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2005.02.14

僕とヘルニア友人とみゆちゃんと(7)

ヘルニア友人もモトちゃんも信じてくれないが、明菜ちゃんが僕に心を開いてくれたのは真実であり・・・

二日後。

みゆちゃんから電話がかかってきた。

「明菜ちゃんは土曜日ならいつでもいいって。私はこの日と~」

みゆちゃんが都合のいい日を何日か指定した。

僕はモトちゃん夫妻とヘルニア友人との間でスケジュール調整をすることを約束した。

「で、どう?」

みゆちゃんが聞いた

「どうって何が?」

「明菜ちゃんよ。」

「明菜ちゃんが何か?」

「いや、女にしてあげられそうかなって」

「タカさんが?」

「違うわよっ!!円くんがにきまってるでしょっ(>_<)!!」

この女。

僕がXファイルのジリアン・アンダーソンが好きと知っていて聞くか?

「あのお~。僕、男なんでこけしは必要ないです。女性なら必要かもしれんけど。こけし」

「明菜ちゃんがこけしみたいだからイヤだってわけ?明菜ちゃんは『円さんて流石はみゆさんの昔からの友達だけあっていい人ですね』って言ってたわよ」

何故か「流石はみゆさんの」の部分だけ心持ち声が大きくなっていた。

「いや、こけしみたいな外見だからじゃないんですが。明菜ちゃんの持っている知識は、所詮本から得たものじゃないですか。で、今のようになってしまったのも、彼女のなかに、人と人との間で得られる知識なんかより、本を通じて得られる知識の方が高級みたいな思いこみがあるからでしょう?そういうのって、世間知らずだと思うし、彼女がもっている知識は、本からも仕入れられるので面白みがないんです。僕的には、本からは得られない類の知識をもっている女性とおつきあいしたいと思っているので。だってその女性とおつきあいしないと得られないわけでしょ?彼女のもっている知識とか、視点みたいなものって。まさにそういう彼女は僕にとっての知の泉だと思うのです」

「円君。あなた私にウソついているでしょ?」

「なんででしょう?」

「私がわからないと思うの?あなたが私に対して、妙に他人行儀な言葉使いをするときは、必ずといっていいほど、私にウソをついてごまかそうとしている時なのよ!!」

(>_<)!!

「いや、ウソなんてついていませんが。」

「ほら、また他人行儀な口調になってる!!ウソをついている証拠ね。」

「うるさいなあ~ウソなんてついてないっていってるだろっ!!大体ねえ、女の方が男より10倍も気持いいなら、みゆちゃんが明菜ちゃんに肌と肌をあわせて教えてあげればいいだろ~がっ!!そいでもって、『男の人とならもっと気持いいわよ』とでも言って教えてあげれば、自分から積極的に相手の男探す気になるでしょうがっ!!」

「段々本音がでてきたわね。でも、残念でした。私はノーマルですからっ。女の子には興味ありませんっ!!」

「そんな事いって、本当は、明菜ちゃんがこけしみたいだから興味ないんでしょ?」

「ちがうわよ!!私はこけしだろうと、マリリン・モンローだろうと、女には興味ないの。まあ、10代なら違ったかもしれないけど。成熟した性感をもつ女は、女なんかに興味もたないのっ!!」

「Gスポットが開発されているからって自慢するなっ!!」

「開発されていて悪いか!!熟女の特権じゃ!!」

「熟しすぎなんじゃ!!おのれはっ!!」

「どれだけ熟しているか知らんあんたに熟しすぎなんていわれてたまるかっ!!」

「知りたくないわい!!水もはじかない肌の熟し具合なんかっ!!」

「水ははじかんが、肌はすいつくんじゃいっ!!文句あるかっ!!」

ハアハア
ハアハア

「不毛だわ。こんなやりとり」

「確かにいい年して、息を切らしてやる事ではないな」

「ともかく、私は円君に関してはパンツの中身以外は知り尽くしているんだからね。みえみえのウソをつくのはやめなさい」

「人妻のあんたに、パンツの中身まで知られてたまるかっ!!オレは貞操観念強いんじゃ!!」

「はあっ?昔、『ほかのしょうもない男と浮気するより、後腐れない俺と浮気した方が、彼女にとってはいいんじゃないかな?』とか言って、相談してきたのは誰よっ!!」

―(T_T)→ サクッ

確かに昔、そんなことがあった気が・・・

「で、でも相談しただけで浮気の相手なんかしてないもんねえ~」

「それはあなたが高い貞操観念をもっていたからではなくて、オスとしての冒険心にかけていたからでしょっ!!」

「ふ、ふんっ!!悪かったな。オスとしての冒険心にかけていて」

「まあ、ゾウアザラシの雄みたいに、オスとしての冒険心だけでできてたら困るけどね」

くっそお~。

決して、みゆちゃんより頭が悪いわけではないのだが、なんかいつも言い合いでは負けている気がする(>_<)

「冒険心はなくても、精力はゾウアザラシのオス並なんじゃ(>_<)!!能あるタカはツメを隠す。能あるゾウアザラシも精力を隠すんじゃ!!」

「そう?今の言葉忘れないからね。彼女紹介してもらったときには、必ず訊かせてもらうから。円君はゾウアザラシ並の精力家なの?って」

「まて。私はゾウアザラシ並の精力家だが、ゾウアザラシのようにハーレムの維持に命をかけているわけではない。私の精力はヨガの秘法により昇華されて、お仕事他のクリエイティブな事に使用されているので、実際に女性に対して、その精力の総てを傾ける事はないのだ」

