« September 2005 | Main | November 2005 »

2005.10.31

恐怖!!生鹿角酒・・・・(その1)

バカ親父が持ち込んだ中国土産とは・・・・

外国と商売していると、様々なお土産をもらったりする。

ウチのオヤジが中国との商売をはじめたのが70年代末。

そのころもらってくるのは圧倒的にウーロン茶だった。

で、今では信じられない事だが、お土産のウーロン茶は家にたどり着くなり捨てられる定めにあった。

サントリーのウーロン茶が出る前のことで、そんな中国の怪しいお茶はあぶないというのが家族一同の総意だったからだ。

価値のあるものもあった。

鶏血石というのを知っているだろうか?

白い石(とは限らず灰色とかもあるけど)に、血のように赤い模様のはいった石だが、印材として貴重な石で、今ではめちゃ高い。

だが70年代末から80年代初頭の我が家ではオヤジがいくら「高いものだ」といっても、「なんだそんな石!!」と言われ、タンスのはじっこにオヤジのパンツや靴下とともに放りこまれる事になった。

僕が中国に住むようになって、お土産屋に、昔我が家で見た血にまみれたような石がけっこうな値段で売っているのを見て、子供の頃の書道の先生にお土産で買っていったところ、凄く喜ばれ、中国のみならず、日本でも高価なものであることがわかった。

確か家には片手にずっしりのるくらいのがあったはずと思い、何気なく母親に「むかしさ~なんか石をもってきたじゃん。あれどうした?」と聞くと「邪魔だから捨てた」と一言で斬り捨てられた。

もったいない。

80年代末の時点でさえ、白字に赤い模様の入った鶏血石は僅かしかとれず、灰色の鶏血石がほとんどだった。

今だったら我が家にオヤジのパンツとともにあったあの石は100万くらいにはなったかもしれない。

90年代になると、取引先の地元で焼き物が盛んだったこともあり、ツボやら、陶器の置物、スワトウレースのハンカチなんかが多くなった。

ツボやら陶器の置物は飛行機でもって帰るのに本当に困った。

ガサ張る上に壊れやすい。

結局は現地事務所においておくことになった。

現地事務所は龍だの、桃をもった童子だのの置物で一杯になった。

これもおける間はおいたが、数が増えるとこっそり割って捨てていたと思う。

どうせ陶器くれるなら皿とかにしてくれればよかったのに・・・

その点スワトウレースは、持ち運びに便利だし、このころにはスワトウレースは有名だったので、そこいらの女の子にあげると喜ばれて調法だった。

たくさんもらったときはやはり現地事務所においておき、日本からきたお客さんに「会社の女の子向けに」とあげても喜ばれたので非常によかった。

もっとも僕としては、何故手を拭くにしてもちっとも水分をすわないあのハンカチが良いのか、さっぱりわからなかったのだが。

そのほかにも漢方薬とか、木彫りだとか、色々あった。

だが、もっとも怪しいお土産。

それは・・・・・・

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

今から5年ほど前の事。

僕は関わらなかったのだが、オヤジが中国の北の方と取引をしていた。

で、ある日空港から直接会社に戻って来たオヤジの鞄を物色していると、なにやら新聞紙に包まれたものが。

かなり重い。

いったいなんだ?

そう思い、僕は外のビニール袋をとり、なかの新聞紙をめくり始めた。

何十にも包まれている新聞の外側3枚くらいを取り去ると、そこにはやはり新聞紙が・・・・

いや、タダの新聞紙ではない!!なにやらシミがついている。

っていうか、このシミは尋常ではない。

血だ。

どう見ても血だ。

この重さ。

この細長さ。

まさかこれは・・・・・

まさかこれは・・・・・

人間の腕?

クソ親父のヤツ、バラバラ死体でも新聞紙に包んで日本に持ち込みやがったのかっ?

流石に僕もこれ以上新聞紙をはがすのが怖くなった。

どうしよう?

でもスプラッタムービー好きの僕が、この血まみれの新聞紙の中に何があるのか?という誘惑に勝てるはずもなかった。

僕は一枚ずつ新聞をはがしていった。

最期の数枚は真っ赤な血に染まった紙で、新聞紙とはいえなかった。

マジでバラバラ死体?

なんなの?これは?

最期の一枚をはがした時。

ゴロン

え?

つの?

僕は東京生まれの東京育ちだ。

従い動物の角というのを間近に見た事がない。

だが、ごわごわとした剛毛につつまれたその物体は、どうみても動物の、角と思われ・・・

「うわ~はっはっはっ!!」その時不意に僕の後ろからバカ親父の高笑いが聞こえた。

「どうだ。驚いたか?現地で鹿牧場に行って、若鹿の角をチェーンソウで斬ってもらい、斬りたてほやほやのヤツをもらってきたのだ!!おお、急いで酒に漬けなければっ!!」

おいおい。

いくら鹿の角とはいえ、こんな血まみれのモン、よくも税関が通したな。

それよりも。

「あのね、そういうものはまず水につけて血抜きをした上で乾燥させて、その後で酒に漬けるものだと思いますけどね。」

僕は血まみれの鹿の角を掴んだ親父の顔を見て言った。

「バカかお前は。この血がいいんだろうが。血まみれだからこそ、酒につけて効くんじゃねーか。及川さん。早く焼酎かってきてくれ」

60過ぎて同じ歳の女房をもっているお前が、一体何に「効」かせようとしているのだ?

内線電話で呼び出された及川さんは、血まみれの角を見てビビリ、はっと息を飲んだ。

そりゃそうだ。どこの会社に血まみれの角がゴロンと応接テーブルの上に転がっている?

しかも周囲は血にそまった新聞紙だらけときている。

23歳の女の子に、鹿のとはいえ、リアルなスプラッタグッズはショックだったようだ。

親父から金を受け取ると、及川さんは焼酎のでかい瓶を買ってきた。

だが当然のことながら、いくら焼酎の瓶がでかくとも、その口から、鹿の角は入らない。

「ば~か。入るわけね~だろうがっ。捨てろ!!そんな血まみれの角!!」

僕は親父に言った。

「バカいうな!!折角もってきたんだ。チェーンソウで斬ろうとしたら暴れて大変だったんだからな。誰が捨てるかっ!!」

そういうと親父は及川さんをつれて階下におりていった。

20分後。

戻ってきた及川さんに僕は角がどうなったか尋ねた。

「社長が自分で真空包装にして、地下の冷凍庫に保管しました」

何を考えているのやら・・・・・

「でも凄いですね。私ゾンビ映画とかが大好きなんですけど、リアルであんな血まみれのモノ見たの初めてです!!興奮しました!!」

僕が及川さんの顔を見ると目がキラキラと輝いていた。

あんたねえ・・・・・

あんな気持の悪い血まみれのつの見て、興奮しましたってど~いう事よっ(>_<)

To be continue.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)

| TrackBack (0)

2005.10.23

ゆんたくアクマちゃん44ーガン!!ガン!!ガガ~ン!!

