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2005.09.26

キャンプにまつわるエトセトラー3-

シュガケン、小田君、ユリちゃん、僕の4人を乗せて車は走りだした。

長老よっしーの家は行徳の駅からちょっと離れたところにある。

今回羽釜でご飯を炊くにあたり、当然の如く羽釜なんかつかったことのない僕は、長老よっしーに参加を要請したのだが断られた。

「なんであたしが、あなたがたの飯炊き婆をやらなきゃいけないのよ」

電気、ガス、水道などの社会インフラがまだ不十分だった時代に幼年期と青春を過ごした長老は、不便さを楽しむキャンプなんかには絶対いかないという。

これでご飯がきちんと炊けるかどうかはなはだ疑問な状態になったのだが、まさかキャンプに電気炊飯器をもっていくわけにはいかないし、ここは小学校の家庭科の授業でならった「水は指の第一関節まで」というのと、「はじめちょろちょろ中ぱっぱ」というおぼろげな米炊き歌を信じて羽釜で炊くしかない。

でも「中ぱっぱ」の後はなんだ?「おでん煮えても蓋とるな」?いや、絶対違う!!炊いているのはお米でおでんではない。間違っておぼえているぞオレ!!

まあ、これはかまやつとユリちゃんにやらせて、失敗したときには二人のせいにしよう。

すくなくとも二人が家庭科の授業で米炊きをならったのは、僕よりずっと後だ。

それはともかく、夜の12時に長老よっしーの家についた僕等をまっていたのはビールとだだ茶豆。その他数種類のおつまみだった。

さっそく仕事あがりのシュガケンが飲み出した。それに付き合い小田君ものみはじめる。僕はビールをのめないのでウーロン茶をもらった。長老も当然ビールだ。

「あのさ、もう12時過ぎているんだけど。明日は5時半出発だよ。5時には起きなきゃならないけど大丈夫?」

僕がいうと、すでにビールを一缶凄い勢いで飲み干したシュガケンが僕の顔を見て言った。

「何言ってるんですか。まだ一本あけたばっかでしょ」

ビール一本あけたら十分なんだが。僕の場合。

小田君も飲んでいるので、僕もつきあってウーロン茶を飲んだ。

午前二時。

僕は自主的に布団に潜り込んだ。

あと三時間半だぞ?

二時半になったとき、小田君がとなりの布団に潜り込んできた。

シュガケンと長老は、調子が出てきたのかけたたましい笑い声をあげて話していた。

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

眠りに入ったと思ったら目覚ましがなった。

となりの小田君とシュガケンはまだ起きない。

これはヤバイかもしれない。

僕が着替えていると小田君がおきあがった。

「時間ですか?」

「はい」

小田君はおきあがった。

一緒に歯磨きをする。

長老よっしーも起き出し、昨日のうちにつくっておいてくれたおにぎりを冷蔵庫から出してレンジにかけた。

流石は女子挺身隊出身者。(注:ウソです)出陣する男に食事を出すことをさぼったりはしない。

シュガケンはまだ寝ていた。

僕はおにぎりをくわえながら足でシュガケンの尻を蹴った。

「おきろっ!!」

「ううん」

シュガケンは起きる気がないようだった。そりゃそうだ。長老の話では1時間前まではのんでいたのだから、眠くて起きられないのと酔いでおきられないのとのダブルパンチなのは間違いない。だが、リーダーが約束の時間におきられなかったなんてことが隊長に知られたらタダではすまない。

「シュガケンさんおきて下さいよ」

むにゃむにゃ。

そうか起きたくないのか。

だったら死ねっつ!!

僕は片膝をシュガケンのあばらにずしんと落とした。

「うっ」

カエルがつぶれたような顔をして、シュガケンは目を覚ました。

「いてえ・・・なんかしたでしょう?」

「別に。目がさめましたか?」

「いや、眠い」

シュガケンは着替えずに布団に入っていたので、僕と小田君はこのヘタレリーダーをまず下に運んで車に押し込み、エレベーターで長老の家に戻るとワインほかの荷物をもって、車に乗り込み出発した。すでに6時半。

