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2004.11.03

老人ボケの直し方(2)

妖怪か?人間か?五年ぶりに日本に戻った僕を襲う恐怖・・・


祖母が実家の僕の部屋にひっこして1ヶ月。

父が中国にやってきた。

「おじいちゃんが死ぬ時、頼むっていったのはしってるけどさ~。なにも律儀に引き取らなくてもいいんじゃない?子供6人もいるんだからみんなでお金出して老人ホームとか入れちゃえば」

可愛がってもらった記憶のない孫は薄情である。

まして自分の部屋が犠牲になるとなればなおさら。

でもこれも因果応報。

孫を可愛がっていれば歳を経て孫から大事にされ、孫を可愛がらなければ、道ばたでみかけたホームレスの人よりはちょっとマシな扱いである。

『でもなあ、おまえ、入院してるおばあちゃんをどうするかであの家が会議したときのこと知らないだろ?おばあちゃんが「私の子供達は何にもしてくれない」ってほかの患者さんに言っていたという話をきいて「ケッ!!俺達を育てたのはオヤジとXXちゃん(子供のころの住み込みのお手伝いさんらしい)じゃねーかっ。お袋なんて犬っころと一緒で、俺らを産んだだけだろ」って兄弟そろって言ってるんだぞ?まあ、ああいう人だから子供にも孫にもすかれていないのは当然としてもだなあ・・・・俺は思わず、ウチで引き取るっていっちゃったよ』

「お袋なんて犬っころと一緒!!」

流石の僕もこれには言葉を失った。

まあ、母方のおじさん達は父方とは違って、まっとうな人たちだし、そういう人達が良く言わないのは当然といった性格の祖母だが、「犬っころと同じ」はちょっと酷すぎでは・・・・・

ある意味、まさにサンノブザビッチ!?

「まあ、そういう事なんで、おまえの部屋は譲ってやってくれ。といっても、もう使っちゃってるけどな」

(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)(-_-)

そして1年。

ついに僕は5年間の中国での勤務を終え、日本に戻ることになった。

家財道具は20フィートコンテナで日本におくる手配をして、ファーストクラスで香港を経由して帰国した。

荷物が通関切って引き取れるようになるには1ヶ月以上かかるのでそれまでに住処を見つけなければならない。

当面は実家の近くの母の友人の家の二階二部屋がアパートになっていて、一部屋空いてるということで、1ヶ月だけ敷金とか礼金なしで住ませてもらうことになっていた。

香港で一泊して、午前中の日本行きに乗ったので、家には3時頃についた。

チャイムを鳴らすとドアが開き、やせ細った化け物のような老婆が顔を出した。

祖母らしい・・・・・

あるいは『恐怖新聞』に出てきた悪霊?(顔が似てた)

僕の記憶にあるのはでっぷりと太った体格のいいババアなのだが、凄まじくやせ細っている。

しかし、顔にはわずかに面影が・・・

うっ・・・よかった。ウチが狭い家で・・・

俺の部屋がなくて良かった。

こんな妖怪みたいな生き物が生息してる家には住めない。

っていうか、悪霊でなければ幽霊が出る家のほうが、数倍増しと思えるような妖怪ぶりである。

当然こんな時間には家には他に誰もいない訳で。

僕が部屋に入ろうとすると祖母が言った。

「どなた様ですか?」

「円だよ(^_^)」

「はあ?」

「円だよ(^_^;)」

「はあ?」

「円だよ(-_-)」

「はあ?」

ファーストクラスに乗ってきても、疲れるものは疲れる。しかも僕は5年もの月日を中国にささげ、ようやく今、日本に帰ってきたのである。

中国語なんかしゃべらなくても意志が通じる母国に帰ってきたのだ。

なのに・・・・・

自分のウチにはいるにも、日本語が通じてね~じゃないかっ!!

はっきり言ってキレた。

「おまえの孫の円だよ!!ψ`▽´ψ」

僕はスーツケースを玄関において、家に上がった

「孫?おまごさんですか?」

祖母はあわてた様子もなく、ぼお~っとした表情で僕を見ていた。


ばあちゃん、あんた思いっきりボケてるよっ!!

To be continue.

Uploads on coming monday!!

see you (^_-)


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