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2005.01.31

僕とヘルニア友人とみゆちゃんと(5)

みゆちゃんの依頼はつづく


「そうね~。身長は、こないだみたいな事はないわね。男の子の好きな150センチ台ね」

みゆちゃんが受話器の向こうで言った。

「男って150センチ台が好きなの?オレはもうちょい高い方が・・・」

この女、自分がそれくらいの身長だからって勝手につくってないか?

「うるさいわね。男は150センチ台の女が好きなのよ!!それくらいの大きさが、抱きしめた時に丁度頭のてっぺんが男の鼻くらいに来て、女性の方からしても男の胸の所に顔がきて、安心できるのよっ!!」

男も、女性の胸に顔をうずめると安心するぞ。

つまりみゆちゃんの、男は150センチ台の女が好きというのは、女、いや、自分の都合のような・・・・

でも僕はそれを黙って胸に納めた。

なんといっても悪魔系処女狩りの為の大事なミーティングなのだ。

6000円の深夜料金タクシー代を取り返すことができるかどうかがかかった、大事なミーティングだ。

「骨も細いの。まあ、円君的には好みなんじゃないかな?」

うん。女子校卒、処女。身長150センチ台。骨細。

「まあ、好みかどうかは別として、ごく標準的な日本女性ではあるね。ちょっと小さい気がするけど」

僕は言った。

「あのね?あなたの小さい気がするっていうのは、あなた個人の好みでしょ?外国で、なんで日本人の女の子の人気が、他の国の女性にくらべて高いかわかる?日本の女の子は小さくて、背が小さいってことは、比例してあそこも小さいから締まりがいいっていうのが、人気のうちなのよ。知ってた?」

「いや・・・・でも中国の北方いくと確かに170センチ台の女性は普通にいるけど、南のほういくと、日本人と同じくらいだし、タイとかの女の子も小さいんじゃないかと思うんだけど・・・・」

「はあっ?なんかうるさいわね!!何もそれだけが人気の秘密っていってないでしょ!!人気のうちっていってるでしょ?」

そっか。たしかにそうだ。

「で、髪の毛はどうなの?また長いの」

「ショートよショート。短いわよ。メーテルじゃないわよ。安心して」

150センチ台でメーテル髪っていうのは全身が髪の毛みたいで怖いからな。

「どう?今度は普通でしょ?28歳、150センチ台、骨細、ショートヘア、しかも汚れのない処女。彼女の、最初の男性の友人になってほしいの。文句ある?」

見事なまでに、前回とは逆の女性を見つけてきたな。

「まあねえ。でも、顔はどんな感じ?」

「・・・・・・・・・」

ん?なんだ?この沈黙は?

「すいません。顔はどういう感じなんですか?」

「顔?まあ、想像してよ。明菜ちゃんなのよ」

「明菜ちゃんなのは知っているけど」

だが、僕はこのとき、決して悪い方向にはとらえてなかった。

前回、あれだけきっちりみゆちゃんにも言ってあげたし、なんといっても、一流企業の面接をうけて、採用されているのだ。

たとえ、みゆちゃんが、明確にどんな感じといえなくても、それはみゆちゃんの表現力の貧しさに問題があるのであって、見栄えは良いとはいえないにしても地味なかんじとか、美人とか、かわいいとまではいえないけど、まあ、普通ってことだと思うのだ。

でも、肝心の顔の部分がブランクになってては、攻略のイメージがわきにくい。

「まあ、名前が明菜ちゃんなのはわかったけど、芸能人でいうとどういう感じ?多少なりとも顔のイメージがわかないと攻略方法もなかなか・・・」

「う~ん・・・」

みゆちゃんは考えていた。

「そっくりとかでなくて、なんとなく、誰々みたいな雰囲気っていうのでいいんだけど」

「こけし」

(-_-)?

「こけし?」

「そう、こけし」

「・・・・こけしって、あの民芸品なんかのこけし?電動とかではなくて?」

「あんたねえ~。私の友達をバカにする気?どこに電動こけしみたいな顔した女の子がいるのよっ!!それじゃ、目も鼻も口もないのっぺら坊じゃない!!私の友達は、のっぺらぼうの上、いつも頭をウインウインいわせながら回してるっていいたい訳?いるわけないでしょ!!そんな女の子!!バカじゃないの?」

みゆちゃんはキレかけていた。やばい!!

「冗談だよ、冗談。ちょっとシモネタふってみただけだって(^_^;)なにもそんなに怒らなくていいじゃん。だいたい、芸能人じゃないし。こけしは。具体的なイメージが欲しいのに、すごいおおざっぱなもん言われたこっちの身にもなってよ」

「ふんっ!!いい加減にしなさいよ!!相手は女子校卒の汚れのない処女なのよ?処女の友達を、電動こけしみたいな顔とか言われたら、いくら私だってキレるわよ!!」

それはそうだ。すまんかった。

「じゃあ、こけしっていうのは、素朴なというか、まあ、ぶっちゃけ、あか抜けないっていう意味でとっていいわけ?お化粧とかもあんまししない、色気のない感じ?」

「そうね。本とかは良く読んでいるみたいだけど。化粧はあんまししてないわね。あ、そうそう。そのせいか、肌はすごくきれいよ。やっぱり化粧しないと肌はきれいなのね。」

肌はすごくきれい

その言葉は、いたく僕の心を動かした。

本を良く読み、あか抜けないけど、150センチ台の身長で、骨細でショートカットで女子校卒で、一流会社の面接を合格して、10年つとめ、処女で、肌がきれいな明菜ちゃん。

これは、磨けば光る珠と僕は読んだ。

いや、絶対光る。

光らせてみせる!!