車のなかは、シュガケンの放つ酒のニオイでむんむんした。

小田君は控えてのんでいたので、酒のニオイはしないが、それでも眠そうだった。

「ユリちゃんは西船橋で拾えばいいんですか?」

僕はシュガケンにきいた。

「ん?」

「ユリちゃんです」

流石にいつの間にか車に乗せられ走り出している状況に恥を感じたのかシュガケンが起き出した。

「電話してみますよ」

シュガケンがユリちゃんの携帯に電話をかけた。

なかなか出ない。

出た。

「今どこ」

「あ?」

「そりゃ困った。とりあえず着替えて家出ろ。相談して電話するから」

まさか・・・・・

「まだ家だって」

シュガケンが悪びれる風もなく言った。

「家・・・・・」

僕と小田君は顔を見合わせた。

「来るんですか?」

「来ると言っている」

僕等はすでに西船橋についていた。

小田君は外を見ている。

シュガケンの電話がなった。

「うん。そう?」

シュガケンが僕の方を見て、「もう電車に乗ったそうですよ」と言った。

でもここでユリちゃんが来るのを待っていたら、早朝出発の意味がない。

「千葉まで来てもらって下さい」

僕は言った。

「千葉で待ち合わせ。僕たちも先にすすんで千葉でお茶でもして待ちましょう」

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

千葉駅近くのマックで朝マックしているとユリちゃんから電話が来た。

もう8時近い。

僕はシュガケンから携帯をひったくった。

「今、千葉駅につきました」

「朝ご飯は?」

「まだです。当然ですけど」

「コーヒーと紅茶どっち?」

「コーヒーがいいです」

コーヒーをテイクアウトして僕等は駅に向かった。

駅前でユリちゃんを拾うとコーヒーを渡し、車を館山の方向に走らせた。

「昨日、朝までのんじゃって」

ユリちゃんがそういいながらコーヒーのカップをあけた。

コーヒーの香りがシュガケンの体から放たれる酒のニオイを追い払う。

「昨日じゃね~だろ!!今日だろ!!」

「あ、そうかっ!!」

シュガケンはすでに寝ているので、初対面の小田君を紹介してあげた。

小田君は文句をいうわけでもなく、嬉しそうだった。

ユリちゃんは決して美人でもかわいいタイプでもない。

だが体全体から放たれる雰囲気が柔らかいので、相手を緊張させない。

敵意をもつのが凄く難しいというきわめて稀な女の子で、それは早朝に2時間近い遅刻をしてもかわらない。

得な性分だな。シュガケンとは違って。

房総半島に入ると、案の定渋滞につかまった。

シュガケンとユリちゃんは眠っていた。

小田君も眠っていないから、ここはがんばって起きていなければならない。

だが、京大の大学院を出て、将来のノーベル賞候補の一人になるのは間違いないと言われる彼は、ガンダムヲタでもないし、お笑いヲタでもないし、椎名林檎ファンでも、スティングファンでもピンクフロイドファンでも、僕がカラオケで歌わない理由の一つであるジャニス・ジョプリンファンでもない。

かといって、見た感じはどちらかというとぬぼお~っとした感じで、秀才にありがちなイヤミな感じはまったくないから、ダイビング仲間として付き合っているわけだけど、いざ二人っきりとなるとどんな話を振っていいのか、からきしわからなかった。

