、大論争になりました。

どこの世界に肉喰う肉食クワガタがいるっ!!っていうか、クワガタが肉食なら山中の農民は皆喰われてるだろ?

にいちゃん。この人達の間に、本当にムシブームをおこすことができるのでしょうか?はなはだ疑問です。

でも捕獲できることははっきりしたので、とりあえず工場予定地の片隅に、ムシハウスをつくらせる事には同意させました。最初なので8畳ほどの大きさですが、すでに、労働者が三人駆り出されて、地面をならしています。さっき工事監督が簡単な設計図をもってきました。

仕事が速いのだけは救いです。

おそらくあと一週間もすれば、この窓からみえる緑の山々にクワガタが飛び回るでしょう。しあさってには日本に帰りますが、6月末にはまた来るので、その時にはムシハウスにたくさんのクワガタがいるはずです。多分・・・・・

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 

こうして弟の野望の第一歩ははじまった。

想像を絶するはじまりだが、なんといっても20年後のアジアの安定を作り出す為の大計画の為の第一歩である。それぐらいはしょうがない・・・・・

多分・・

追記:6月末に再度現地入りした弟が状況を尋ねると、ムシハウスは完成したが、なかにいるのは数匹のクワガタのみだという報告だったそうな。

現地の人間が言うには、他のクワガタは、すべて逃げるか死んでしまったと。

翌朝弟がムシハウスを見に行くと、そこには数匹のクワガタと、切らずに丸ごとのスイカが数個転がっていたという。

The end.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)

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2006.07.10

めざせ!!ムシ成金!!(4)

注:弟のキャラは大幅にいじってあります。そして当然ですが、実在するかどうかは神のみぞ知る事です(^_^;)

「では簡単に説明しよう。」

「計画は三段階にわかれる。第一段階は一気に飛躍するための下準備。第二段階は中国人の愛国心を煽る為の下準備。第三段階はアジアの平和と安定を守る為のものだが、これは第二段階が成功すれば、自動的に進んでいくので放置しておくだけで良いのだ」

「うんうん」

「まず第一段階。工場敷地の一部に、クワガタ繁殖期地をつくる。これは第二段階での需要に対して安定供給を計る為だ。第二段階がスタートした時点で乱獲が進んだりすると、単なる金儲けに終わってしまうからな。」

「クワガタの繁殖地っていっても、朽木とか、枯れ葉とかおいておけばいいだけだからお金もかからないね。回りは網戸みたいなので十分だろうし。」

「うん。でもクワガタは知らんが、カブトムシの幼虫は土のなかにいたから、地中は50センチくらいほりさげて、逃げられないようにコンクリ打ったほうがいいかもしれんな。で、柔らかい土を入れて朽木なんかを放り込んでおけば大丈夫だろう」

「なるほど。」

「そして現地の人間にクワガタを捕獲させる。甥っ子が一昨年、ひとつがいのカブトムシつかまえて、去年15匹になったと言っていたから、100つがいで1500匹くらいは期待できるな。多分」

「人海戦術でいけば1000つがいくらい軽いんじゃないかな?そうしたら15000匹だ!!」

「来年15000匹になったら、出荷せずにさらに繁殖させれば、7500つがいで、あっという間に11万2500匹になるぞ!!それをさらに出荷しないで増やしたら56250つがいで、三年目には84万3750匹のクワガタが生まれることになるっ!!」

「1000つがい2000匹のクワガタが、三年で84万3750匹にっ!!流石は人口大国の中国!!すごすぎるね!!でもクワガタって一夫一婦制なのかな?」

「この際、難しい事を考えるのはよそう。ともかく三年で100万に近いクワガタ軍を組織する事が可能なことが判明したわけだ。話半分でも40万から50万。初年度に適切な繁殖密度を測定して、100万のクワガタ軍団を育成するだけのスペースを確保しておかねばならんな。で、これを一匹100元で売ったらいくらになる?」

「8437万元だよ!!日本円にしたら10億越えちゃうよ!!」

「そう、話半分でも、3年で5億の商材だ。まあ配送ができて、中国で一匹100元で売れればという前提だが。」

「50元で売れても、本業の工場が一軒たてられるっ!!。配送も全国に羽化用の部屋を準備して幼虫のうちに輸送して、そこで羽化させれば問題ないねっ!!」

「そうだな。そういう点、カブトムシやクワガタは便利だな。」

流石は弟。輸送途中の死亡率に関する問題をあっという間にクリアしてみせた。

「そこで第二弾だ。ここでは、中国にムシブームを起こさねばならない」

「ゴキブリとクワガタの区別がつかないと、50元も出してムシ買う人いないもんね。」

「そこでここはやっぱり、トレーディングカードだ。『愛国的昆虫王』カードをつくって売る」

「それって、ムシキングのパクリじゃね?」

「基本的にはそうなのだが、別にSEGAがやってくれてもかまわん。ブームがおこりさえすれば、100万のクワガタ軍団は10億円になるから。だが、断固『愛国』の文字は入れてもらう」