「わかった。じゃあ、焼き肉にしようよ。網の上の肉を一緒につまめば、なんとなく親しい感じになるし」

こうして僕と明菜ちゃんは、みゆちゃんの紹介で会うことになった。

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)


だからといって、僕がみゆちゃんの言うことを完全に信じたわけではない。

どんな時にも保険は必要だ。

友人同士は、苦労も喜びも分かち合ってこそ友人。

ぼくはヘルニア友人に電話をした。

「みゆちゃんがさあ~。会社の女の子紹介してくれるんだって。女子校卒で肌がきれいな処女だって。タカさん処女好き?」

「嫌いじゃないけど面倒くさい。おまえは好きなのか?」

「いや、全然だけど、みゆちゃんが、極端に男慣れしてないから、友達でいいからなってっていうからさ。やっぱこないだは悪かったと思うから、今度は一緒に素朴な女の子と食事しようよ」

「みゆちゃんの紹介だろ?本当に悪いという気持があるなら、おまえがまず見てきて、それなりにオッケーだと思ったら誘ってくれ。いきなりいくと『悪い』ですんでいたおまえの気持ちが『悪いX2』になる可能性もあるからな。こと女に関しては、俺はおまえの評価は信じても、みゆちゃんの評価は信じないことにした。」

「でもさあ、前回は100%みゆちゃんの評価に頼った結果、ああなったと思うんだよね。今回は、いうなればみゆちゃんの会社が保証している訳でしょ?この前みたいにタカさんを怒らせるような結果にはならないと思うけど」

「い~や。俺はみゆちゃんも、みゆちゃんの会社も信じない。おまえだけ信じる。だから必ず会え。あって帰ったら、すぐ俺に電話して報告しろ。ウソはダメだぞ。俺はそのあと、すぐみゆちゃんに確認の電話して、裏をとるからな」

ガチャンと電話はきれた。

ヘルニア友人の言葉は、僕を不安にさせた。

やはり初対面だから、可愛いか可愛くないかより、会話が成立するかどうかという問題もあるし。

僕は28歳の処女と話したことがない。

いや、あるかもしれないが、意識して話した事はない。

男はみんな狼!!みたいな、警戒心剥き出しでこられたら、どうすればいいのだろう?


僕は我が友チヒロに電話して事情を話してみた。

「あ?いいんじゃない?会ってみれば。ダメだったらダメで元々じゃん。」

「いや、そういうことを聞いているんじゃなくて、一緒にいってくれないかなと。」

「おまえな~。今おれが、毎日何時に帰るかしってる?11時だよ!!6時半の焼き肉屋なんて無理にきまってるだろ。今俺は社畜状態なのよ」

そっか。

まあ、いいや。

みゆちゃんもいることだし。

焼き肉のいいところは、手持ち無沙汰になったら、肉を焼けばいいということだ。

そうだ。いざとなったら肉を焼こう。

なんか話とか、あんまりはずまなかったけど、一生懸命肉をやいてくれた素敵な鍋奉行ならぬ網奉行という作戦でいけばいい。

翌日の晩、みゆちゃんから電話があり、金曜の夜に約束の焼き肉屋でという話になった。


(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)


約束の10分前に僕はついた。

時間になっても、二人はあらわれなかった。

さらに10分。

先にあらわれたみゆちゃんが、僕をみつけて、手をふった。

そして後ろを向いて、何か言っている。

明菜ちゃんも一緒にきているのだろう。

そして、確かに身長150センチ台。ショートカットで、骨細の感じの女の子があらわれた。

僕は学歴にはあまり興味ないので、女子校卒かどうかはどうでもいい。

処女かどうかは、当然確認できなかったが・・・・・

もう一つだけ、たしかにみゆちゃんの言うとおりだと確認できた事があった。

そう、彼女は、いままで僕がみたことがないくらいに・・・

どこがどう似ているとは、言えないのだけれども・・・

間違いなく、こけしに似た女の子だったのだ・・・


今日のイベントは、悪魔系処女狩りじゃなくて、悪魔系こけし狩りですかあ~ (;´д` )?

To be continue.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)

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2005.01.27

ゆんたくアクマちゃん25ーストレスの処理と育てる力ー

最近さぼりすぎではないかと言われている円です(-_-;)

「僕とヘルニア友人とみゆちゃんと」は四回で終わるはずなのに、なんで終わらないのだろう?と思い、残りのストーリーをチェックしたら、あと4回は続きそうなのがわかったわけで・・・・・

土曜日に円田島先生になっていたら、体力その他をめっちゃ消耗してしまい、日月はほとんど寝てしまったわけで・・・

今週末も「辛辣大四凶殺」という、悪魔チックな企画があるのですが、もしかして、来週の更新も・・・

そんなことは許されませんね(^_^;)

「28日後」というビデオも借りてきいるのですが、一週間レンタルできるので、「僕と~」を書き終えてから見るようにします。

「バイオハザード2」も「28日後」を見てから借りる事にします。

「辛辣大四凶殺」の模様も、挑戦者のDさんに書いてもらうことにします。

さて、こないだ微笑ましい事件が。

地方にすむ友人が、手みやげをいっぱい(?)かかえて、某知人の家に二泊三日の泊まり込みで、遊びに来ました。

年末色々とあった地方在住の友人は、年明けに旧友と旧交をあたため、ちょいと息抜きと思ったらしいのですが、どうも息抜きどころか、二泊三日の説教強化合宿になった模様。

まあ、私も詳細はきいてないので、言葉の端々からそんな感じだったのかなあ~と想像するだけなのですが。

私も「B型悪魔系」なんて書いてるんで、人の事はいえないのでなんですが、去年の凄まじいあばれっぷり(地方在住友人の)を考えると、説教の一つや二つはやむを得ないかとは思うのですが。