あたりさわりのない話をしているうちに僕も眠くなり・・・・・

ハッと目がさめたときには、車は道路からそれ、崖にむかって一直線。

「小田君!!」

目をあけた小田君があわててブレーキを踏んだ。

渋滞気味だったのでスピード自体が遅く、大きな反動があった訳でもなかったが、後ろの二人も飛び起きた。

「なんだ!!」

小田君は冷房の効いた車のなかで汗をかいていた。

「あ、あぶなかった・・・・・」

将来のノーベル賞はあの世でもらう事になるところだった。

「あそこにコンビニがあるから、駐車場に車入れて、小田君は30分くらい寝た方がいいよ。俺、飲み物買うから」

「はい」

コンビニの駐車場に車を入れると、シュガケンが「円さん俺コーヒー」と言った。

本当に役にたたないリーダーだ。

僕がコンビニからお茶とコーヒーを買って出てくると、小田君はシートをリクライニングさせて寝ていた。

他の二人もだ。

僕はお茶だけ取り出すと、コンビニの袋をバックミラーにひっかけガードレールにこしかけて携帯を取り出し、かまやつに電話した。

「今どこ?」

「海ほたるです。」

イベント女のかまやつは楽しそうだった。

「円さんはどこですか?」

「もう目的地まで10キロくらいなんだけど、小田君が運転中にねちゃってさ、危うく崖につっこむ所だったんで、今、コンビニの駐車場で寝かしてる」

「シュガケンさんに運転させればいいじゃないですか」

「ダメだ。あれは。出発の一時間前まで長老とのんでたし、朝も起きられなくてオレと小田君で運び入れたんだから。車に」

「役にたたない人ですねえ」

「30分くらいしたら走り出すから、時々電話してくれない?実はオレも寝ちゃってて気がついたら崖が目の前だったんで・・・・」

「わかりました」

「それから大杉君に聞いてもらいたいんだけど」

「はい」

「小田君寝かせないためにはなしかけておきたいんだけど、何の話ふったらいいの?」

電話の向こうで二人がゴニョゴニョと話し合う声が聞こえた。

「円さん?大抵の事にはついてこれるけどどれも浅い。でも遺伝子工学と脳神経学に関しては世界のトップレベルの話ができるそうです」

「A10神経とか、テロメアとかの話でいいの?」

ゴニョゴニョ

「それでいいそうです。それらの話を切り出せば勝手に一人でしゃべり出すっていってますよ。でも円さんすごいじゃないですか。文系なのにA10神経とかテロメアとかって。一体どこでおぼえたんですか?」

「エヴァンゲリオンと円谷プロの特撮ドラマ、サイバー戦士テロメアで」

「(-_-)・・・・・・・」

電話を切って今度はケンチに電話した。

「今どこ?」

「え~」

「?」

「すいません!!出たところですっ!!」

オイオイ。

でもケンチの家は千葉県内だし、目的地からは近いからいいや。

「1時にはつくと思いますけど」

「1時了解。ついたらご飯食べられるようにしておく。」

「すいません!!」

30分たったので、車を出すことにした。

30分寝た小田君はとりあえずは眠気も去ったようだった。

後ろの二人はあいかわらず寝ている。

ダメな奴!!

「あのさ、小田君。去年くらいサイバー戦士テロメアっていうのがやってたんだけど、テロメアって遺伝子学の用語でしょ?かまやつが小田くんは詳しいっていってたんだけど」

小田君の顔が急に輝きだした。

「テロメアですか?テロメアっていうのは染色体の末端にあって 細胞が分裂する時には必ずDNAの複製するんですが、遺伝情報を二倍にコピーしてから、これを一つずつ娘細胞に受け渡すんですよ。このDNA複製の時、テロメアDNAの末端部分は完全には複製されないんです。つまり正常な細胞では、テロメアDNAは細胞分裂のたびに短くなるんです。つまりテロメアには老化時計というか細胞分裂時計と考えられているんですけど・・・」

こうして僕等4人はかまやつ達がすでに到着しているキャンプ場に、無事着いたのだった。

To be continue.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)

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2005.09.23

キャンプにまつわるエトセトラー2-

19日に更新予定だったのが事情により遅れました。ゴメンナサイm(_ _)m

数日後、魔人ケンチから電話があった。

「キャンプの件ですけど」

「うん」

「彼女連れて行ってもいいですかね?」

「え?」

女の子と付き合っても3ヶ月しかもたない魔人が彼女を?

「ダメですか?」

「いや、テントと寝袋と椅子があればいいよ。タープも余裕あるし」

「全部あります」

「椅子は食事できるやつね」

「二人で仲良く腰掛けられるベンチスタイルのがあります」

「じゃあいいけど。でもなんで彼女を?」

「いや~。彼女に俺にはこんな感じの友達がいるんだってみんなを見せたいんで」

「ふ~ん。一応本気で付き合ってるんだ」

「なんですか一応って。僕はいつも本気ですよ。」

そういうが、どうも妖しい。

「あのさ~。それって彼女への友達披露っていうよりも、かまやつ対策?」

「うっ・・・」

やはり。

流石の魔人も、大杉君に誤解をうけるのはイヤらしい。

「まあ、正直に言うとそういう所ですね」

「ふ~ん」

「そういう円さんは大丈夫なんですか?」

「オレ?オレは大丈夫だよ。かまやつミレニアム婚計画の立案者だし、今回もその計画の一環だから」

「そうかなあ~。まあ、いいや。集合は昼前に現地集合でいいんですね?」

「うん。具体的にきまったらメール入れとく」

「了解です」

受話器をおくと、すぐにかまやつから電話があった。

「夕食がきまりました。大杉君の実家でチーズフォンデュの準備をしてもらって、あとは私がお野菜と肉を買っていくのでバーベキューで、ステーキと焼き野菜にしようと思います。」