僕は昔、とある人に言われたことを思い出したのだ。「20代で結婚すると、毎晩でもやりたくなるものだ。でも、そこで我慢して週イチ、いや週二回くらいにしておきなさい。毎晩なんて求めると、浮気したときに、毎晩相手してやれなくなってすぐバレる。浮気してなくても、仕事やなにやらで考えることがいっぱいあり、そんな気分にならなくなっただけで、浮気してるんじゃないかと疑われる。夫婦生活を長くつづけていくのに大切なのは、『私の夫はタンパク』くらいにおもわせておくことなんだ。」

いかん。みゆちゃんに「精力絶倫」なんてチクられたら、この作戦が使えなくなる。というより、「なんでみゆさんがそんなこと知っているの?」なんて方向に話が転がらないとも限らない。そんなとき、昔、シモネタでこんな話をしたといって、信じてもらえるだろうか?

「あんたまた変に他人行儀になっているの自覚してる?進歩ないわねえ・・・」

だめだっ!!勝てない(-_-)

「どうでもいいけど、モトちゃんやタカくんにちゃんと連絡つけてよねっ。私の大事な友達のいわば社交界デビューなんだから。それからタカくんにタバコは吸うなっていっときなさいよ。明菜ちゃんをメーテルの時みたいな目にあわせたら、承知しないからね。あれから彼女、連絡なくなっちゃったんだからっ!!」

それはあなたが、どう考えてもタカさんが女性と意識できないような人物を紹介したからであり・・・・

「ちょっと。ちゃんと聞いてる?」

「聞いてますよ。」

「また他人行儀・・・」

だが、今回は言い合いにならずに電話は切れた。

僕はタカさんとモトちゃん夫妻に電話をして、日にちをきめた。


(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)


それから一週間後。

我が友チヒロから電話があった。

「で、ど~よ。こけしギャルは?」

「うまくいったよ。明菜ちゃんは見事に自分の殻から出て、今度みんなとシュガケンの店で一緒に食事することになった。これがうまくいったら、今度はキミや、魔女系にも紹介して彼女の友達の輪を本格的に広げるから」

「ふ~ん。それでどういう風にこけしだったわけ?」

「全体的に。個別にどこがこけしチックってわけではないけど、全体として見た時に、こけしに似ているとしかいいようがない。どこがどうってことは言えない」

「イメージわかないなあ」

「でも逢えばわかる。女の子を100人並べて、明菜ちゃんはこけしににてますという情報を与えて、誰が明菜ちゃんか当てさせたら10人中9人は確実に当てる」

「そんなにこけしなのか?」

「間違いなくこけしだ」

「人間なのに、非生物にそっくりなのか?」

「そうだ。みたいか?」

我が友は少し考えた。

「実は俺、結婚する事にしたから。」

「はあっ( ̄◇ ̄;) ?」


「いや、まったくいわんのも悪いと思って、おまえには温泉に行くとか、ナニゲに情報をリークしておいたのだが」

そういえばそんな事が・・・

鶴の湯での恐怖がトラウマになっていて、僕とは一緒に行きたくないだけだと思っていたが、確かに一人で温泉にいくような男ではなかった。我が友は。

「折角だから、彼女もつれていこう。俺もみゆちゃん他は、話は聞いていたが会ったことないし。結婚したらあまり出歩けなくなるかもしれんから、この機会を逃すと、一生会えんかもしれんし」

そっか。

しかし、結婚を僕に黙ってすすめていて、タダで済むとは思っていまいな?

(-_-メ;) 許さん・・・

「あ、いっておくけど、テーブルは別にするから。それも一番離れたとこに。なんかしでかそうとしても無駄だからな」

くっ!!

さすが20年近い友人歴を誇る男。

全部お見通しかっ!!

「まあ、いいや。とりあえずおめでとうといっておこう。そうか。俺はこけし少女の社交会デビューの立ち会いで、キミは婚約者とディナーか・・・やっぱお祝いをしてあげたいので、キミは別の日にしろ。三人で飯を食おう。キミと僕とキミの婚約者で。シェフに頼んでスペシャルな料理を用意してもらうから」

「いいや、キミと三人で食事するとしたら、それは式が終わってからだ。危険だからな。何を言い出すかわかったもんじゃない。おまえ、魔人ケンチ、かまやつの三人とは絶対に結婚式前に会話はさせん。しようと試みたら絶交する。いいな?」

そういうと勝犬になった我が友は電話を切った。

くっそお~。

忙しい、忙しいって、仕事じゃなくて、結婚の準備で忙しかったんじゃね~かっ!!

とにも、かくにも、こうして、「明菜ちゃん社交デビューパーティ(仮称)」の日取りはきまった。

我が友の婚約者発表の日もだ。

僕はシュガケンのトラットリアに電話してシェフを呼び出して、僕等のテーブルを予約した。

そして。

「ああ、それから、チヒロが同じ日に予約いれると思いますがテーブルは離してください。それから、彼の為にスペシャルメニューを入れておいてほしいんですよ。辛子がたっぷり入ったような、ヤバイ方にスペシャルなメニューですが・・・


(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)


そしてついに「明菜ちゃん社交デビューパーティ」の日がやってきた。

To be continue.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)

注:このストーリーはフィクションです。とりわけ今回の会話部分にはかなりの脚色が・・・

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