「こだわるなあ~」

「そしてもちろんアニメ化もする。日本からやってきた、日本昆虫軍団と、中国昆虫軍団が戦う話だ。」

「なんか、西洋妖怪と日本妖怪が戦う『妖怪大戦争』みたいだね」

「見ている人が感情移入しやすいように、中国人の少年が、日本昆虫軍団の侵略に気づく事にしよう。それを教えるのが、中国昆虫軍団のクワガタと蝶とトンボだ」

「『ミクロイドS』みたいだね」

「1クール目では日本昆虫軍団は斥候隊で、少年とクワゾウと胡蝶と羽鋭とで、撃退する」

「なにさ?クワゾウ、胡蝶、羽鋭って」

「中国昆虫軍団の主人公にきまってるだろ?」

「ああ、そうか」

「で、2クール目では、少年達がまもった自然が、政府の開発やら、お金が大好きな大人の中国人により破壊されていくのを止めるために再度1人と3匹が立ち上がるのだ。そうだ!!ここに拡がる砂漠化の問題もからめよう!!」

「なるほど。これを見た中国の子供が、自然について考えるようになるんだね?」

「そして3クール目。撃退された日本昆虫軍団はアメリカ昆虫軍団の助力を得て中国東北域の、第二次大戦後に遺棄された毒ガスを目指して進撃する。中国人も中国の昆虫たちも、皆まとめて、遺棄された毒ガスを散布することで全滅させようとするのだ。」

「って、中国の子供がどうやって旧満州までいくのさ?そんなお金ないじゃん。」

「ん?それはだなあ~・・・2クール目で中国の自然を守る事の必要性に気づいた少年は仙人に出会い、自分を乗せて飛べるくらい巨大な虫をプレゼントされる事にしておけば、おっけー」

「せ、仙人?」

「だって中国の自然を守る為に戦ってるのだから、仙人が味方したっておかしくないじゃん。」

「まあ、それはそうかもしれないけど・・・」

「で、2クール目で出会った中国全土の昆虫も助太刀して、前面対決となるかと思いきや。」

「ならないの?」

「実は日米の昆虫軍団は、中国の環境汚染が作り出した酸性雨で、漏れそうになっていた毒ガスを無力化させようとしていたのだ。だけど酸性雨を作り出した大人達は、酸性雨が毒ガス流出をおこす事がバレるのを恐れて、中国昆虫軍団に、日米昆虫軍団は侵略軍だと騙していたのだ」

「な、なるほど」

「で、自然を守るために、中国、日本、アメリカの昆虫軍団が、酸性雨の根元となる工場に総攻撃をかける」

「はあ・・・」

「でも、結局毒ガスの流失はふせげず、一部から流失がはじまってしまう。だけど最後はサイコフレームが発動して、毒ガスは宇宙にむけて飛んで行くんだよ。」

「サ、サイコフレーム?誰が渡したの?それに逆シャアのパクリでは?」

「宝貝だよ。パオペイ。仙人が最後の戦闘に際して、少年に渡すんだよ。」

「パオペイ?封神演義かよっ!!」

「いいじゃん。里見八犬伝にも役の行者が出てくるし」

「そ、そうかな?なんかパクリまくりって気がする・・・・まあ、確かにこれを見た中国の子供は自然の大切さにめざめそうではあるけど」

「だろ?パクリじゃなくて、オマージュだから。中国の法律では愛国無罪だし」

「いや、そんな法律はないって。連中が言ってるだけで。」

「まあ、それはともかく、この『愛国的昆虫王』の爆発的ヒットにより、トレーディングカードもめちゃ売れ。100万のクワガタ軍団もバカバカ売れちゃう訳だよ。それでもって、今中国は一人っ子政策、小皇帝の時代だろ?子供が自然を大事にしなきゃと思うと、お父さん、おかあさんも中国の自然を守る事の大切さを理解するようになるわけだ。そこで野人でも見つかってみろ!!ますます自然は宝だということを中国人は理解するようになる。」

「そんな都合よく、野人までみつかるかなあ・・・・」

「『愛国的昆虫王』の爆発的ヒットで珍しい昆虫に対する興味が出てくると、山に入って虫を探すヤツも増えるから見つかってもおかしくないだろ?」

「なるほど。ちゃんと計算があって言ってるんだね。適当にホラ吹いてるようにしか聞こえなかったけど」

「今頃わかったか!!そして計画は第三弾に。10年後自然を守る事の大切さを学んだ子供と親の世代は中国の自然を積極的に回復させるようになる。今の環境破壊的成長が変わるわけだ。砂漠化した土地も日本の高分子吸収ゲルなんかの利用で緑の大地に戻っていく。荒れ果てた中国は緑の大地に戻り、そしてアジアには平和と安定が訪れるのだ!!」