「ああ、そんなに手間かからないからいいね。今ケンチから電話あったとこ」

「ケンチさんくるんでしょう?」

「彼女連れでくるってさ」

「え?」

電話の向こうで微妙に動揺するかまやつの気配が・・・・

「なんか彼女に友達を見せたいんだって」

「ケンチさんがですか?」

「うん。結構真剣に付き合ってるらしいよ。ケンチももう30過ぎたからねえ~」

「そうですか。絶対につれてこさせてくださいp(`~´;)q」

「いや、すでに来るっていってるけど」

絶対にです。逃がしちゃダメですよ。円さんだってケンチさんには色々酷い目にあわされてるんだし。この機会に・・・・」

なるほど・・・・

流石は額に「悪」の文字が浮かび上がらないのが不思議な女かまやつ。

彼女の前で、いつものように極悪モードになれないケンチをいたぶろうというのか・・・

「確かに・・・・そのアイデアのった!!」

「あと小田さんが円さんとシュガケンさんとスペシャルゲストのせていくっていってました。シュガケンさんのBMWには荷物のらないでしょ?」

シュガケンは、トラットリアを始めた時に、それまでのってたボンゴブレンディをBMWに変えたのだった。

おかげで一緒にダイビングにいくとガソリン代が高くて困っているのだが、シュガケンとしてはコーヒーショップとトラットリアという二軒の店のオーナーというか青年実業家は、ボンゴブレンディではいけないのだろう。

BMWを買う2週間前に、僕は酔っぱらったシュガケンが「やっぱリーダーはみんなの為をおもわなくちゃ。ベンツなんかダメ。みんながたのしめるようにボンゴブレンディ。これがダイビングインストラクターとしての正しい姿だよ」と言ったのを確かに聞いたのだが・・・・

「そりゃ助かるわ。じゃあ、うちで荷物積み込んで、シュガケン拾って、千葉の長老よっしーの家にとまらせてもらい出発する方向で」

「私と大杉さんは、海ほたるを通っていきます」

「ケンチはもともと千葉だから現地に彼女と直行と。これならお盆でも午前中にはつけるね」

「はい。ケンチさんの彼女、どういう人だか楽しみですね。フフッ・・・」

恐ろしい。ケンチの彼女が無事にキャンプを終えるといいが・・・・

翌日。

僕はシュガケンが白い制服を着て働くコーヒーショップに出向いた。

なべやかんに似て蝶のシュガケンだが、この制服を着ているのを見ると、何故か子供の頃にお絵かきした、「かわいいコックさん」を思い出してしまう。

いつものようにオレンジスムージーを頼んで、およその事情を話した。

「ケンチさんが彼女ですかあ・・・・危険だなあ・・・」

シュガケンもかまやつの企みに気づき、不安そうだった。

「ケンチさんには、かまやつが絶対つれてこさせてくれと言ってるの教えてあげたんですか?」

「絶対教えません」

「酷い・・・・」

「でも、僕が連れてこいっていった訳じゃないから。大杉君に誤解されないように本人がつれてくるっていったんです」

「でも、気をつけないと、とんでもない事になりますよ」

「大丈夫でしょう。年齢的にも結婚まで考えているだろうし、そういう彼女の前で、かまやつをジャイアントスイングしたり、電柱に昇ったりするとも思えないし。」

「そうかなあ~。不安だなあ~」

入り口のドアについている鈴がなり、お客が入ってきた。

「円さんお久しぶり!!」

僕の隣に座ってきたのはユリちゃんだった。

ユリちゃんはシュガケンの近所に住んでいる子で、以前この店でバイトをしていた。

友達と一緒にシュガケンがダイビングを教える事になり、その時シュガケンが20台前半の
女の子達なので、話が合うか不安だからついてきてくれと僕に言い出して、オープンウオーターの講習に付き合ったのだった。

人見知りしない明るいよい子だが、性格の良すぎるのが災いして20の時に付き合ってた
男に果物ナイフで腕を刺されたという、僕から見ると羨ましい過去をもっている。

そんな目にあっても、まったく人見知りせず、間合いのなかにするりと入ってくるユリちゃんは、僕から見ると仲の良いいとこみたいな感じで、一緒にいても気疲れしないので、なかなかのお気に入りだった。