木曜日に長老が会社の近くにお見舞いにくるってことで、15分程あって話をしました。

まあ、二月からの闘病で、かなり痩せていましたが、友人のお見舞いにいけるくらいになって何より。

でも、別れたあと、会社のソファで一時間ほど寝ちゃいました。

どうもごっそり気を奪われたようです。

入院中から、お見舞いにいくとごっそり抜かれるので、週一を月一にしてたのですが、不覚でありました。

ようやくおきあがってからしばらくして、「今家につきました。久しぶりにあったせいか、なんか元気が出た気分♪」

そりゃ出るだろっ!!これだけ人から気をぬいてけば!!

ガン細胞の恐ろしさを改めて実感した円海です。

月末手術できるかどうか検査するそうで、一刻も早く切除していただきたいもんです。

その日も、金曜日も早く寝たのに、歳をとるとそう簡単に気もチャージできないのか、朝が起きられないおきられない。

ちっくしょ~と思ったら、土曜日に今度は胃ガンで胃を全摘したお客様がやってきました。

9月半ばに全摘したんですが、顔色も良く、至極元気そうな様子にホッとしました。

大変お世話になった方なんで。

「量はそんなに食べられへんけど、胃がなくなっても腹はへるのが不思議やな。まあ、酒、タバコ、刺激物を禁止されただけで、他はなんでもたべれるわ」といってました。

やっぱりガン細胞は摘出に限る・・・・・

そんなことを思いながら今朝めざめると。

携帯にメール着信のランプが。

「誰じゃ?」と思いながら見てみると長老からでした。

「ケンチ君、結婚したんだって。XXちゃんからメールがありました」

XXちゃんというのは、長老の仲良しさんで、ケンチの大学の先輩の奥さんです。

木曜日長老と会ったとき、「ケンチも一年以上つづいているけど結婚するんでしょうかねえ?」と話していたんですが、まさにその翌日くらいに極秘入籍?

早速、魔女やら、我が友に言いふらすと同時に、魔人にお祝いかねてメル凸。

その返事。

「ありがとうございます。本人氏名(既婚)」

マジかよ・・・・・・・

まさにガン!!ガン!!ガガ~ン!!って感じです。

仲の良い友人が先に結婚してしまうとえらくショックだといいます。

私の場合、我が友は早く結婚して欲しいと思っていたので、周囲が「円さんショックでしょう?」と言ってくれたにもかかわらず、ちっともショックではありませんでした。

しかし魔人の結婚はショック!!

いでっちからは「円さんにすら連絡がなかったというのは、普段の行いが悪いから?」と、ぐさりと心臓につきささるメールがっ!!

違うもんね!!電撃入籍だったからだもんね!!

とりあず「ただでさえ、ショックなのにお前は鬼かっ!!」と返事をすると、「だって魔女だも~ん」と返事が返ってきました。

今日は水泳教室の日なのでどうしようかと思ったのですが、なんかプールいくと水底に沈みそうで思わずお休みに。

ああ、酔うと車道を絶叫してかけまわり、電柱に昇り、手当たり次第に周囲の人をジャイアントスイングしまくっていた魔人が結婚してしまうなんて!!

もう、よいつぶれて12月の真夜中に高尾山にいってしまい、凍えそうになる事も、終電過ぎまでなんとか粘ったのに、女の子にタクシーで先に帰られてしまい、一人で始発が出るまで歌い続けることもないんだね・・・・・・

大事なネタ元がまたひとつ消えてしまいました。

という訳で、私もここにしばらく身を寄せることにしました。

みなさんごきげんよう・・・・・

P.S 来週はちゃんと更新させていただきますのでm(_ _)m

| TrackBack (0)

2005.10.17

キャンプにまつわるエトセトラー6-

夕闇がせまっても、一同はまったく帰ってこず、かまやつと僕は、肉と野菜を切り、串に刺す作業をはじめた。

昼食、朝食、当番の僕は、夜は飲み物でも飲んでいれば食事ができあがるはずだったのに・・・・・

肉と野菜は火の通り方が違うので、同じ種類のものを刺し、野菜にはオリーブオイルを塗った。

日が完全にくれかかる寸前に、一同があらわれた。

「いや~楽しかった!!」

そんな言葉に僕とかまやつ、それにユリちゃんは沈黙で答えた。

「風呂いくけど誰かくるか?」

一緒にやってきた隊長が言った。

「私とユリちゃんがいきます。後の人は食事の準備があるからいけませんね。円さんはどうします?」

この暗闇のなかでは、何がどこにあるのかわからなくなるに決まっている。

僕は残る事にした。

「下準備はちゃんとやっておいたんだから、私たちが戻ってきたら、ちゃんとご飯を食べられるようにしといて下さいよっ!!」

暗くなった上に雨も降り出し、グリルの上にタープをはったりして、苦戦する大杉、小田のコンビを横目でみながら、僕とケンチ、シュガケンはビールを飲みまったりとしていた。

しかし、このままでいくと何時に食事にありつけるかわからないのに気づくと、赤ワインの栓を抜いて呼吸をさせてから、ナイフでフランスパンを一口サイズに切り分ける作業をはじめた。

チーズフォンデュに使う為だ。

大杉君、小田君、ケンチの彼女はグリルで肉や野菜を焼いている。

「いや~キテるな円さんは」

シュガケンがニヤニヤ笑いながら言った

「何がですか?」

「いや、別に。」

「いいんですか?そんな不機嫌そうな顔してると疑惑が拡がりますよ?」

今度はケンチ。

「何が?」

「別に。」

僕等はフランスパンを切った

「でも、彼女が生理中で海に入れないのに、自分が遊んじゃうっていうのはどうですかね?」

ケンチが誰にいうともない感じで言った。

「しかも、悪魔と彼女を二人っきりに・・・」

シュガケンがそれに続いた。

「あのね~。二人して何がいいたいんですかっ?」

「いや、別に。ただオレは彼女が一緒なんで、変な疑惑はかけられないなあ~と思ってるだけですよ。」

「私も今回は嫌疑はかけられそうにないなあ~。幸いにも」

「そりゃね、ケンチが疑惑の対象にならないのは当然ですけど、シュガケンさんが疑惑の対象にならないのは、車でずっと寝てたからでしょ?こっちは小田君も寝そうだし、ずっと起きてたから眠くてしょうがなかったんですよ。」