そして、初日の説教がすんだ翌日にも、これでもかとばかりに地雷を踏みまくる、よたよたぶりを見ると、まあ、説教延長戦もやむを得ないかと思うのですが。

だからといって、お互いムキになって、地雷のふみっこをしなくても(^_^;)

まあね、周囲は「仕事とか最近は大変だからさあ~。ストレス発散しようにもする相手がいないし、長年の友達だから、ついつい甘えてストレス発散のはけ口にしちゃったんじゃない?説教されてもしょうがない部分はあったわけだし。」と、自費で飛行機代払って、説教二泊三日の旅にでてしまった地方在住の友人にいってあげてますが。

大人になると、仕事やらなにやらで、ストレスがたまりまくってしまうものですが、年に一度か二度、遠方から尋ねて来てくれてるんだから、一晩は説教しまくっても、もう一晩は説教を早めに切り上げて、愚痴の一つもきいてあげたいものです(^_^;)

友達ですからね(^_^)

まあ、あまり反論しないでいた地方からの友人を僅差の判定で誉めてあげたいと思います。

私だったら一泊目は「自分が悪いししょうがない」と思うけど、二泊目もつづいたら刺すね。(冗談ですけど)

それはさておき。

仕事をしていく上で、ストレスをどう処理していくか?という問題は、非常に大事なわけです。

いろんな人がいますね。

社内で誰かに八つ当たりしたりいじわるすることで解消する人。

アフターファイブで派手にあそんで解消する人。

私なんかは、仕事が大変だったときは、もっぱらダイビング行ってました。

海のなかはいいですね。基本的に音というのは自分の呼吸音だけになるので。

重力からも解放されるので、当時は気がつきませんでしたが、なかなかいいストレス発散になっていたと思います。

(この話きいて、そうかダイビングだ!!と思うのは悪くないですが、いわゆる「100万ダイバー養成所」にはひっかからないようにしてくださいね。もういい加減潰れたんじゃ?と思っていたら、最近私の街の駅前でもビラ配ってて、びっくりしました)

周囲にいじわるしてたりすると、次第に社内の居心地が悪くなるものだし、派手にあそべば、変なおねえちゃんにひっかかって、お金が所用になり、取引先に賄賂要求したのがばれて、配置転換になったり、奥さんとうまくいかなくなって、仕事に影響したりするのは珍しくないので、私でも、取引先の担当者が派手にあそんでいるという情報をきけば、担当者が配置転換になった時のことを考えます。

ストレスがうまく処理できなくて、いつも女房に不機嫌だったりしても、やっぱり離婚なんかにつながるので、あまりに生真面目な担当者というのも、意外と要注意だったりします。

20代は仕事が良くできるってだけで「あいつはできる奴だ」っていわれるものですが、30代に入ると、仕事ができるだけでなく、激増するストレスを、うまく処理できる人間かどうか?という事は、取引先の担当者を見る場合(とりわけスポットの商売でなく、ある程度長期にわたるパートナー的な存在の取引先になってくる場合)けっこう重要な要素になってきたりします。

20代は所詮自分の事だけきっちりやっていけばいいのであって、そんなのは真面目に努力さえしてれば、誰でもそこそこの線はいくもんです。

でも30代に入ると、管理責任者として、部下の責任もふくめてとらないといけなくなりますから。

自分より優秀なくらいの部下ばっかしだったらいいんですけどね。

今は自分より優秀だったら、相手の歳が下でも、部下じゃなくて上司になってる可能性は高いですから、たいていは自分の部下というのは、「俺が自分でやったほうが早い!!」とか思うレベルの奴らに相場はきまってます。

まあ、親になって子育てしてみてもわかるもんだと思いますが、赤ちゃんから自分の手で育てた子供だって、親の要求を常に満たしてくれるなんてことはほとんどないわけです。

まして赤の他人の育てたガキが、自分の思い通りに動いてくれる訳がないわけで。

そこで、部下の育て方みたいな本が売れちゃったりもするんですが、こればっかりは誰でも努力すればゲットできるっスキルってなもんではない気もします。

そんななかで、育てる能力と同じくらいに、自分だけの責任から自分の仲間や部下の責任までとらなければならなくなっていくなかで、増え続けるストレスをうまく処理していくスキルが必須なわけで。

このスキルをしっかり30代の前半で身につけておかないと、40代以降は、自殺予備軍か、脱サラか、鬱病かってな事に。

子育てに疲れている人、どう考えても能力の足りない部下に毎日キレてる人。

どうやったら、ストレスを処理するスキルを身につけられるか、真剣に考えましょう。

人の育てかた?そんなものは、自分の奥さんや、ちょっと頭のよさそうな子持ちのママにきけばいいじゃないですか。

「子育てしたことで、学んだ事ってある?」って。

「どんなに手間暇をかけても、自分が思うようには育たない。子供ってそういうもの。親の気持ちがわかるようになるのに必要なのは時間なのかも」

私が最近親を見て、自分の若い頃を振り返って思うことですが。

それじゃ!!

see you (^_-)

P.S 「なんでそんなに立派な男ぶりなのにまだ独身なんでしょう?」ときいてくれた方へ。
「それはね、ストレスのあまり、一人部屋でナイフ投げしてる姿を他人に見せたくなかったからだよっ(>_<)」
でも、今はストレスがない仕事なので、結婚してもいいかと思っています(本当か?)