「どうしたのさ。」

「円さんが来るってシュガケンさんがいうから来たんですよ」

「え?マジ?オレ、ストライクゾーンは28からなんだけど」

「残念!!私、まだ27だあ~」

「いや、一つくらいはこの際大目に見ても・・・」

「何勘違いしてるんですか(-_-)」

シュガケンがあきれたような視線で僕を見た。

「言ったでしょ。スペシャルゲストが来るって」

「ユリちゃんなんだ?」

「そう。あたし」

「ということはシュガケンさんが手をつけてしまったと」

「何をいうんですかっ!!」

シュガケンがいきなりうろたえた声を出した。

「いや、まあ、ほかの人ならなくても、シュガケンさんならアリかなと」

「やってませんよ」

「何を?」

「だから・・・・」

シュガケンはユリちゃんの顔を見た。

「次の日に彼氏がくるんですよ。お盆休みだけど、初日は彼氏が仕事なんで、キャンプ場で二日目に合流する事にしたんです。」

「残念でしたね。シュガケンさん」

「残念だったのはあんたでしょ!!」

「僕は単なる仲良しで、シュガケンさんのようにエロい願望を隠し持っていたりはしないですから。ね~ユリちゃん!!」

「そうですね。円さんからエロい目で見られた事ないし」

「私のどこがエロい目なんですか!!」

「ユリちゃんの胸を見る時とか」

ユリちゃんはなかなかの巨乳っ娘なのだ。

「確かに・・・時々チラ見されているような気がします。あたしも・・・」

「してないですよ!!」

「そうかなあ~」

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

シュガケンをからかい終わると、僕は店を出た。

家に帰りネットでイタリアのブティックワインを4本ほど選んで、長老よっしーの家に配送してもらうよう注文した。

長老には泊めてもらうお礼に好きなワインを一本あげる約束だ。

そしてお盆休みの前の日。

小田君のワゴン車に、調理道具とタープ、テーブル、椅子、テント、寝袋。それに松茸や、削った鰹節、昆布、昼の丼の材料に米を乗せ、仕事を終えたシュガケンを拾うと、僕等は市川にある長老よっしーの家へとむかったのだった。

To be continue.

see you (^_-)

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2005.09.15

ゆんたくアクマちゃん42ーゾンビと私ー

最近の私は根性がありません。

今週の更新ナシを素直にお詫びするとともに、とりあえず何か書いておこうと思います。

え~とですね。私、ゾンビものが好きです。

ロメロの「ナイト・オブ・リビング・デッド」からはじまり、「ゾンビ」「死霊のえじき」の三部作はもちろん、バタリアンやら、ゲームの「バイオハザード」とかも。

なんで好きかというのを説明するのは難しいのですが、多分にこういう化け物と戦うのは普通、それ専用の特殊な部隊(ウルトラマンにおける科学特捜隊とかですな)だったり、妖怪ハンターみたいな(ドラキュラにおけるヴァン・ヘルシング教授のような)やっぱり特定の人だったりする訳ですが、ゾンビシリーズに関しては、あくまで現実に存在する、ごく普通の人(SWATが普通かよ!!って突っ込みはナシの方向で)だったりする点だと思います。

迎え撃つ人類側が普通の人なので、近年変化はみられるものの、王道ゾンビは動きがのろかったりする訳で。

今回ゾンビ映画の巨匠(?)ロメロ監督が、新作ゾンビ映画「ランド・オブ・デッド」を公開するというので、私的にはえらく張り切っていたんですが、気がついたら朝一一回キリの公開とか、夜中のレイトショーのみとかの公開になっていて・・・・DVDでたら、みよって方向に変わりました。

やっぱゾンビブームはもう来ないのですかね?

そんなことを思っていた昨夜。

私の夢にゾンビブームが来ましたよ!!