「まあ、それも大人の作戦てヤツだから。余計な嫌疑をかけられない為の」

「気をつけたほうがいいですよ。大杉君、一人だけ、水上スキーでたてなかったから。」

「オレと違って彼女と離ればなれだから、気になって立てなかったのかも」

「よりによって留守番相手が悪魔だし。」

ケケケケケと二人が笑った。

「何、三人でこそこそ話しながら笑ってるんですか?」

かまやつとユリちゃんが戻ってきた。

「別に。」

シュガケンとケンチが言った。

「お風呂っていうより温泉でした。誰もいなくて貸し切りで。あ、白ワインとお酒買ってきましたから」

フォンデュ作りをかまやつと大杉君にまかせ、僕とケンチは肉を炭焼きしているグリルに行くことにした。

正直夏場のバーベキューのグリル係くらいイヤな事はない。

暑くて汗が出るし、しかも今日は雨降りだ。

文句を言いながらも総て焼き終え、食事をはじめたのが8時だった。

かまやつの隣にシュガケンがすわったので、僕はかまやつの隣からひとつ離れた席についた。

「かまやつの隣にすわればいいじゃないですか」

ケンチが言うのを無視していると大杉君が「すいませんけど、隣にうつってもらえませんか?チーズフォンデュつくるのに邪魔なんで」

僕は渋々かまやつの隣にうつった。

ケンチがイシシシと言う感じで笑った。

そうか。

そういう楽しみかたをしたいのか。

でもいつまで笑っていられるかな?魔人よ!!

カノジョさんを連れてきたことで、大杉君の疑惑を解いたつもりだろうが、私とかまやつの前に、カノジョさんなんかを連れてきて、後悔しないですむといいけどなっ(>_<)!!

まあ、カノジョさんの前で人間の振りをしてなければ大丈夫だろうけど。

チーズフォンデュも予想以上においしく、バーベキューにした肉や野菜も最高だった。

かたづけるのが面倒という理由で紙皿にしたのだが、紙皿で食べるのがもったいないくらいだった。

食事が終わり、パーコレーターで沸かしたコーヒーを飲み、隊長のお座敷コンテナを見学にいき、冷房の効いたコンテナのなかで酔いをさまして僕等はまたタープに戻ってきた。大杉君が夕食をはじめる前に仕込んだチーズや卵の薫製ができており、僕等はそれをつまみにしてまた飲み始めた。

12時を過ぎても、うだうだと飲み会はつづき、完全に酔いがまわった小田君とユリちゃんが「もう寝ます」というとそれぞれのテントに入った。

小田君のあのよいっぷりだと、テントの中はあっという間に酒臭さと男臭さが充満して、男二人で寝ることは不可能だ。

この時点で僕はタープの中にリクライニングチェアを引っ張り込んで眠ることにきめた。

適度に酔いがまわって、気持ちよさそうな顔をしているケンチの顔を見ながら、かまやつがケンチの彼女に話しかけた。

「で、カノジョさんとケンチさんはどこで知り合ったんですか?」

それはありがちな振りだったが、もちろん毒が仕込まれていた。

「学生時代です。ケリーがバンドでドラムやっていて・・・」

「ちょっとまって!!ケンチが学生時代バンドやってたのは知っているけど、今、ケンチの事をなんと呼びました?」

「え?ケリーって・・・・」

「ケリー?」
「ケリー?」

僕とかまやつが同時に言った。

「ケリーかよ・・・・」

シュガケンが一歩おくれて、心底あざ笑うように言った。

「ケリーって呼ばれてたんだ」

僕はケンチの顔を見て言った。

「まあ、バンドですから。普通っしょ?」

「ケリーかあ・・・・」

僕がつぶやくと、横からかまやつが、バカにするように言った。

「ケリー!!」

酔いでくもったケンチの瞳に、光がともった。

「ハハハハハ」

ケンチが瞳のなかに一瞬ともった光をかき消すようにして、よっぱらい特有のだらしない笑いかたをした。

「で、ケリーは学生の頃から電柱に昇ったりしてたんですか?」

かまやつが、ケンチの彼女に聞いた。

「え?酔いつぶれることはあったけど、そんな事はしませんよお~」

彼女が笑いながら言った。

「うそ!!じゃあ、絶叫しながら車道を走ったり、周囲の人をかたっぱしからジャイアントスイングしたりするのは?」

僕は真剣な顔で彼女に聞いた。魔人は若き頃から魔人だと思っていたがそうではなかったらしい。この情報は魔人誕生にかかわる貴重な情報だ。

「え?なんですか?そんなこといつもしてるんですか?」

僕とかまやつは顔を見合わせた。

「ケリーは学生の頃、そんなことはしてなかったんですか?」

かまやつが彼女の顔を見て聞く。

「ハハハハハハハハハ」

ケンチが今度はでかい声で笑った。だが瞳には魔人の光が宿ったままだ。

「してませんけど・・・・」

「酔いつぶれてトイレに2時間閉じこもったりは?」

「それは時々」

「なるほど」

「あの~。聞いてもいいですか?」

彼女さんは急に不安になったようだった。

「どうぞ」

「この人、酔っぱらって車道を叫んで走ったり、電柱昇ったりするんですか?」

「え~。知らなかったんですかあ~っ?ケンチさんも彼女の前だと気取るんですね~。魔人なのに」

かまやつが心底面白そうな顔をして言った

「え?魔人?」

「そう。ケリーさんは私たちのなかでは魔人とよばれているんですよお~」

「ウハハハハハハハハ」

ケンチが今度は不自然なまでにでかい声で笑った。

だが、その瞳は、まったく笑っていなかった。

やばい・・・・・

激しくやばい気がする・・・・・・

彼女がケンチの顔を見た。

ケンチは視線を合わせなかった。

「あ、私ちょっとトイレいってきます」

ケンチの彼女がトイレに行った。トイレはここからは五分くらいで、まあ15分くらいは戻って
こない。

なんか激しくやばい気がする・・・・・

ケンチはうつむいてすわったままになった。

よせばいいのに、かまやつが「ケリー!!ねちゃったの?」と声をかけた。

かまやつが言ったにもかかわらず、むくりと顔をあげたケンチの視線はかまやつではなく、僕に据えられていた。

「円さん。」

「はあ。」

「キスしましょうよ。」

「え?」

「キスしましょう。」

「・・・・・・・・・」

「キャア~!!ケンチさんと円さんがキス~?」

かまやつがわざとらしく驚いた声をあげた。

「ちょ、ちょっとまってよ。なんで男同士でやらなきゃならないの?かまやつとすればいいじゃん」

その瞬間、僕は斜め横から刺すような視線を感じた。

ジェラシー王と化した大杉君が僕を睨んでいた。

ケンチが椅子から立ち上がった。

隊長のとこから帰った時に席替えをしたので、ケンチ彼女がいない今、僕とケンチの間はカノジョさんが座っていた椅子だけだ。

「ちょ、ちょっとまってよ。冗談でしょ?」

「冗談じゃないですよ。じゃあ、選んで下さい。今ここでキスするのと、このタープをたおされるのとどっちがいいのか?」

ひえっ!!

