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2004.11.07

老人ボケの直し方(3)

そして口に出すのもはばかれるビラビラ事件がおこった


とりあえず妹のベットでごろんと横になり家人の帰りを待つことにした。

大体母の友人のウチといっても、近所にあるのはわかってるが実際どこにあるかとなると、ちっともわからないし、僕はパチンコなんかもやらないから、駅で買った三冊くらいの週刊誌をめくりながら、皆が帰ってくるのを待つしかないのである。

夜、夕食を食べてから、アパートに行くと、そこは6畳一間に板の間のキッチン。

荷物は洗面用具と普段着が、サムソナイトの一番でかいスーツケースに入ってるだけで、船便の家財道具がつくまでは他にないし、まあ、いっか。

大学の時の合気道の先生も「人間立って半畳、寝て一畳」って言ってたし。

実家から借りた布団を敷き、寝ることにした。

隣は30代の独身女性が住んでいるときいたけど、9時頃帰ってくるドアの音がしたきりで静かなものである。

もちろん僕の部屋も静かだ。

なんたってテレビもラジオもその他諸々何もない。あるのはサムソナイトのスーツケースと実家からかりた布団だけ。

これからは、出張のない限りずっと日本だ。

なんてしあわせ。

コンビニは開いていて、僕の好きなチーズ、牛乳、スナック、カップ麺。なんでもある。

なんでもあるだけではなくて、24時間いつでも好きなときに買えるのだ。

水道の水はいつもきれいで、砂が混じってることなんかあり得ないし、当然そのまま飲める。

日本で生まれて日本で育った若者よ。

これがどんなに素晴らしい事かわかるか?

わからないで卒業式に国旗掲揚するななどと言ってる奴は、一度インフラ0のアフリカあたりの国にでもいって、その日一日の水を確保するのに2時間もかけて水場にいく生活をしてから言うように。

国がなけりゃ、(或いは国がすすむべき方向性を間違えれば)インフラなんて存在しなくて、動物のように飲み食いするだけのために、人生の大半を費やさねばならないのだからね

その辺の事も考えてモノ言うように。

最初の二年間、私と一緒に合弁会社を立ち上げた合弁相手の社長が、コーヒーフィルターで濾さないでお茶やコーヒーを飲んでいたため、日本に帰って人間ドックはいったら内臓が砂だらけだったなんてこともない。

夜中の2時にいきなり電話でたたきおこされ「もしもし」というと、客にあぶれた売春婦のおねえさんが「ねえ、私今、ヒマなの。そちらのお部屋にいって一緒にビデオみてもいいかしら?」なんて言ってくることもない。

(ホテル住まいだったころはしょっちゅうあった。馬鹿野郎~俺は旅行中の台湾人とは違い、公安の依頼受けたホテルの連中が24時間体制で監視してるんだよお~。おまえなんか部屋入れたら30分もしないうちに公安のガサ入れくらうんだよお~)

安全な国日本。きれいな国日本。ああ、日本人に生まれてよかった(^-^)

そんなことを考えてたら3時過ぎまで眠れなかった。

でも朝は5時に起きたね。

嬉しくてではない。

この部屋は隣の部屋と面した一面のみが、すべて壁で、その向かいはキッチン。

で、他の二方が夏に風が抜けるように、窓がある壁なのだ。

日の出とともに、カーテンのない僕の部屋も屋外同様明るくなった。

とても寝てはいられない。


(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)


翌日、家族の祖母に対する不満をめいっぱい聞かされた。

「このままじゃ寝たきりになっちゃうので、散歩くらいはしなさいというのだけど、毎日布団に寝たきりでぼおっとテレビを見ている」と母。

でもあの妖怪みたいな年寄りが外歩いていたら、世間的に大迷惑かと。

『仕事が遅くなって10時過ぎに帰って来て11頃お風呂入るとチッ!!とか部屋で舌打ちして、次の日おかあさんに「XXはもっと早くお風呂に入れないかねえ。夜中にうるさくてしょうがない」などと文句を言うのよ(>_<)』と妹。

父は、月の半分くらいは出張だし、日本にいても、接待があったり、早く仕事が終わればパチンコにいってしまうので、とりあえず被害はないようだった。

しかし一番笑ったのは母の話。

「医者につれていってくれというので、連れて行ったら、なんて言ったと思う?ビラビラ(大陰唇のことらしい)がおっきくなりすぎて、歩くと擦れて痛いからなんとかしてくれっていうのよ(>_<)」

祖母は70歳を越えているはずである。

ビラビラがおっきくなりすぎてって事は、祖父が死んでから、独り身の寂しさで、毎晩オナニーにふけってしまい、でっかくなっちゃったんだろうか?(笑)

「で、調べてもらったの?」笑いをこらえながら僕は言った。

「お医者さんも、そういわれればしょうがないから、調べたわよ!!」

70歳をとっくに過ぎたばあさんが、産婦人科の診察台に股広げるところを僕は想像した。中学校のころ、男子の半分は、できるなら産婦人科医になりたいと思っていたはずで、僕もそのクチだけど、ならないで良かったよん。

「で、やっぱおっきかったんだ。やることないから毎日オナニーでもしてたんじゃない?」

『そんなわけないでしょ!!「お母様の大陰唇はごく普通で、歩くと擦れて痛いというのは・・・」って笑われたわよっ(>_<)』

ゲラゲラゲラ(^O^)