自慢するわけじゃないけど、私の夢は大抵カラーです。

年に2度くらいは触感が有るときもあり、こうなると夢だか現実だか、非常に怪しい・・

夢のなかで私は九龍城みたいなごちゃごちゃのあちこちにドアがあるアパートみたいなところにいて、そこにゾンビが複数います。なんだか知らない子供と女の人と一緒に、そのなかを逃げ回るわけですが・・・・

ドアを閉めようとするとガっと手を入れて来て、閉めさせまいとするゾンビに、ドアを小刻みに開け閉めしつつ「死ね!!死ね!!しねええ~」と叫びながらゾンビの腕をへし折る私。

ゆっくりと近づくゾンビに手近の重く高価そうな椅子をたたきつける私。

倒れたゾンビの頭部をめっちゃくちゃに踏みつける私。

バットでぼこぼこにゾンビを殴りつける私。

オールカラーなので、赤い筋肉のなかから骨が飛び出したり、バットで頭をなぐると、「ボコッ」と頭蓋が陥没した手応えが思いっきりあったりして・・・・・・

「なんかオレって、めっさ凶暴なんですけど・・・・」

アパート群のなかでそう思いながら目が覚めました。

「うっわ~やべえ!!こんな夢みるほど、現実生活でストレスとか、たまってたかなあ?そんな事ないと思うけど」

時計をみたら4時半なので、もう一度眠る事に。

夢に入ると、まだゾンビドリームのつづきです。

今度はバスケットボールのコートが8面はとれそうな体育館のこちら側に、どこから集まってきたのか、私をふくめた人間軍団が。そして、反対側のドアからはゾンビがわらわらと入ってきます。

「作戦はこうです。まず最初に身軽な人達の部隊がゾンビの群れに突撃。スピードでゾンビの群れを混乱させたところで、この部隊が一気にゾンビをおしもどして、この体育館を確保します」

誰だ?戦術語っているのは?

たしかに空手のおぼえもありそうな160センチ台の身軽そうな男達が40人ほどいて、それとは別に180センチ以上有る大男達がたくさんアメフトの格好で立っています。

「円さんは最初の部隊でゾンビを混乱させて下さい」

「え?俺もやるの?俺、身軽じゃないよ?」

「でも、後発の部隊ほど重量級でもないですから。先発のあとについて、先発部隊をサポートしてください」

はあ・・・・

まあ、いいですけど。

「あの~なんか武器はないですか?」

「素手でできるでしょう?素手で」

見ると先発部隊も後発部隊も得物はもっていません。

そうしている間にもゾンビはわらわらと体育館に。

「じゃあ、いきますよ!!突撃!!」

ゾンビの数を見ると走っていって、体力を使ってしまい、後続の部隊が来る前に囓られてもイヤなので、あぶない刑事の柴田恭兵のように小走りに突撃!!

先発隊がつっこんでも、まだ人間側にむかってくるゾンビを一人ずつかたづけるわけですが。

武器がないので、仕方なく、一人一人後ろにまわっては首に腕をまきつけ、首を折っていくわけで(-_-;)

ボキッ・・・・ボキッ・・・・くぐもった音が腕の下でするわけで。

五人目のゾンビの首を折り、「もうおじさんなんだから、素手での格闘なんて勘弁してくれ!!っていうかちゃんとあのアメフト部隊つっこんでくるんだろうなあ~」と思ったところで、アメフト部隊が突撃をしかけて、ゾンビ達を蹂躙!!

あ~ちかれた!!と人間側に戻ろうとしたその時・・・・・

横の窓がガシャ~ンと割れて外人の太りすぎたおばちゃんのように太股が三段くらいになったゾンビが多数突撃!!

「うわっ!!やべっ!!」と、思いっきり焦ったところで目がさめました(-_-)

時間は6時半。

汗もべっとし。

でもわかりましたよ。

私はこの二ヶ月、めっきり太った自らの体に対して恐怖していたということが(^_^;)

体重もどさなきゃな・・・・

では、来週!!

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2005.09.05

キャンプにまつわるエトセトラー1-

時に西暦2000年。千葉県某所のキャンプ場。魔人ケンチが彼女をつれて復活する?!