本日のBGM 環(たまき)音楽がでちゃうので自宅以外で見ている人は注意してね(^_^;)

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2005.01.23

ゆんたくアクマちゃん24ーお恥ずかしながらー

すいません。明日の「僕とヘルニア友人とみゆちゃんと」は都合によりUPできません。

いや、特別な事情があるわけではなくて、「B型悪魔系のキモチ」の方に、「円海VSげきぶ系セーラー戦士Ⅱ(実写番外編)」というのを調子にのって書いていたら、気力が尽きてしまいました。

まだ体調が完璧とはいかず・・・ゲホゲホ・・・(嘘くさい)

そんな訳なんで、今週は「円海VSげきぶ系セーラー戦士Ⅱ(実写番外編上、中、下&後記)をお楽しみ下さい。

恥ずかしながら大門バージョン公開中です。

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2005.01.17

僕とヘルニア友人とみゆちゃんと(4)

ぐったり疲れた夜から2日。僕がヘルニア友人に電話すると・・・・

翌日。そして翌々日。

ヘルニア友人は何も言ってこなかった。

みゆちゃんもだ。

みゆちゃんはともかく、ヘルニア友人の事は気になった。

すっごく 怒っているかもしれない(-_-)

僕はヘルニア友人に電話をかけることにした。

「もしもし。円だけど」

「あ?」

やばい(>_<)!!怒ってそうだ!!

「円です」

「ああ」

携帯の向こうでタバコに火をつける音がした。

家にいるようだ。

僕は単刀直入にきいてみた。
「もしかして、御機悪?」


「いいと思うか?」


「(-_-)・・・・・・・」

やばい・・・・

かなり怒っている。

1ヶ月くらいしてから電話すればよかった~っ(>_<)!!

とりあえずは僕も被害者面して(実際そうだし)同情を買うことにした。

「いや~。あのあと、電車が終電になっちゃって、タクシーで帰ったんだ」

「・・・・・」

うっ。ダメか?

「6000円くらいかかっちゃってさ~。ばっかみたいだよね?」

「・・・・・」

全然ダメみたい・・・

「で、」
「たしかにメーテルだったな」

ヘルニア友人がいきなり言った。

「そ、そ、そうでしょ?メーテルだったでしょ?」

「髪はな」

沈黙・・・・・

「そ、そうだね。髪だけだったけど、メーテルだったよね。みゆちゃんの言ったとおり

僕は「みゆちゃんの言ったとおり」の部分を強調した。

「おまえ、言わなかったよな」

「え?何が?なんか言い忘れてた?俺?」

みゆちゃんに怒りを振り向けるのには失敗したみたい(-_-;)

「髪はメーテルだけど、顔が鉄朗だって事をだよっ!!」

グッ・・・・・

ここは・・・ここはなんとかしなければ。少なくとも、言ったら帰られるから言わなかったとは気づかれないように・・・

「い、いやあ~。言ってもよかったんだけどさあ~。やっぱ珍しいじゃん?髪がメーテルだけど、顔が星野鉄朗ってキャラは・・・」

「・・・・・・・」

「い、言ってみれば、一人銀河鉄道999じゃん?一生記憶に残るコラボを先に話しちゃ悪いかな~と思ったんだよ(^_^;)」

「プッ」

「?」

「プププププッ!!一人銀河鉄道999?それは言えてる」

良かった!!笑いをとれたぜ!!

「でもさ~。タカさんも、あの煙は不味かったと思うよ?」

僕はちょこっとだけ攻撃に出た。

「ん?」

「いや、まあ、しょうがないかもだけど・・・」やっぱ下手にでよっと。

「だろ?」

「う~ん。でも、彼女も人間だし。あまり露骨に態度に出すのはかわいそうな気も・・」

「じゃあ、俺は失礼な事されていないとでも?」

「いや・・・別にそんな事は・・・それは彼女では、男としてちょっとという気持もわからない訳ではないけど、もうちょっと優しくしてあげても・・・」

「そういうおまえは優しくしてあげてたのか?彼女がイルカ行きたいっていったとき、誘ってやらなかっただろ?俺は煙に身を隠していても、みゆちゃんが、おまえに合図したのは見逃さなかったぞっ!!」

「いや、それは・・その・・・」

「俺だってなあ、たとえばおまえとみゆちゃんと三人で飲もうと約束していて、みゆちゃんが『友達と一緒なんだけど彼女も一緒でいい?』っていう話で、彼女と会ったら、煙に身を隠したりはしないんだよ。だけどな、こないだは、俺にいい女の子を紹介してくれるって話だろ?あれが俺に丁度良い女だと、おまえもみゆちゃんも思って紹介したわけ?」

「いや、僕は、実物みてなかったもんで、みゆちゃんは知らないけど・・・」

「みゆの奴、一体どう考えているんだ?」

「いや、多分だけど、みゆちゃんは同性の友達が少ないから・・・」

「俺はな、別に彼女が鉄朗顔だったから怒っている訳ではないぞ。また鉄朗顔だったから、煙に身を隠したのではない。彼女が俺にピッタリの相手だと思っているおまえ達に腹をたてていたのだ!!」

それは・・・

なんかこの数日の間にうまく理論武装したような気が・・・

「うっ・・確かにそれはそうだね。すまんかった!!でもおいら、実物は見てないから・・もし、事前に写真でも見ていたら、みゆちゃんにこれは無理っていったんだけど」

「俺はな、大好きな中山美穂みたいなのつれてこいって言っている訳ではないんだぞ?わかってるか?一緒に食事行ったり、映画見にいったりできる、普通の顔の女の子を紹介してくれと言っているのだ」