「きっとあの人は、もう食欲と性欲と睡眠欲以外のものが麻痺してるのよっ!!だから70過ぎてそんな恥ずかしい事を口走るんだわ!!恥ずかしいったらありゃしないっ!!」

って、その人は貴方の実母なんですけど(^_^;)

「別に望んで生まれた訳じゃないわよっ!!」

そんな10代や20代の娘が言うような事を50過ぎて言わなくても・・・・

『うるさいわね!!あんただって、70過ぎた実の母親が医者に「ビラビラがおっきくなっちゃって、こすれて痛くて歩けません」って言うのを聞いたら、私がどれだけ恥ずかしい思いしたかわかるわよ!!』

って、その時そういうエロなんだかグロなんだか良くわからないこと言う立場になるのはあんたでしょ?

「くっ・・・・」

まあ、家族の不満はかわいそうといえばかわいそうである。

僕は5年間の中国暮らしで、使い道のない金がけっこうあったので、祖母に5万円ほどお小遣いとしてあげた。

「おばあちゃん、これで服でもかいなよ。いい服かったら、お出かけするのも楽しくなると思うよ。」

なんといい孫だ。

まあ、巨大ビラビラという素晴らしく面白い話きかせてもらったからって気持が大半だったけど、僕を可愛がってくれた祖父も、きっと喜んでくれているに違いない。


(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

アパートは二ヶ月くらいはいてもいいということなので、僕は有給休暇をとってパラオでダイビングする手続きを旅行会社に頼み、とりあえず不動産屋にいくことにした。

日本で部屋を借りたことがないので、我が友チヒロに付き合ってもらった。

「えっと、マンション借りたいんですが」

不動産屋のオヤジがいぶかしげな顔で僕等を見た。

「二人?」

「いえ、一人です」

オヤジがばさっと資料を出してきた。全部ワンルームだ。

「あのお~2DKか、2LDKくらいを考えているんですが。」

「なんでっ?!なんで一人でそんな部屋が必要なの?!」

オヤジは何故かキレていた。

当然、(今よりは)若い僕もキレた。

「あのねえ、申し訳ないんですけど、私、大学出てから、ずっと海外住まいでようやく日本に帰って部屋探しに来たわけですよ。日本じゃ一人暮らしはワンルームなのが普通かもしれないけど、海外暮らしが長かった私としてはあの狭さは耐えられないんです。それなりの稼ぎがあるから、そのお給料で借りられる範囲の2DKか2LDKの部屋さがしてるんだけど、問題あります?」

中国に住んでいたということは言わないでおいた。

「いやあ、そうでしたか、最近若い人が大きな部屋かりて週末パーティを開いて、その金で家賃払うっていうようなことが増えていて、そうなると苦情なんかで大変なんで・・・」

「じゃあ、事情がわかった今は問題ないですか?」

「はい。探させていただきます。とりあえずこちらなんかは・・・」

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

結局あれこれ探すこと一週間で、翌月から住む部屋を借りることができた。

で、出社を来月からにしてもらい、船で送った荷物がつくまではヒマなので二週間をパラオでスキューバダイビングして過ごすことにした。

ホテルについているレストランがチャイニーズレストランなのには閉口したけど、頼めばダイビングショップの人が食事につれてってくれるし、キッチン付の部屋だったので、近所のスーパーで、アメリカ製の缶詰やらなにやらの食材を買って自分で料理することもできた。

ラブロマンスこそなかったが、4月に休みとれる人は日本ではまずいないので、お客さんも少なく、何日かは貸し切りのような状態で毎日3本潜ったので、ダイビングの腕もなんとかサマになるようになった。

僕は満足して真っ黒に日焼けして日本に帰ってきた。

荷物をアパートにおいて、実家に夕食を食べにいくと、祖母がいなくなっていた。

「ん?俺がパラオいってる間に死んだの?」

冗談半分で母に聞いた。

「昨日入院したのよ」と母。

そしてゴミ袋をベランダからもってくると僕の前にドンとおいた。

「何?」

「見てみなさいよ」と母。

みてみると、ゴミ袋の中には、鶏肉やら、豚肉とかかれたシールが貼られたスーパーのトレイ。それにお菓子の袋、団子やら、どら焼きやら、その他諸々の食べ物の包装紙があった。

「あの人はねえ~あんたからもらった5万円で、こんなにお菓子やら肉やら買って、しかも冷蔵庫に入れると私にばれるから、私たちが帰ってくるころにはコッソリ自分の部屋に隠したのよ。で、昼間自分で料理して食べてたの。道理で最近お弁当が残ってると思ってたら、こんなことを・・・」

「それはわかったけど、どうして入院してるわけ?」

「冷蔵庫に入ってればともかく、常温の自室においておいたから、なんかが腐ってたんでしょ。酷い下痢して、お腹が痛いって騒ぐので、入院させてもらったのよっ!!あんたが、お金なんか渡すからだからねっ!!」

「そんなこといっても・・・」

「だからあたしが言ったでしょ!!あの人には、もう、食欲と性欲と睡眠欲しかないんだって!!あの人は歩く人間の三大欲望なのよっ!!」


(-_-)(-_-)(-_-)


何度もいいますけど、それってあなたの実母なんですけどね。


To be continue.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)


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