タープはでかすぎて、倒されたら一人では立て直せない。

すでに全員がテントに戻るタイミングを計っている今、タープが倒されても誰も立て直しを手伝ってはくれないだろう。

ということは、ごろ寝?

小降りとはいえ、雨が降っているのに?

僕はケンチの顔を見た。

本気だ。

少なくとも、電柱によじ登り、車道を絶叫して駆け回るこの男にしてみれば、タープを一瞬で倒すことなど、なんともないだろう。

僕は間違いなく、雨に濡れながら野宿するか、酒臭いテントで眠るかしかなくなる。

そのうえ、明日の朝食は、タープを立て直すところからやらなければならない。

ということは・・・・・

「どうするんですか?円さん。」

かまやつが目をキラキラさせながら僕の顔を見た。

「タープ倒れても立て直すのは手伝えませんよ。もう1時過ぎだし。」

「さてと。私ももそろそろ寝ないとな。」

シュガケンも薄笑いを浮かべながら言った。

大杉君には手伝ってもらえる可能性は0と考えないとならない状況だし。

僕は立ち上がった。

「じゃあ、いいよっ!!キスしてやるよっ!!」

キスと言ったって、舌と舌が絡み合うディープなヤツでなければ手をつなぐのとさしてかわらんし。

何よりも小雨がけぶるなか、宿無しになったり、酒と男の体臭でムッとくるようなテントで寝るハメになるよりはましってヤツだ(そうなのか?)

ケンチはうすら笑いをうかべると近づいてきた。

ケンチの方が、僕より5センチほど身長が高い。

僕は間違っても舌を入れられないように歯をきっちりと閉じた。

ケンチが僕の肩に手をかけ、僕等の目と目があうと、急に笑顔になった。

「な~んだ。冗談だったのか」

そう思って、安堵した瞬間

ぶちゅう~っ

魔人の唇は、意外にも柔らかであり・・・・・

よくもやってくれたな・・・・・

コノウラミ・・・・・

コノウラミハラサデオクベキカ・・・・・・・・

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

ケンチの彼女が帰ってきたとき、タープの中は異様な興奮につつまれていた。

「どうしたんですか?みんななんか凄い元気になって」

異様な雰囲気に気づいた彼女が、そういいながら皆の顔を見回した。

ケンチはそっくりかえり、シュガケンはニヤニヤした笑いをうかべ、大杉君まで楽しそうにしている。

当然かまやつは、一番楽しそうにしていた。

僕は一人でうつむいていた。

そう、ここは一人うつむいていなければならないシーンなのだ

コノウラミハラサデオクベキカ・・・・・・

「ケンチさんがしちゃったんです」

かまやつが答えた。

「しちゃったって?何を?」

彼女がケンチの顔を見た。

ケンチは斜め上を見て、彼女とは視線を合わせない。

「キスです」

かまやつが言った。

「え?キス?誰とですか?」

彼女がかまやつに詰め寄った。

かまやつは何も答えず、目をキラキラさせながら、僕の事を指さした。

「ええっ?」

彼女さんは僕をみた。

僕はうつむいたまま言った。

「されちゃいました・・・・タープを倒されるのと、俺とキスするのとえらべっていわれて・・・いくらなんでもこの雨のなか、宿無しはイヤだったんで。てっきり冗談だと思ったら本当に・・・」

「・・・・・・・」

「カノジョさんには悪いと思ったんですが、ケリーが強引に・・・・」

「・・・・・・・」

タープの中に沈黙が満ちていった。

全員が誰とも視線を合わせない。

「本当にしたの?」

彼女がケンチに聞いた。

「した」

「・・・・・・」

うつむいた僕をかまやつが見た。

視線があったところで、僕はうつむいたままニヤリと笑った。

かまやつもかすかに笑うとケンチに言った。

「で、ケリー。円さんの唇の感想は?」

ケンチは笑いながら言った。

「男なのに柔らかかった」

「もう寝ます。」

彼女が席をたった。

ケンチがそのあとを追った。

大杉君が先にテントに戻った。

僕とかまやつ、シュガケンがタープに残った。

「今夜あの二人はどうなるんだろうなあ」

シュガケンが言った。

「逃げ場がないですからね。テントって」

僕は面白そうに言った。

「私が彼女さんの立場だったら背中むけて寝ます。他の人にキスした唇であたしにキスするなんて絶対お断り!!」

そういうとかまやつも席をたった。

シュガケンも席をたつと、ぼそりといった

「恐ろしい。まさに捨て身の一撃・・・・・」

僕はタープのなかにリクライニングチェアを入れ、蚊帳をすべて閉じると蚊取り線香をつけてフリースの毛布をかけて眠りについた。

湿った砂の匂いが心地よく、眠りに落ちる前に波の音がかすかに聞こえた。

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

それから1ヶ月。

かまやつから電話が来た。

「ケンチさん彼女と別れたそうですよ。」

「そりゃまたなんで?」

「さあ~。なんででしょうねえ?一緒に新宿での飲んだんですけど、私悪いことしちゃったかも」

「なんで?」

「カラオケにいこうって言うんで、カラオケで3時頃まで歌ってたら、母から電話で何やってるの!!といわれたんで、ケンチさんおいてタクシーで帰ってきちゃったんです」

「鬼!!大杉君にいってやろっと」

「いいですよ。カラオケにいる間も電話して説明しましたから」

「なんて?」

「失恋したケンチさんに付き合ってカラオケにいるって」

果たしてケンチは癒されたのだろうか?夜中の三時にカラオケボックスに一人で取り残されて。

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

シュガケンのコーヒーショップにいくと、シュガケンと共にユリちゃんがカウンターに入っていた。

「何やってんの?」

「お花屋さん潰れちゃったんです。で、しばらく古巣でアルバイトすることに。もう上がりなんですけど」

僕がスムージーを注文すると、ユリちゃんは控え室に入っていった。

5分後。制服を私服に着替えてユリちゃんが出てきた。

カウンターにいる僕の耳に口を寄せると小さな声で言った。

「円さん。私、アロエプレーにはまっちゃいました。今はローションで週一彼氏と楽しんでます。サンキュ!!」

ドアを出るときに振り向くと、僕に手を振って出て行った。

「いつの間に仲良くなってるんですか?」

シュガケンがユリちゃんの後ろ姿を見ながら言った。

「そんなんじゃないですよ。クラゲに刺された時のアロエ治療ありがとって話です。」

「なんでそれだけの事、耳元でささやく必要があるんですか。」

「シュガケンさんに気があるからわざとやってみたんじゃないですか?かまやつみたいに」

「そんな訳ないでしょう」

そういいながらもシュガケンはまんざらではない様子だった。

シュガケン。それはこの世でもっとも幸せなオスである。

The end.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)

| TrackBack (0)