「いや、映画にいくくらいは・・・」

「はあっ?」

「いや・・その・・・」

「いけるのか?おまえは?泊まりでイルカにはいけなくとも映画くらいはいけると?」

「いや・・」

「いいか?おまえが答えやすいように言ってやる。ヨネクラおぼえているよな?ゼミの同期の。奴は男だが、おまえは奴と一緒に映画や食事にいけるか?友達として」

「ヒッ!!」

ヨネクラというのは、僕とヘルニア友人が大学3年の時のゼミの同期だ。

どんなかと言うと、、まずスパイダーマンの悪役ゴブリンを演じたウイリアム・デュフォーを想像してほしい。あの顔色を真っ白にして、唇を薄いピンクに。そして目を心持ち大きくしてウイリアム・デュフォーが目にはらんだ狂気を3倍増しにすればほぼヨネクラになる。

彼のでかい目はいつも狂気を孕んでいたのだ。あ、あと、頭はいつも寝癖。1限目に見ても、5限目にみても、寝癖ヘアーだ。寝てる時もそうなのかは誰も知らない。僕等が4年になる前に、壺売り宗教にはまってしまい、退学した幻のゼミ生だ。

「どうなんだよ?」

「いや・・・・無理・・・」

「だろ?俺の言うことは間違ってないだろ?容姿が人間の総てではないけど、ヨネクラは、見た目が思いっきりアブない奴だけど、やっぱ一緒に歩ける奴とそうでない奴がいるだろ?男女にかかわりなく?」

「ま、まあそうだね・・・」

「確かに態度に問題があったかもしれん。だが、情状酌量はされて当然だと俺は主張する」

「おっしゃる通りで」

「みゆちゃんに良くいっとくように」

「はは~m(_ _)m」


電話を切られてしまった(-_-;)

やっぱまだ怒っているみたいだ。

でも僕も多大な経済的損失を受けている。

なんか僕だけが怒られているのは納得できない。

僕はみゆちゃんに電話した。


「あら、円くん」

「・・・・・・」

「どうしたの?自分から電話かけてきて、黙り込んだりして」

くそっ!!みゆちゃんがわかっていないはずない。こいつ、とぼけまくる気だな?

「こないだのはひどすぎ」

「はあっ?」

うっ!!なんかこわいぞ?

「タカさんが怒っていたよっ!!」

僕はタカさんに責任をおしつけた上で怒りをみゆちゃんにぶつけた。

「メーテルじゃなかったっていうの?」

「髪だけじゃん!!顔は鉄朗じゃん!!」

「言ってないわよ。メーテルみたいな顔しているなんて」


「そりゃそうだけど」


「ほら!!あんた達が勝手に髪がメーテルなら顔もメーテルだと思いこんだんでしょ?そのシワよせを私にもってこないで。それより何よ。タカ君のあの態度。忍者にでもなったつもり?」

「いや、それは・・」

「そりゃあねえ、私だってあんたの最初のリアクション見たときにダメか?とは思ったわよ。だけどね、あれはないんじゃない?そりゃあ、美人じゃないかもしれませんけどね、彼女は私の友達なのよ?あんた達は、私の友達に対して、とってもとっても失礼な態度をとったのよ?あんな態度今までの人生のなかで、一度も見たことないわよっ!!あんたは私と私の友達を思いっきり侮辱したのよ?わかってるの?」

「ちょ、ちょっとまってよ。俺は少なくとも普通に話したじゃん。彼女も楽しく話していたじゃん。タカさんがくるまでは・・・」

タカさんすまん!!でもこのときのみゆちゃんの剣幕は、正論で対抗するにはあまりにも恐ろしく・・・・

「でも、私がイルカ誘ってって合図したのに誘ってあげなかったわよね?」


「い、いや、それは・・・イルカにも好き嫌いがあるからだよ(>_<)!!」

僕は自分でも訳のわからないことを口にしていた。

「はあっ?彼女はイルカに嫌われるっていうの?あんたイルカの好みがわかるの?あんたのお父さんはイルカだとでもいうの?」

あああああああ~っ(>_<)

「うるさいなっ!!ドルフィンスイムでは長い髪は厳禁なんだよっ!!昔、長い髪でドルフィンスイムやって、イルカに髪くわえられて、深い所につれこまれて、おぼれ死んだ奴がいるんだよ!!だけど髪の毛が自慢の彼女に『髪切れ』とはいえないから、誘わなかったの!!」

もちろんウソだ。イルカに髪をひきずられておぼれた人なんていない。長い髪はまとめればいいだけだし。だけど僕だってキレたいのだ。

いくらみゆちゃんが相手でも、一方的にキレられてたまるかっ!!すでにヘルニア友人にキレられているんだからなっ!!こっちは。

「そ、そうだったの・・・それは知らないで悪かったわね。」

僕のキレっぷりに、みゆちゃんはちょっと引いた。

「まあ、円君はがんばったわよ。タカ君がちっとも役にたたないばかりか、足をひっぱる中で。それは認めるわ」

「そうでしょ?がんばったでしょ?文句ある?」

「ないない。円君にはない。問題はタカ君よ」

「確かにあの態度は問題だったと思うけどさ。でもみゆちゃんだって悪いよ。タカさんはみゆちゃんがタカさんの好みは良く知っているからって信用して任せたのに。彼女はタカさんの好みからはずれてるじゃん。タカさんの態度は悪いけど、タカさんの信用を裏切ったみゆちゃんだって悪いよ」

「そ、それは・・・」

「タカさんだって、何も大好きな中山美穂みたいな子を紹介しろって言ってるんじゃないと思うよ。やっぱ、人に紹介するなら、もうちょっと平均的な所にしといたほうが」

「うっ・・・それはそうかもね。悪かったわよ。ちょっとだけ

ちょっとだけかよっ!!