西暦2000年のお盆2週間前。

シュガケンから電話があった。

「円さんお盆はなにしていますか?」

「一昨日まで中国だったんですよ!!帰ってきたばっかりで予定なんて入ってる訳ないでしょっ(>_<)」

「隊長おぼえてます?」

シュガケンが隊長というときは、彼のダイビング仲間のマスダさんの事だ。

若い頃、陸上自衛隊最強といわれる習志野空挺師団に所属していた彼は、もう50代半ばだが、建築関係の本業の合間にダイビングサークルもやっており、皆から隊長と呼ばれている。

建築関係の親方らしく、器のでかそうな物腰は男女を問わず人気がある。

去年、僕とシュガケンとヒロポンはキャンプ場で隊長夫妻と合流した。

キャンピングカーで犬をつれてやってきた隊長が、「夕食は何時にする?」と聞いたので、ダッチオーブンでローストビーフを焼くつもりだった僕は「6時ですかね。」と答えた。

隊長はその時間に合わせて、豚骨を縦に割ってつくったスープで皆の分のカレーをつくりはじめたが、僕の料理の方は炭に火がつくのに時間がかかったりして、思ったより時間がかかりそうな状況になった。

思わず「隊長。30分くらいおくれるかもしれません!!」と僕がいうと、隊長は「円君。僕はキミの申告した時間に基づいて、準備をしているんだぞ。作戦で、同時に攻撃をしかける予定の部隊の一方が、30分もおくれたらどうなると思う?」と言った。

確かに・・・・

作戦が失敗して、時間通りに仕掛けた部隊が全滅もしくは多大な被害を被ってしまう。

「失礼しました!!自分が考え違いをしておりました!!かならず時間に間に合わせるよういたします!!」

マタ~リとした秋のキャンプは何故かキビキビとした戦場に変わったが、僕等は美味しいカレーとローストビーフ、ポテト、焼きリンゴなどを時間通りに食べることができたのだった。

「おぼえてますよ。もちろん。」

僕はシュガケンに言った。忘れるはずがない。

「その隊長がですね、お盆に千葉の海沿いでキャンプするから、みんなもこないかっていってるんですよ。」

「はあ。」

「ジェットスキーも何台か持ち込んで、水上スキーもできるそうです。」

「おもしろそうですね。」

「行きますか?」

「皆に聞いてみましょう。」

「お願いします。」

翌日かまやつとシュガケンの店で会う用事があった僕は、かまやつにこの話をメールして、魔女系三姉妹やら、彼氏の大杉君と友人の小田君に聞いてもらうよう頼んでおいた。

「いでっちや、841は予定があって来られないっていってましたけど、私も、大杉さんも小田さんも大丈夫ですよ。」

翌日、シュガケンがオーナーをしているトラットリアで会うとかまやつが楽しそうにそう言った。

「チヒロとヒロポンはダメだそうです。僕は大丈夫ですけど。ケンチはまだ返事がありませんね。」

シュガケンは、スペシャルゲストを連れてくるという。

「誰ですか?」

「当日のお楽しみですよ。」

「じゃあ、かまやつ、大杉、小田、シュガケンさん、スペシャルゲスト、私ですね。とりあえず。あとは魔人が来るかどうかで。」

「テントは足りるの?」

「私と大杉さんは前にキャンプ行ったのがあるし、小田さんも、いつも車にキャンプ道具一式もってますよ。」

「シュガケンさんは例のコールマンのティピーテントがあるでしょう。ケンチもよくテントもってツーリングしているから大丈夫だと思います。あとはウチに一人用のテントと二人用があるから、スペシャルゲストにテントがなくても大丈夫でしょう。」

「シュガケンさんのテント、コールマンなんですか?」

かまやつがシュガケンの顔をマジマジと見て言った。

「キャンプと言えばコールマンでしょっ!!」

そう得意げに言うシュガケンに、冷ややかなまなざしをおくるかまやつに僕は目配せをした。

そこはつっこむなという合図だ。

「えっと、あとニッセンでテーブル付き5600円で買った蚊帳付タープがあるから大丈夫。でも椅子が4つだから、それだけは足りない分用意してもらわないとダメですね。」

「食事は?」

僕はちょっと考えた。

作るのは一泊なら、当日昼、夜、翌日朝だ。

前回のキャンプでは、昼をシュガケン、夜を僕、朝をヒロポンと振り分け分担したのだが、シュガケンは「今日のお昼はこれ!!」と、キャンプ場近くのスーパーでパックのおでんとおにぎりを買って、それを温めて出した。

ヒロポンに至っては、居酒屋でバイトしてますからと自信たっぷりだった癖に、何故かベーコンエッグ一つできないで、隊長にむっとされたのだった。

7~8人となると、この連中に任せるのは危険だ。

「こないだ羽釜買ったので、当日の昼と翌日の朝は私がつくりますよ。昼は車の渋滞とかで皆が一緒に食べれるとは限らないのでご飯を炊いて丼ものにします。朝は最近輸入物の松茸が安いので、これで松茸ご飯と豚汁つくろうと思いますけど。」