2005.10.10

キャンプにまつわるエトセトラー5-

そしてクラゲの傷みに苦しむユリちゃんに僕の医療行為が・・・・

「しょうがないですねえ・・・怪我した女の子ほっぽり出して遊びにいくなんて。」

かまやつが当然の事を言った。

しかし、それがシュガケンという生命体・・・

彼女がいたって、他の女にいくであろう男が、彼女でもない女の面倒を見るわけがない。

シュガケンは狩人である。

彼にとって、この世に存在するのは、狩れる獲物と狩れない獲物の二種類。

頭のてっぺんからつまさきまで狩人である彼にとって、狩れない獲物の為に金や体力やカロリーはもちろん、時間だって使うことは許されないのである。

そして狩った獲物も美味しいところだけ食べればあとは用済み。

エイリアンより美しくシンプルな生命体。

それがシュガケン!!

それはともかく・・・・・・

「でもそれだけ広範囲に刺されていると、それだけのアロエじゃ足りないですね。」

かまやつの意見にユリちゃんはうなずいた。

確かにそうだ。

あっ。そういえば調理キットのなかに、おろし金があったな・・・

「擦りおろそう。おろし金があるから。で、おろしたアロエを塗れば丁度いいよ。」

そういうと僕はユリちゃんからアロエを受け取り、セラミックのおろし金でそれを擦りおろしはじめた。

二分後・・・・・

僕とユリちゃんは二人でセラミック製のおろし金の周囲にたまったアロエを見ていた。

「なんかエロくありませんか・・・・」

ユリちゃんが言うとおり、2分前までただの葉っぱに過ぎなかったアロエは、妙にぬるぬるとした、エロい液状になっていた。

「(-_-)・・・・・・」

僕がすり下ろしたアロエに指を入れると、ぬめ~っとした液体が指にまつわりついた。

なんかすっごくヤバいものをつくってしまった気がする・・・・

だってこれから僕は、ユリちゃんの内股をはじめとする、こういうモノを塗るにはあまり適切とは思えない場所にこれを塗らなければならないのだ。

僕等二人は顔を見合わせた。

「レズビアンコースとお医者さんコースとどっちがいい?」

しかたなく僕はユリちゃんに尋ねた。

しかし、ユリちゃんはかまやつとは初対面で、まだほとんど口もきいていない。

当のかまやつも、何故か しらんぷりを決め込んで、リクライニングチェアに寝そべっている。

再度僕とユリちゃんは顔を見合わせた。

「まあ、ユリちゃんも処女って訳じゃないし、僕も童貞ってわけでもないから(=^∇^=)」

「そ、そうですね。これを塗るだけですもんね(=^∇^=)」

「そうだよ。それにこれは医療行為だから。合コンの王様ゲームでキスしたりするのに比べたら、何もやましいことはないし。それに閉ざされた空間じゃなくて露天で、まわりの人はみんな見ている訳だから、アロエは妖しくても、二人の雰囲気が怪しくなることはないさ!!」