「まあ、いいけどね。友達だから。今度から気をつけるように」

僕はエラそうにいうと、速攻で電話を切った。

長引くとまた反撃されそうだったからだ。


(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)


そして2ヶ月後。

みゆちゃんから電話があった。

「あのね。円君を見込んでお願いがあるのよ」

「なあに?」

「えっとね。私の友達で、28歳の子がいるんだけど・・・」

「メーテル髪なの(-_-)?」

「ははははは(^_^;)・・・違う違う。今度は紹介するって話じゃないのよ。お願いなの。円君を見込んだ」

「どんな」

「その子ね、高校卒業してから、うちの会社にはいったんだけど、うちは半官半民みたいなもんじゃない?勤めている男性もおじさんが圧倒的に多いし、女子校から、恋もしないうちに、いつの間にか10年たっちゃって28になっちゃったのよ。どう?悲しいと思わない?」

「ふ~ん(-_-)」

「な、なによっ!!テンション低いわねっ!!私はそれきいて可愛そうになったのよ。だって男と違って女の快感はエンドレスだもの。そんな喜びをまったく知らないで28になっちゃうなんて悲し過ぎると思うの」

「エンドレスなんだ。女の快感」

「そう。しかも男より10倍はいいわね。女の方が。まあ、エンドレスというのは、男がエンドレスでせめてくれればだけど」

おまえは男になった事があるのかと小一時間問いつめたい。

「でもね、彼女の場合、ともかく同年代の男の子と話した事さえあんまりないの。そんな状態だからいきなり男の間にでていってもダメだと思うのね。だから円君に彼女の友達になって欲しいの」

「はあ(-_-)」

「あんたね~っ。もうちょっと乗り気になれないわけ?28よ?そりゃあ、若さピチピチって訳じゃないかもしれないかもしれないけど、これから女として熟す良い頃よ」

「はあ(-_-)」

「しかも世間知らずで男なれしてない処女なのよ?処女。あなた処女の友達いる?」

「知らない。一々女の子に処女ですか?なんてきかないし。男の友達は絶対処女じゃないし。それにおいらはどちらかといえばSだと思うけど、事の最中に「痛い!!痛い!!」なんて絶叫された日には役立たずになっちゃうもん。きっと。処女嫌いかも」

「ね~ね~円君。少しやる気出してよ。こういうことなの。育てて欲しいのよ。清らかな乙女を。それなりに男の間にでてもいいように」

みゆちゃんは僕のウイークポイントをついてきた。

父性愛あふれる僕は「育てる」という言葉に弱いのだ。だが、この前のメーテル髪の彼女を思い出すと・・・・

「ん~。まあねえ」

「お願い。彼女に女の喜びを教えてあげてとは言わない。でも、ちょっとでも男慣れして男の子のなかでも自然に振る舞えるようになれるよう協力してあげて」

「会社の同僚なの?」

僕はみゆちゃんにきいた。よく考えればみゆちゃんが勤めているのは、だれでも知っている一流企業だ。当然そこの人事課が面接をして採用している。前回の鉄朗メーテルのような事はないかもしれない。

「そう。やる気になってくれた?」

「まあ、ちょっとは」

「やっぱり円君はたよりになるわあ~。彼女、明菜ちゃんっていうんだけど・・」

明菜という名前を聞いて僕の心は大きく動いた。中森明菜はデビュー当時から好きだ。

きちんとした会社の人事課の採用試験やら面接を受けて、採用された28歳の男慣れしていない処女。明菜ちゃん・・・・

僕は合弁パートナーの一部上場水産会社に出入りしてたが、地味目の水産といえども、流石に一部上場。若い子はもちろん、おばさんに至るまで、「ひどい・・・」と思うような女性はいなかった。これは、意外な拾い物かも知れない・・・

僕の心の中で、マイ・フェア・レディな炎が燃えあがった。

そして金色の瞳がゆっくりと開き・・・

《喰っちゃえ!!その処女くっちゃえ!!そして、あんな事や、そんな事や、こんな事も教え込んで、メーテル髪の彼女の時の損失を償うのだっ!!悪魔系処女狩りだっ!!》


「わかった。その話、受けるよ。具体的に教えてくれる?明菜ちゃんの事」


(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)


その時の僕は、数分前の低いテンションがウソのように、とびっきりのハイテンションになっていた。

この一言が、先行きヘルニア友人や、モトちゃんとその奥さん。そして我が友チヒロまでを巻き込んだ、大事件に発展するとは知らずに・・・・


To be continue.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)

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2005.01.15

ゆんたくアクマちゃん23ー不本意な出会いの時こそ、男の器量を

こんばんわ。

まあ、合コンでも、友達の紹介でも「これはね~だろ?」って思っちゃう時があると思うんですよね。男女ともに。

でもね、そういう時こそ、人間性が問われると思うのです。

だってさ、パチンコとか競馬とかやっても勝つ時もあれば負ける時もあるし、映画見にいっても、面白い時もあれば、寝ちゃいたくなるくらいつまらない時だってあるわけですよね?

ならば何故、合コンのときだけ、100%のヒットを期待してしまうのでしょうか?

