みのちゃんのココログ妖怪ハンター(ーその6ー)
ついに真の姿を現したみのちゃんの野望!!おそるべきみのちゃんワールドの最後の扉が今、開く!!
「この“完全に攻性の組織”を仮にオメガと名付けます」
みのちゃんのメガネがキラリと光った気がした。
「目的は、プロファイリングの結果、B級及びA級妖怪(系管理人)の被害が、甚大であるという場合に、彼らに対してあらゆる手段をつかって、心理攻撃を加え、被害を、それ以上拡大しないようにする。場合によっては、彼らのココログを閉鎖に追い込みます」
みのちゃんは静かに語り続ける。
「まず、スタッフですが、これは普通のスタッフではダメだと思います。妖怪(系管理人)に同情してしまうかもしれないからです。従い、オメガのスタッフは、妖怪プロファイリングの結果、妖怪(系管理人)により、自分のココログを閉鎖したくなるくらいの被害を受けている被害者から、選ぼうと思うのです。被害を受けている管理人を、トラックバックでオメガチーム独自のダミーブログに誘導する。或いはメールアドレスがあれば、それを通じて、妖怪ハンター機関から直接コンタクトをとってもいいです。」
「なるほど。妖怪系管理人に恨みがあるから、協力してくれやすいし、妖怪系管理人への攻撃もためらわないってことだね」僕は、思わず乗り気になって言った。
「そうです。僕はこの方式を“妖怪ハンター一本釣り”と名付けようと思います」
君は日本赤軍か?
「さらに、オメガチームは積極的に妖怪(系管理人)をかり出します。まず、オメガチームのダミーブログにメールボックスを設置して、一般の人から、妖怪(系管理人)情報を集めます」
なるほど。情報収集するわけだ。
「僕はこれを“妖怪ポスト”と名付けようかと思っています」
みのちゃんの鬼太郎姿を僕は想像した。うっ・・・妖怪が妖怪を・・・・
「それだけではありません。プロファイリングセクションと協力すれば、ネコに対するマタタビみたいに妖怪(系管理人)が寄って来やすいココログのパターンがわかるはずです。たとえば、弱った感じの女性管理人が運営しているココログとかです。オメガチームは、このデーターをもとに妖怪をおびきよせるココログサイトを立ち上げます」
もしやそれは・・・・
「妖怪囮捜査です」
やっぱり・・・・・
「でもさあ、肝心の攻撃方法はどうするのさ」僕は聞いてみた。
「大丈夫。ちゃんと考えてあります。まず、B級妖怪は打たれ弱いので、コメント欄から、彼のコメントだけ、スッパリ削除してやれば、状況を理解して引きこもり、一件落着となるはずです」
なるほど。それは一理あるな。
「あと、最近ココログにはアクセス解析機能がつきましたよね。それを利用してウイルスサイトや、スパイウエアサイトから、彼らのココログに出撃するのは?彼らのパソコンに物理的に攻撃をかける事が可能です」
「でもさ、ココログのアクセス解析は、3件以上ないとリンク元が表示されないって書いてあったよ」
「三件・・・・」みのちゃんのメガネがキラリとひかった
「きめましたよ円さん。まず、あのヒトをオメガチームに引き抜きましょう。そう、真夜中の暴君、“魔人ケンチ”さんです」
いや・・・それは・・・
「そして、ケンチさんと、僕と円さんで、同じウイルスサイトから、目標となる妖怪(系管理人)のココログに出撃するんです!!だいたい妖怪(系管理人)のココログは閲覧者が少ないのが普通ですから、必ず「どんなサイトだ?」と見ますよ!!そしたらウイルスでイチコロです!!」
まあ、ウイルス対策に疎ければだけど・・・
「決めました!!僕はこの攻撃をジェット・ストリーム・アタックと名付けます!!」
(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)
「あとね、円さんにだけ教えておきたい、必殺の攻撃技があるんです」
「な、なに?」僕はみのちゃんの半端でない迫力に正直気圧されていた。
「ききたいですか?」
「・・・・・・」
「ロード・オブ・ザ・リングですよ。しかも3。死霊戦士軍団の召還です」
まさか・・・あれじゃないよね?みのちゃん
「さすがですね。そうXXXXXXX、XXXXXXXX、XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX、XXXXXXX、XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX、XXXXXXXXXXXX」(文字化けではありません。この技は禁断の為表記できません)