「あははははは(^O^)」
「あははははは(^O^)」

僕等は二人で笑い、ユリちゃんはもうひとつのリクライニングチェアに仰向けに寝そべった。

僕は擦りおろしたアロエを別の容器にうつした。

ねばあ~

「やっぱり・・・・相当エロいですね・・・・」

ユリちゃんが粘りながら容器にうつっていく摺り下ろしアロエを見て言った。

「あははははは(^O^;)」
「あははははは(^O^;)」

「じゃあ、後からいこうよ。最初はお互い顔見てると恥ずかしいかもしれないし。」

僕はそういうとユリちゃんをリクライニングチェアの上に腹這いにした。

そうして、擦下ろしアロエを手にとると、ユリちゃんの太股の裏のくらげにさされたみみず腫れに塗りつけた。

「あっ・・・・」

ユリちゃんが妖しい声を出して体をビクンとさせた。

「うをいっ(>_<)」

僕は大きな声を出した。

「す、すみません・・・なんか予想以上にヌルヌルしてエロな感触だったし、冷たかったのでつい・・・もう大丈夫ですから」

ユリちゃんは顔を僕の方に向けながらそういったが、その顔から笑いが消えた。

「何でかい声でエロいとか、ヌルヌルとか言ってるんですか?みんな見てますよ(#`□´)」

気がつくと僕の後ろにかまやつが腕を組んで立っており、何故か上唇をヒクヒクさせていた。

そしてその後ろには、となりのテントのおばさんが、ナニゲにこちらを見ている。

おばさん。海は逆方向だよ・・・・

「い、いや、ユリちゃんが変な声出すから。」

「声がでちゃうのはしょうがないじゃないですかっ!!素肌の、しかも太股にこんなヌルヌルしたもの塗りたくられてるんだから。私のせいにしないで下さいよ。」

「そんなこと言ったって、クラゲなんかにさされるキミの方が悪いんだろ!!」

「何でもいいですからっ!!」かまやつが僕とユリちゃんのやりとりを中断した。

「早くすませて下さい。静粛且つ俊敏に。」

そういうとタープの下のリクライニングチェアに戻った。

「怒られたじゃん!!」

「怒られましたね。」

僕はユリちゃんの腕に擦おろしアロエを塗った。

今度はユリちゃんも変な声は出さなかった。

仰向けに戻ってもらうと、今度は脚に塗り始めた。

「でもかまやつさんは、大杉さんの彼女ですよね?」

「そうだよ。」

「ふ~ん。」

他の部分は総てアロエを塗り終わり、あとは内ももの付け根だけになった。

「じゃあ、今回のミッションで、もっともエロい部分の作業を開始するから。当然股を開いてもらわないとならないけど、毛とかはみ出してないだろうね?」

「ちゃんと処理してるにきまってるでしょっ!!」

「一応聞いただけだろ~がっ!!こうやって対面で股広げてもらって、毛がはみ出ていたりしても、お互い恥ずかしい思いするだろ~がっ!!」

「静にっ」

かまやつがリクライニングチェアの上から言った。

「また怒られましたね」

「まだ生理中だからしょうがないんじゃない?」

「なんで円さんがそんなこと知ってるんですか?」

「さっき、聞いた。今日終わるかと思ったらまだちょっと残ってたんで、海に入るのは明日からにするって。」

「なんで円さん相手だと、女の子は平気で生理の話をしたり、ヌルヌルを体にぬらせたりできるんでしょう?」

「知るかっ!!じゃあはじめるから。私を医者だと思って股を開きなさい」

「う~ん・・」ユリちゃんも流石にためらった。

「恥ずかしがるなっ!!こちらまで恥ずかしくなるっ!!」

「はい!!先生」

リクライニングチェアの上でユリちゃんが股を広げた。

内股に付け根のところまでみみず腫れが走っている。

「良し。ヘアははみ出てないな。」

「だからあ~。ちゃんと処理してきたっていったでしょっ!!」

ヌルリ

僕はユリちゃんの言葉が終わらないうちに擦りおろしアロエを内ももの下のほうにぬりつけた。

「あっ・・・・・」

「だ・か・らっ エロい声出すなっつーにっ!!」

「しょうがないじゃないですか!!こんなところに あっ!!

僕はもうちょっと上にアロエを塗りつけた。

「フフフ。これまでとは明らかに反応が違う!!内股は性感帯だな」

ユリちゃんの顔は真っ赤になっていた。

「は、はやくすませて下さいよ」

「安心しなさい。あとは付け根のところだけだから。まあ、ここが一番敏感そうだけどアロエ塗ってない股の中心をアロエ以外の液体で濡らしたりはしないように。」

「もう海水で濡れてますよ!!それより、みみず腫れのないとこまで触らないで下さいよっ!!訴えますからねっ!!」

ヌルヌル。ヌルヌル。ヌルリ。

「はあっ・・・・」

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

僕はユリちゃんにジャケットを貸し、それをかけてそのままリクライニングチェアの上で休むようにいうと、かまやつのいるタープに戻った。

「ずいぶん楽しそうにしてましたね。」

いつの間にかかまやつはサングラスをかけていた。

曇りなんだが・・・

「ははは。医療活動も楽じゃないなあ(^_^;)」

「医療活動だったんですか?その割りにはエロいとか、性感帯とか、医療活動らしからぬ声が飛び交っていたようですが。」

『イヤだな~。黙ってやってると「この人内心ではエロいこと考えてるんじゃないかしら?」とか不安になってくるでしょ?ああやって口にすることで、恥ずかしい気持から気をそらせてあげてるんじゃないですか。むっつりエロより明るいエロですよ』

「どうだか。大体、口調がいつもと違うところが怪しいですよ。」

「そうかなあ(^_^;)でも、気持いいみたいだから、キャンプ終わったらかまやつも大杉君とアロエ擦りおろして、摺りおろしアロエプレイしてみればいいじゃん。肌もきれいになるんじゃない?」

「イヤです。そんな事教えて、大杉さんが変態になったらどうするんですっ!!本命彼氏は性欲が強すぎるでもなく、弱すぎるでもなく、性的嗜好もノーマルなのに限るんですっ!!」

「では浮気彼氏は、変態くらいが丁度いいと?」

「そんなこといってません!!」

「なんなら私が、残りの摺り下ろしアロエでマッサージしてあげてもいいけど?生理で多少パンツが汚れていても、目をつぶっといてあげるから。」

「絶対お断りっ(`ヘ´)」

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

日はすでにくれかけていた。

キャンプでは、日暮れ前に夕食の準備をすませるべきだとおもうんだがなあ・・・

一体夕食係はいつになったら帰ってくるんだっ!!

To be continue.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)

| TrackBack (0)

2005.10.06

ゆんたくアクマちゃん43ーマグロの頭がかぶりたい!!ー

あっという間に夏は終わり、東京も寒くなってきました。

夏ジャケに半袖もきつくなってくる今日この頃

おそらく北国ではすでに冬(?)

今年の夏は最悪でした。

水泳教室は進歩はするものの、予想通りにはすすまず、先月の末になってようやく正しいフォームのイメージがつかめました。

今月からはクロール息継ぎが30分。平泳ぎが30分

やはり長距離は平泳ぎに頼ろうと思う私です。

おかげでサーファーデビューも一年待ち。

今年は死ぬほど吐血もしてないし、体の一部を切り取られてもいないので、体調もよく、なんとか来年はサーフィンをできる状態がつづくのでは?と予想してはおりますが。

まあ、厄年の時にやらなくったってというのもあるんですけどね。

そんな訳で水泳教室がやめられません。

で、B型悪魔系も11月からは週イチ更新に戻そうとしていたのですが、12月一杯までは水泳教室をつづけると思うので・・・・

一応、11月から週イチ更新に戻せるよう、毎日主要な部分だけを細切れに書いておいて、土曜か日曜日にまとめるなどの方法を考えたりもしているんですけどね(^_^;)

来週はとりあえず更新。

今月も新方式のトライもかねて、できるだけ週イチで更新する予定です。

昨日、二年前まで使ってたノートパソコン調べていたら、メールの中にネタがいくつか寝ていました。

なんと、オリジナルゾンビ映画の構想まであるんですよ(^_^;)

出血大量で死にかけたとこから、最初の全身麻酔手術をするまでの一年の間とその前後の記憶が、けっこう無くなっているなとは前から思っていたのですが・・・・

そんな訳で、ネタ的にも大丈夫かと。

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

今年の夏は、氷結にどっぷりはまりました。

キリンのアルコール飲料なんですが。

当初グレープフルーツがお気に入りだったんですが、今はシャルドネ?緑缶の白ブドウがめっちゃお気に入り。

8月後半はほぼ一日一缶。

ここ4年、アルコールはほとんど飲んでないので、わたしゃアル中か?と心配になりました。

友人に相談したところ、「一日一缶のアル中なんていない。大体円は、飲まないだけで飲めば相当飲めるじゃん」と言われ一安心。

夏が終われば飲まなくなるだろうと思っていたのですが、今も食後だというのに飲んでいます(-_-)