「朝から松茸ご飯か~。リッチだなあ・・・」

シュガケンは満足そうだった。

「じゃあ、夜は、私と大杉君が中心になって考えます。大杉君の実家、おかあさんがちっちゃなフランス料理店やってて、彼も調理師免許もってるから大丈夫です。」

「じゃあそういう事にしましょう。あとはケンチの返事待ちって事で、隊長に連絡しといて下さい。」

「わかりました。」

「あの~全然別の話なんですけど・・・」

突然かまやつが声のトーンを下げて言い出した。

「あたしちょっと相談したいことがあるんです。」

僕とシュガケンはかまやつの顔を見た。

「何?」

「大杉さんなんですけど、最近疑われているみたいなんです。」

「何を?」

「円さんとの関係を。」

「(・_・;)エ? な、なんで?」

「最近よくシュガケンさんのお店に一緒に行くから。」

「それはないだろ?小田君が年末うちに泊まったとき、かまやつと大杉君のミレニアム婚プロジェクトを立ち上げたのは聞いているはずだから。」

そうは言ったものの、大杉君がなんとなく僕を疑っている雰囲気は感じていた。

「そうですかねえ~」

シュガケンが面白そうな顔をして言った。

『うちのシェフも、「あの二人、感じいいじゃない。そろそろ決まるんじゃないの?」と言ってましたからねえ。』

そういう顔は、思いっきりしてやったりといった表情だ。

なんという奴!!僕とかまやつが大杉君に疑われるほど頻繁に顔を合わせるようになったのは、シュガケンが引き起こした「ブレア大戦」(注:年末公開予定)が原因だというのにっ!!

「でも円さんだけじゃないんです。」

かまやつがシュガケンの顔を見ながら言った。

「シュガケンさんもです。」

「え?なんで俺が。」

「時々かまやつの事をエロい目で見てるからじゃないですか?」

「みてね~よ(-_-#)」

「みてますよ。シュガケンさんは私に限らず女の子を食い入るような目で時々見てます。」

かまやつが責めるような口調で言った。

「みんなシュガケンさんのホークアイって、言ってるって」

「なんだよ。それ」

「気がついてないんですね。今度したら教えてあげます」

「いいよっ!!円さんはともかく、俺は関係ないだろ!!っていうか、俺よりケンチでしょ。疑うなら」

「ええ、当然ケンチさんも疑われています」

僕とシュガケンは目を合わせた。

「大杉君、ジェラシー王なんじゃない?」

僕が言った。

「ちょっとそんな感じかも。」

「早く決めちゃいなさいよ!!いつまでも結婚決めないからそういう風になるんだよ」

シュガケンがそういったが、欲望は人一倍あっても責任をとるのは何よりも嫌いな彼にそう言われるのは・・・・

「そうですかねえ~(_ _。)・・・シュン」

かまやつが悲しそうに言ってうつむいた。

あぶない!!これは罠だ!!

僕は気づいた。

「あのさあ~」

僕はかまやつのうつむいた顔を見ながら言った。

「それって大杉君がジェラシー王っていうよりも、かまやつが男癖悪い女って思われてるだけなんじゃない?」

「・・・・・」

無言で顔をあげたかまやつの上唇が久しぶりにピクピクしているのを僕は見た。

内心怒っている証だ。

「私のどこが男癖悪いっていうんですか?」

僕はまだ使ってないフォークを取ると、テーブルに出ているシュリンプサラダのエビをフォークにさして、かまやつの口の前に出してやった。

「そんなに上唇ヒクヒクさせないで。折角最近やらなくなったんだから。ほらエビをお食べ。」

かまやつは僕を睨みつけながら、僕が差し出したエビにがぶっと食い付いた。

「調理師免許をもっている大杉君がキャンプでいいとこ見せたら、夜テントの中で、ゆっくり話し合えばいいじゃん。結婚の事も含めて」

家に帰ると、僕はケンチにキャンプに関して決まった事をメールして、どうする?来る?と尋ねた。

もちろん最後にはこう書くことを忘れなかった。

「大杉君がケンチとかまやつの事疑っているらしいよ。」

もちろん僕とシュガケンも疑われていることは何もいわなかったのだが・・・

To be continue.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)

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