素敵な女の子がいたときにそなえて、電話番号や、メールアドレス交換するまで、あるいは一気にホテルに連れ込むまでのシュミレーションしとくのはいいんですが、同時に不本意なメンツだった時、どのように振る舞うかもしっかりシュミレーションしておかなければ、合コンに参加する資格はないと思うわけです。

面白くない映画なら寝ちゃえばいい。パチンコ負けたら台蹴ればいい(蹴っていいものかどうか、パチンコやらない私は知らないけど)でも、合コンの場合、相手は人間ですからね。

それに、女の子集めてくれた人だって、今日はオールスターとはいかないけど、一人二人は、なんとか頼んで一軍いれたから安心と思っていたら、ドタキャンされたりして、オール二軍ていうこともあるわけで。(注:もちろん女性も一緒ですが)

ここは、目の前にいる相手が自分にとって、全然恋愛の対象にならなくても、一生懸命連絡とってくれた幹事に対してもきてくれた相手に対しても、無礼にならないように振る舞うのが、男の器量だと思うのです。

それに確かに今、目の前にいる異性は、あなたの意に添わないけれども、彼女の友人には意に添う人がいるかもしれません。

目の前にいる人は、あなたのエンジェルではないかもしれないけど、キューピットかもしれない。

そんな風に思ってみることができれば、それは立派な大人だと思うのです。

営業やっている人は仕事を思い出してください。

飛び込みでいって、いきなり部長とかに会えますか?

まずは担当者がでてきて、その担当者を丸めこむなり、納得させるなりして、そこではじめて決定権がある人がでてくるというパターンが多いはずです。

女の子達が、合コンとかで、あまり「なんだこの女共は?」って態度にならないのは、「今日のメンツダメだ」と思った瞬間、今はアフターファイブじゃない。まだ上司のオヤジギャグに笑ってあげる残業中なんだと、頭を切り換えるからかもしれません。

男子もメンツ見て、「(-_-;)・・・・」となったら、今日は得意先を接待する日だくらいの頭の切り替えをしてもいいと思います。

たとえば女の子を集めてくれた幹事自身、「今日はまずった・・・」と思ってる場合、あなたがそれでも一生懸命場を盛り上げようとしているのを見たら、次回も「あの人も誘ってね」となるでしょう。

完璧に盛り下がって当然な状況下で、場をもりあげる努力をしてこそ、男の器量が評価される。

私はそう思います。

ただ、幹事がみゆちゃんの場合は、その努力もかなり無惨な結末を迎えるのですが。

来週からは、そんな物語。

では!!

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2005.01.09

僕とヘルニア友人とみゆちゃんと(3)

僕とヘルニア友人とみゆちゃんの、銀座での長い夜がはじまった・・・・・

テーブルについた僕は、飲み物を注文し、みゆちゃんがすでにオーダーしておいた料理に手をつけた。

前の店では、しゃべるのに手一杯で、料理に手をつけるヒマがなかったのだ。

でも、もうヘルニア友人が来たから大丈夫。

僕は空腹を満たすべく、追加オーダーをして、ガンガン食べまくった。

ふと気づくと・・・・

周囲のざわめきのなか、僕等のテーブルは気まずい沈黙が支配していた。

その沈黙のなかを、時々みゆちゃんと、メーテル髪の彼女の声がする。

ヘルニア友人の声は「ああ」「うん」だけだ。

僕はヘルニア友人を見た。

彼は僕等の背後の窓に目を向けて、正面にいるメーテル髪の彼女の事は見ていなかった。

僕はみゆちゃんを見た。

苦々しい顔でヘルニア友人をちらりと見て、なんとかしろと僕に目配せする。

「あっ・・えっと、夏前に御蔵島にドルフィンスイムしに行こうと思っているんだ」

「あら、東京でイルカと泳げるの?」みゆちゃんがつなぐ。

「三宅島にいって、そっからマスクとフィンもってボートでドルフィンスイムにいくらしいんだけど」

「伊豆七島でできるんですか?」

気まずい沈黙に居場所をなくしていたメーテル髪の彼女も話しに乗ってきた。

「うん。夜、竹芝桟橋からでて、明け方早く三宅つくんだけど。で、当日は三宅でダイビングして、翌日日帰りで御蔵島にいくらしいよ」

「いいですねえ~イルカと泳げるのかしら」

「私も行ったことないけど、話聞く分にはけっこう近くまで来るらしいよ」

「いいなあ~ 私も行きたい」メーテル髪の彼女が言って、僕は思わず言葉をつまらせた。

「連れて行ってもらえばいいじゃない。うちも家族でいこうかな」

みゆちゃんが「誘え!!」という顔をする。

ちょっとまってくれ!!おまえ本当に家族でこれるんだろうな?僕が彼女一人を誘ったとなると、同行のメンバーのなかで、色々と問題がおこるんだぞ!!

「タカさんも行こうよ。イルカかわいいよ」

僕は保険の意味をこめてヘルニア友人を誘った。

「イカネ」

ヘルニア友人は冷たい目で僕をみると、凍り付きそうな無愛想な声で言った。

そしてポケットからタバコを出すと吸いはじめた。

一本・・・二本・・・三本・・・四本・・・

すごい勢いのチェーンスモークだった。

店の空調が良くないのか、彼の周囲は冗談抜きで、タバコの煙につつまれた。

姿が見えないのだ!!

「ゴホゴホゴホ」

メーテル髪の彼女が耐えきれずに咳をした。

「ちょっとタカ君!!」みゆちゃんが怒った声を出した。

「あっ?」

もの凄く横柄な声を出すとヘルニア友人は煙の中からみゆちゃんを見た。

「タバコ吸ってもいいからチェーンスモークはやめなさい!!」

「そう?」

ヘルニア友人はタバコをやめた。

「ねえ、円君。イルカはいつぐらいいくの?」

「ん?多分6月くらいじゃない?」

ヘルニア友人がウエイターを呼んだ。

「ウオッカ。ストレート。ダブルで」

僕もみゆちゃんもヘルニア友人の顔を見た。

すでに彼は、生ビールの中ジョッキを3杯は飲んでいる。

確かに酒には強いが・・・・

まさか酔い潰れる気じゃないだろうな?