買い始めた時にシールが張ってあったので、それを冷蔵庫のドアにはっておいたら、いつの間にかMPプレイヤーに応募できるまでに。

あたるといいな。

この手の懸賞には小学校一年生の時、サンダーバードのプラモ買って、名刺を当ててから後、当たった記憶がありません。

まあ、懸賞に応募した記憶もないんですが。

いや、大学四年の時に、プチダノンが「モーモーつなぎプレゼント」というのをやったのですが、牛パジャマが欲しくて必死にプチダノン食べて応募したけど外れました。

1,2年後、市販されるようになって喜び勇んで買おうと思ったらサイズ的にきれないのがわかり、めっちゃがっかりしました。

20代半ばで、モーモーつなぎがきれないのがわかり、マジでがっくりする私ってど~よ?って、流石に今となっては思うんですが。

でも、こんなところは全然なおっていなくて、ここ数年、テレビでマグロのでっかい頭を見るたびに、あれをかぶって、口のところから顔出して写真とりて~っ(>_<)とか、真剣に思っている自分がいます。

今のところ、実行するにあたっての問題点は、被った場合、頭に付着するであろう生臭さをどうするかということだと思っているのですが。

ダイビング用のフードでなんとかなるかなあ・・・・・

なんかほろ酔い気分で書いているので、妙にまったりしていますが。

とりあえず11月からは週イチ更新でいくつもりですのでという話でした。

ではまた!!

| TrackBack (0)

2005.10.03

キャンプにまつわるエトセトラー4-

おそるべき隊長一行の装備。空を舞うテント。そしてユリちゃんを襲うクラゲ事件!!

「よかった。無事つけたんですね」

かまやつがそう言ったとき、シュガケンとユリちゃんはまだ後部座席で寝ていた。小田君は車からでて、あくびをしながら背伸びをしていた。

「大杉君は?」

「今、キャンプ場の方見にいってます」

シュガケンをたたき起こしているうちに、大杉君が戻ってきた。

「もう一杯ですよ。はじっこの方に空きがありますけど」

僕はシュガケンを睨んだ。

「ほらっ!!ちゃんと時間通りに行動すれば今頃みんなの場所も確保できていたのに!!」

シュガケンにはシュミレーション能力がないのだろうか?

「まあ、場所があったんだからいいじゃないですか。とりあえずそこいきましょう」

僕等は車を駐車場に止めて、荷物をキャンプ場内に運んだ。

海岸のはじっこの方に場所が空いていて、そこに蚊帳付タープをはり、なかにテーブルと椅子、飲み物などが入っているクーラーをおくと外にはグリルを設置した。

その周辺には、シュガケンがティピー型テント、そしてユリちゃんに一人用のメスナーテントを貸してあげ、僕と小田君はノースフェイスの二人用テントに寝ることにして、それぞれのテントを設営した。

そしてかまやつと大杉君のテント。

およその準備が終わると、シュガケンの携帯がなった。

「隊長もうすぐ着くそうですよ」

隊長一行は漁協と話をつけており、キャンプを張るのはキャンプ場ではなく、漁港の方だという。

僕等は隊長一行を迎えにいった。

夏くさい草の匂いをかいでたっていると、いきなり大きなトラックがカーブを曲がって現れた。

ハーフコンテナを積んだ、コンテナ車だった。

こんな漁港にコンテナもってきて、何を積むんだろう?

そう思っていぶかしげな顔をしていると、僕等を通り過ぎようとしたコンテナ車がいきなりとまり、助手席の窓が開いた。

「よお~XX君!!(シュガケンの事)円君もきてたかっ!!」

「た、た、隊長・・・」

僕は愉快そうな顔をしている隊長の顔を見た。

「それハーフコンテナですよね?何を積んでるんですか?ジェットスキー?」

「ははは。ジェットスキーは後ろの連中がつんでるよ。これは宴会場」

「宴会場?」

「おお。中は部屋になってるのよ。冷房もきくんだぜ!!」

部屋に改造したハーフコンテナをコンテナトラックでひっぱってキャンプにくる男。

それが隊長!!

「君たちテントははったの?」

「はい、もう張りましたよ」

シュガケンが言った。

「んじゃ、俺達も準備すっか。昼は?」

「自分たちの分はもってきてます」

「んじゃ、昼くったらこっちこいや」

ブオ~とエンジンを吹かして進んだコンテナ車の後ろを見ると、コンテナにたしかにクーラーの室外機のようなものがついていた。

「すげえな。本当にクーラーがついてる」

「すでにキャンプではなくなってますね。あれはなんというか、軍隊です」

僕とシュガケンがそんなことを話していると、あとからまたランクルが何台もやってきた。

そのうちの三台は、ジェットスキーをつないであった。

「本当に軍隊みたいだ・・・・」

大杉君があきれたようにつぶやいた。

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

ぼくらのキャンプに戻ると、すでに僕等がキャンプを設置したさらに先にもテントが並んでいた。

あぶなかった。

魔人ケンチの携帯に電話するとあと10分くらいだという。

羽釜をバーナーの上にのせ、無洗米をその中にあけると水をどぼどぼと注いだ。

「炊飯器以外でお米炊いたことある?」

僕はかまやつに聞いた。

「あるわけないじゃないですか。私は昭和40年代後半の生まれなんですよ?」

僕はユリちゃんの顔を見た

「私は電子ジャーの世代です。」

悪かったな。電熱器に毛のはえたような炊飯器の記憶があって(-_-)

僕は米から指の関節一個分だけ余分に水をいれ、羽釜の蓋を閉じ、バーナーの火を最大火力にした。

「はじめは弱火じゃないんですか?」

すでにテーブルについてタバコをふかしているシュガケンが言った。

「色々調べたけど、最初から強火でやって、水がなくなってきたくらいに火力を落としたほうが失敗がすくないそうです。」

シュガケンは「へえ~」と言いたそうな皮肉な顔で僕を見た。

かまやつにもうひとつのバーナーで湯をわかす準備をさせ、湯が沸いたら築地で一袋かってきた削り節を命の出汁のように大量にぶち込んで、そのあとに刻んだ油揚げとほうれん草をいれて味噌汁をつくるように頼んだ。