「な、なんかわからないけど、たった一匹のクワガタからそこまでの国際戦略を思いつくなんてすごいね!!」

弟の目はヒットラーの演説を聴いたナチス党員のように輝いていた。

「うむ。弟よ。アジアの平和と安定はキミの肩にかかっている!!行くがよい!!未来に向かって!!」

「G・I・G!!」

「なにそれ?」

「え~ 知らないの?ウルトラマンメビウスだよ。子供と一緒に見てるんだけど。」

「そ、そうなのか。それはすまん。ではいけ!!弟よ!!」

「G・I・G!!」

「G・I・G!!」

こうして弟は、愛国的昆虫王大作戦の為に5月末、中国に飛び立った。

To be continue.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)

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2006.07.02

ゆんたくアクマちゃん51ー最近の私ー

こんばんわ。

えっと、使い慣れた薬を減らす作業をしていまして、今だ効き過ぎちゃっているのでダルダルです。

いや、別に薬の方でもカタカナでクスリとか、ドラッグとかいう方の代物ではないし、直接脳に関与するような薬でもないのですが、血圧が下がりすぎるのですわ。

え~と何が言いたいかは、言わせないで下さい。

来週は続き書きますんでm(_ _)m

そんな訳で、大変申し訳ないとおもいつつ、「キモチ」がなくなってしまったので、近況なんぞを。

まず最初に三週間くらい前の事なんですが。

台湾事件にまさるとも劣らない心霊事件が発生!!

現在も進行中ですが、今年の夏には記事にならないかと思います。

いや、マジやばい感じなので。

私としては、我が友がおうちをたてているので、こっちの方があやしい家になってくれたほうが楽しいのになあと思っていたりもします。

なんせ会社のリクリエーション施設契約の担当になって、伊豆の別荘契約したら、そこから死体が掘り出されたという経験を持つ方なので、私としては是非期待したいです。

う~ん。

あと、今期はテレビ見てましたねえ。

ドラマだと当然の事ながら天海祐希の「トップキャスター」は見てました。

それから「医龍」ですね。あれは医者モノドラマのなかでは、相当よかった気がします。

坂口くんが、何故夜中に病院の屋上で、上半身裸で月の光をあびながら、手術のイメージトレーニングしてるのかは、イマイチ良くわからなかったんですが、それを抜きにしても良かったです。

両方とも終わってしまい残念。

あと今回は珍しくアニメも見てました。

日曜11時から東京MXで「ブラックラグーン」見て、11時半からちばテレビで「涼宮ハルヒの憂鬱」見て、12時から「Fate」見てました。

ブラックラグーンは私的にかなりお気に入りだったのですが、先週で終わってしまったらしい。もっと続きそうな雰囲気だったんだけどなあ。

涼宮ハルヒは全然見るつもりがなかったというか、どんな話かも知らずに、チャンネル変えていたらはじまったので見たのですが、これはなかなかみっけもん。

どこがどう面白いのか説明するのが難しいというか、私は説明することを拒否させてもらいますが、楽しめます。

朝比奈さんがお気に入りです。

正直朝比奈さんの着ボイスとかあったら、携帯に入れちゃいそうな自分が怖いです。

電車なんかでマナーモードにするの忘れていて、いきなり朝比奈さんの声で「お友達からめーるですぅ~」なんて着ボイスがでちゃったりしたら、顔中真っ赤にして次の駅でおりるしかないと思います。

因みにうちの妹は、家族でナルトにはまり、着ボイスをカカシ先生の「お前の仲間からメールだぞ!!」というのにしていて、電車で大恥かいたそうです。

涼宮ハルヒも今週で終わり。

ああ、みくるちゃん着ボイス欲しい・・・・

Fateは初回だけ見て、あとは最終回までの5回くらい見てました。アーサー王が女性だったという話なんですかね?そのあたりがイマイチわかりませんでした。

あ、あとジム通いは順調にすすんでいます。

体重も大分減りましたし、腕の筋肉とかすごいつきましたね。

下腹部だけ脂肪が残ってますが、夏が終わる頃には減りそうです。

週二回でこれだから、もっと早くいけばよかった・・・・

せっかく泳げるようになったのに、今年の夏もサーフィンは行けない気が・・・

だってさ。

普段は別に感じないけど、頭が水に濡れるとヤバくなってきたんですよ(>_<)

恐ろしすぎる・・・・・・

大量の抗酸化物質投与で年齢不詳(?)な私ですが、髪の毛だけはピンチです。

考えてみれば、母方の叔父は私の歳にはみんな見事な・・・・・・

がんばれ!!父方の遺伝子!!

そんなこと思いながら、2006年後半を迎える私なのであります

ではでは。

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