(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

店を出たとき、ヘルニア友人は全然酔っていなかった。

僕とみゆちゃんは、心配そうな顔をして出てきた。

ヘルニア友人もだが、メーテル髪の彼女がうなだれるような感じになってしまったからだ。

その姿を後ろから見ていると、何か自分の体の中にムクムクと立ちあがってくるものがあるような気がする。

「あっ。俺、あそこで飲んでいくわ」

スタンドバーを見つけたヘルニア友人がいった。

「ん?じゃあ、俺も一杯だけ付き合おうかな?」

僕がいうと、みゆちゃんもヘルニア友人に説教するつもりらしく、「私も」と言った。

するとメーテル髪の彼女も「じゃ、じゃあ、私も」

こうして僕等はまた4人で、しずか~に店の外にでたテーブルを囲む事となった。

「ウオッカ。ストレート。ダブル」

四杯目だぞ。ウオッカのダブル。

流石に途中で、ヘルニア友人の顔は青くなり、目も据わって来た。

こ、こわい(>_<)・・・

みゆちゃんもメーテル髪の彼女の前でヘルニア友人を説教する訳にはいかず、黙り込んでいる。

僕も流石に話すネタがなくなってきた。

メーテル髪の彼女はますます居づらい雰囲気にしょげてしまっていた。

正面からそのしょげた表情を見ると、僕の中でムクムクと立ち上がってきたものは、おとなしくなった。

時間も真夜中になった。

ヘルニア友人がグラスを開けたと同時に、僕は会計を頼み、全額払った。

自分の分を払おうとする三人に「いや、もう電車の時間があるし、今度で」

そういって駅に急いだ。

ヘルニア友人達はみな地下鉄。

僕はJRだった。

上野まで来ると電車は終電になった。

僕はタクシーをつかまえ、深夜料金もコミで6000円近く払って家に帰った。

シャワーをあびて、ベットに入った時には、3時近かった。

「一体、今日はなんの為に・・・・」

僕は終電過ぎるまで飲む事はない。

11時過ぎて満員電車にのるのがイヤでタクシーに乗ることはあっても終電を逃して乗ることはない。

なんだか人生で最大の無駄な時間を過ごしたような気分になっていた。

8時間前には、メーテル髪に、心を躍らせていたのだが・・・・

To be continue.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)

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2005.01.08

新春キモチ祭りへの誘い

多分月曜日にはB型悪魔系が更新できません(-_-;)

1/8 訂正 「円海VSげきぶセーラー戦士!!」を整理してたら回復して、できちゃいました。9日朝に更新しますです

でも、これまでこっそり書きためていた「円海VSげきぶ系セーラー戦士!!」セカンドシーズンを、「新春キモチ祭り」として、一挙公開させていただきます

多分ごく少数の人をのぞいて「なんじゃそれは・・・」って感じだと思うので、ファーストシーズンのあらすじを下記に記すとともに、konnakanjiのここ(コメント欄含む)を参考に見ておいてからお読みください。

ファーストシーズンあらすじ

げきぶマーキュリー(WADAp)が知り合った親切な人円君。実は悪魔系。

段々その魔性を露わにしていくことに恐れを感じた、げきぶマーキュリーは、げきぶムーン(はりま)に助けを求める。
果敢に挑むげきぶムーンだが初戦は円にあえなく敗北。B型悪魔系のネタにされ、「げきぶマーキュリーのほうが付き合い長いのになんであたしが!!」と修行の旅に出る。

が、同時にげきぶマーズを新たなる刺客として円に送ることも忘れなかった。

しかし巫女系のマーズに対して円は攻撃せず従順に。(悪魔は人間を攻撃できるが、神及び神様に使える人にはハルマゲドンの時まで手出しはできないのだ)

その一方で、悪魔塾を創設し、げきぶマーキュリーの友人でぃえら君を洗脳にかかる。

復活したげきぶムーンは、げきぶマーズと共に再度円に挑むが、マーズとの戦いを避け、ムーンに攻撃を集中する円にまたしても破れる。

円はその勢いでげきぶマーキュリーをも攻撃。「うっ!!ついに私まで・・」。顔を青くするげきぶマーキュリー。

進む悪魔塾のでぃえら君洗脳。ムーンは新たにビーナスを召還しようとするが、それを見たマーキュリーには一抹の不安が。

「ビーナスは元々魔女系だし、ムーンも二度の敗北で裏切りそうだ!!マーズの前では円は良い子を貫いてるし(>_<)」

げきぶマーキュリーは切り札としてチビムーン(くろねこ)を未来から召還。円との戦いに供えるが・・

セカンドシーズン予告!!

何故げきぶムーンは円の妹を名乗るようになったのか?げきぶプルート誕生の秘密とは?そしてげきぶマーキュリーの孤独な戦いと、謎のAB型こうもり系でぃえら青年に隠された秘密とは?すべての秘密が明らかになるセカンドシーズン。一挙公開!!

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2005.01.04

あけましておめでとうございます

え~。

今日から更新しようと思っていたんですが、大晦日までのお仕事がたたっているらしく、体調不良気味です。

やっぱ限界までやっちゃうと回復には時間かかるみたい(-_-;)

一応厄祓いもすませてきたので、来週には更新できるかと。

そんな訳でとりあえずは、今年も宜しくお願い致します!!と述べさせていただきつつ、来週をお楽しみに!!

P.S でも微妙にやばい予感。もし無言で更新されなかったときは入院しちゃったと思って下さいね(-_-;)

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