「ダメだって!!その技は、私が知る範囲でも召還率100%なんだから!!しかも誰でもできる上、同じ技で返される危険もあるし、そんな技の使用が知られたら、ココログ全体が、とんでもない混乱に巻き込まれるぞ!!」
僕は「滝沢」にいることも一瞬忘れて大きな声を出してしまった。
「だから円さんだけです。僕だって常識ありますから。これはオメガチームの秘奥義とします」
みのちゃんは冷静に言った。
「まあ、ここまでの事は全部このフロッピーにテキストで入れてあります。で、僕たちのココログ妖怪ハンターが、順調に機能できるよう、円さんにお願いがあるんです」
「なにさ」僕は結構不機嫌になっていた。
「このフロッピーの内容を、円さんのB型悪魔系にupして欲しいんです。それで、このココログにトラックバックかけて欲しいんですよ」
furukawa.cocolog-nifty.com/blog/
「?」
「どうです?」
「あのね、みのちゃん」
「はい?」
「このココログは、誰のブログだか、知ってて言ってるわけ?」
「さすがですね。知ってましたか円さん」
「知ってるよ!!ニフティの社長の古河さんのココログだろっ!!こんなところに、なんでトラックバックかけるんだよ!!」
「円さんともあろうものが何を臆しているんですか。ココログ妖怪ハンターはココログの平和を守る為のものなんですよ?ココログサービスやってるニフティの社長に企画みてもらって、どこが悪いんです。古河さんが気に入って、ココログ妖怪ハンター機関をニフティ直属の機関にしてくれるかもしれないじゃないですか。そうしたら、運営費用もニフティからでるし、ヒーリングセクションも優秀なカウンセラー雇えますよ。オメガチームも優秀なハッカーやとって、スパイウエアの開発すればジェット・ストリーム・アタックで、完璧に妖怪(系管理人)の監視ができます。今や、PCは、“第二の心”なんです。いや、“心の物理的コピー”といってもいいくらいです。うまくいけば我々にとっても、ココログにとっても、ニフティにとっても、将来犯罪を起こしてしまうかもしれない妖怪(系管理人)にとっても、最高じゃないですか!!うまくいかなくても、古河さんに笑われるか、無視されるだけですよ。いいじゃないですか。知らないヒトにさげすまれようが笑われようが、関係ないですよ!!」
真っ白だよ。みのちゃん。
僕の頭の中は真っ白だ。
何も考えられないくらい真っ白だよ。
あまりに壮大すぎるプランだった。なんたって「ニフティ直属機関 ココログ妖怪ハンター」なのだ。しかも、みのちゃんの理屈はそれなりに正しいような気もする。
いつしかみのちゃんは「滝沢」のテーブルに肘をつき、手を口の前で組んでいた。メガネのフチがキラリとひかった
「円さん。やりましょうよ。妖怪ハンターシステムが完成すれば、需要は世界中に存在します。僕と一緒に電脳ワールドの新しい歴史をつくりましょう。伝説の傭兵部隊、ワイルドギースを越える伝説を、僕たちの力で、電脳世界に築きあげましょう!!」
「考えさせてくれ・・・・」
僕はそれだけ言うのが精一杯だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから3週間。僕はあえてこの問題を無視していた。僕にも個人的に、いろいろと頭を悩ます事があるわけで。だが、こうしてこのブログを書いていると、携帯がふるえた。みのちゃんからだ。
「円さん。例の計画は検討してもらえましたか?まあ、古河さんにトラックバックをかけるというのは、当面やらなくていいですよ。やっぱ実績つけてからでないと。とりあえず出来るところからはじめましょう。」
まだ、あきらめていなかったのかっ!!みのちゃん!!
「僕、ダミーブログの名前考えたんです。「ココログ妖怪ハンター 鬼武者が往く!!」っていうんです。僕はジャックで、ジャン=レノですが、円さんは明智左馬介=金城武でいいですよ。中国語話せるし。ケンチさんが参加表明してきたら松田優作の役あげましょうよ。どうです?とりあえず二人ではじめましょう。ココログ妖怪ハンター」
(-_-;)
あのね。みのちゃん。この場を借りて言っておく。やらないから。ココログ妖怪ハンター。
とってもおもしろい企画だと思うけど、僕はやらないんで。僕は明日から入院なんで、やりたければ君だけでやるように。じゃあねっ!!
「みのちゃんのココログ妖怪ハンター」END
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