そして僕は、グリルの炭火をおこすのに苦戦している大杉君と小田君のところに行った。

炭に着火剤をつけて火をおこしているがなかなかつかない。

僕はこの日の為に、使うたびにとっておいた割り箸を一束出し、まずは丸めた新聞紙をいくつか炭の上において火をつけた。

新聞紙に火がつくと、割り箸をばらして投入し、さらに火が大きくなったところで、上から追加の炭を投入。あとはもってきた団扇で猛然と扇いだ。

2分もしないうちに炭には火がつき、大杉君と小田君が「おおっ!!」と言った。

シュガケンがやってきて、赤く燃えた炭をのぞき込むと「凄いじゃないですか。こないだはこの半分の炭に火をつけるのに30分以上かかってたのに」と言った。

「いつの事いってるんですか。人間は日々進歩するんですよ。できなかったらどうしたらできるのか、必死に考えて次回にリベンジしてみせるのが人間なんです」

シュガケンはテーブルに戻った。

炭火がしっかりとおこっているのを確認して、僕はもってきた食材をやきはじめた。

炭火で焼くのははじめてだが、問題なく焼けた。

ご飯もうまくたきあげ、かまやつとユリちゃんもきちんとおみそ汁をつくりあげたところに、ケンチが彼女をつれてやってきた。

「ちわ~っす。」

「おせえよっ!!」

シュガケンが自分が起きられなかったのを忘れたようにケンチに言った。

「すいませんね。でも丁度ご飯もできててグッドタイミング♪」

「まだ少しかかるからテントはっとけ。」

シュガケンはこれまでなんどか、飲み会で女の子といい感じになりかけたところをケンチにさらわれている。

シュガケンにとっては、ケンチは同じオスとして目の上のたんこぶなので、僕等に対する態度と、ケンチに対する態度はあきらかに違う。

だが魔人は、そんなシュガケンの気持などまったく気にしていなかった。

気にしないから魔人なのだが。

ケンチがテントを張り終えると、丁度食事の準備ができた。

「うまいな。」

無責任リーダーのシュガケンが言った。

「円さんは口だけ大将かと思ったけど、ちゃんとできるんですね。」

はあ?

「うん。うまい。まさかキャンプの昼飯にこんなうまいもんが喰えるとは思わなかった。」

シュガケンが笑顔で言った。

他人がムカッっとくる事を言っている自覚はないらしい。

「いいんですよ別に無理しなくても。シュガケンさんの分だけ、コンビニでおでん買ってきましょうか?」

流石に僕のイヤミに気づいたのか、シュガケンは「おみそ汁おかわりしよっと。」というと席を外した。

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

一時間後。

隊長から準備ができたから遊びに来いとシュガケンの携帯に連絡が入った。

風がやや強めなので、留守番を残すことにして、僕とかまやつを残して全員が隊長のいる漁港へとでかけた。

やばい・・・・

これはジェラシー大王と化した大杉君の妄想をふくらませるのではないか?

「なんでいかないんだよっ!!」

大杉君がもってきたリクライニングチェアに寝転がりながら、僕はかまやつに言った。

「まだ終わらなかったんですよ」

かまやつがむくれて言う。

「何が?」

「生理にきまってるでしょっ(>_<)!!」

「生理なのにキャンプか?今夜テントに血のニオイが・・・」

「今夜にはもう終わりますっ!!本当はもう大丈夫だと思うけど、大丈夫でなかったら水着だとはずかしいからやめたんですっ!!」

「タンポンつっこんでおけばいいじゃん。」

「きらいなんですよっ!!」

「処女じゃあるまいし。」

「処女であろうとなかろうと、好き嫌いってもんがあるんですっ!!」

「ふ~ん。」

「ところで・・・」

かまやつが僕の顔をのぞくようにして言った。

「ケンチさんの彼女どう思います?」

「う~ん。まあ、性格はいいんじゃない?でもケンチはもっと面食いだと思ったけどなあ。ちょっと意外。」

「そうですよねえ~。ケンチさん背も高くて格好いいのに、ちょっともったいない感じがしますよね~。」

「かまやつなら、もったいなくないとでも?」

「そんなこと言ってませんよ。」

「まあ、一発やるならかわいいに越したことないけど、長く付き合うなら外見より中身のほうが大事なんじゃない?」

「私の中身が悪いっていうんですかっ?」

「いや、別に言ってないって。一般論でしょ。それにキミは大杉君ともう四年くらい付き合ってるでしょ?」

「五年ですよ。どうなんですかね?これって」

「どういう意味?」

「10代なら5年つきあって、結論でないのもしょうがないけど、もう私だって20代も終わりだし、大杉さんだって去年30歳ですよ。普通は結論がでていいんじゃないでしょうか?」

「結論は出てるけど、切り出すタイミングがわかんないのかもよ。長く付き合っちゃうと」

「そうかなあ~」

僕はそのまま寝たふりをした。

そしてマジで寝た。

そりゃそうだ。

シュガケンとユリちゃんは車の中でたっぷり寝ているし、小田君も仮眠している。

僕が一番寝ていないのだ。

しばらくしてかまやつの叫び声で目が覚めた。

「円さん!!大変ですっ!!テントが飛んでます!!」

僕があわててかまやつが指さす方をみると、ユリちゃんに貸してあげたメスナーのテントが本当に空を飛んでいた。

ありえね~(>_<)

猛然と駆け出すと、僕は風にふかれてコロコロと転がるテントを捕まえた。

周囲のキャンパーが笑っている中、テントを元の場所に戻したが、ペグを打ったあとがなかった。

ユリちゃんのテントを設置したのはシュガケンだ。

どうやらティピーテントしか設置したことがないので、ペグを打つのを忘れたらしい。

僕はペグを打ってユリちゃんのテントを固定した。

「円さん!!助けて下さい!!」

また、かまやつだ!!

タープの方を見ると、ポールが一本倒れかけていて、それをかまやつが必死に支えている。

僕はこれもペグを打ち直し、空模様もおかしくなってきているので、8本の張り綱も倍の16本にして、新たにペグを打ち直した。

「これで一安心だな。」

タープのポールを軽く蹴ってみたがびくともしない。

「あ・・・・」

またかまやつが、堤防の方を見て言った。

「あれ、ユリちゃんですよ」

確かにタンクトップビキニ姿のユリちゃんだった。

片足を引きずりながら、堤防を一人で歩いてくる。

僕等はそれを見ていた。

ユリちゃんの所まで走っていく気力がすでになかったのだ。

ようやくタープまでたどり着いたユリちゃんは半ベソでアロエの葉をもっている。

「どうしたの?」

僕がきくとユリちゃんは「クラゲにさされました」といって足をさした。

確かに左足と左手にみみず腫れのようなものがあった。

ユリちゃんの回りをぐるりとまわると、腕は大したことないが、足はお尻の方から内ももの上の方までみみず腫れなのがわかった。

「救難所とか言った方が良くない?」

「シュガケンさんが連れて行ってくれたけど、救難所のおじさんがこれはっとけって」

アロエの葉を出した。

おできにアロエの葉が効くというのは知っているし、僕も子供の頃何度かお世話になったが、クラゲの毒にも効くのか?

「で、シュガケンさんはどうしたんですか?」

かまやつが聞いた。

「みんなと一緒に、水上スキーやってます」

僕とかまやつは顔を見合わせた。

To be continue.

see you (^_-)

| TrackBack (0)

« September 2005 | Main | November 2005 »